2019.11.10

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婿と婿養子の違いって?メリットやデメリットも合わせてご紹介!

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結婚と言うと一般的には男性側の姓を名乗るいわゆる嫁入りの形を取るのですが、最近では働き方や考えも様々で夫婦別姓や男性が女性側の姓を名乗る婿入りをしてもらう場合、または男性を女性側の家族に迎え入れる婿養子の形を取る場合もあります。

戸籍上どちらの籍に入っているかで相続などの問題も出てきますので、結婚する場合は両家の家族で話し合いや理解を深めておかないと後々大きな問題に発展する可能性もありますので、安易や考えで決めないように注意しましょう。

結婚の形が多角化しているとはいえ、男性を女性側の家族に迎え入れる「婿養子」の形を取る方は少ないのではないでしょうか。
しかし近年では少子化が進み、跡取になる子供がいないなどの理由で婿養子として跡取りを迎え入れることも必要な状況になってきたのではないでしょうか。

「婿」と「婿養子」の違いについて

まずは「婿」と「婿養子」の違いですが、婿とは男性が女性側の姓を名乗ること(婚姻届けの提出のみ)を言います。
戸籍上は女性側の姓とはいえ、男性は女性側の親の相続権を得ることはできません。一方、「婿養子」とは男性が女性側の親と養子縁組をして(養子縁組届の提出)女性側の姓となった後に、女性と婚姻関係を結ぶ(婚姻届けの提出)ことです。

つまり婿養子になると女性側の両親と親子関係が結ばれることになるので、法律上女性側の両親の相続権が得られ、実子と同じ割合で相続することが可能となります。
婿養子になるための養子縁組は、女性側の親と配偶者の承諾を得られれば手続きは可能です。ただし結婚とは両家が関わってくることですので、婿養子を選択した場合のメリットやデメリットも含めきちんと把握しておく必要があります。

▽入籍と結婚についてはこちら

入籍=結婚ではない?入籍と結婚の正しい意味とは 

婿養子のメリット・デメリット

婿養子のメリットですが、いわゆる嫁姑問題がないことです。

妻と男性の実母との板挟みのなっても大きな問題にはならないようです。
また、女性側の家業に伴い跡継ぎとして婿養子に来てもらった場合も待遇面など配慮してもらえたり、結婚前の仕事はそのまま続ける場合でも収入の全てを生活費として入れなくても良いなど、跡取りとして迎え入れたという意味で優遇されることが多いようです。
相続についても女性側の親の相続権と男性の実の両親の相続権を得ることができます。そのうえ遺産相続人が増えたことで相続税控除額も増えるので、節税対策にもなります。

婿養子のデメリットについては妻の親に対する扶養義務が発生します。生活を維持するために経済的な余裕があれば可能な限り支援することが必要となってきます。
男性の実の親だけでなく、妻の親に対する扶養の義務が生じてくるので、家族で話し合っておかれると良いかと思います。

また、相続については良いこともそうでないことも相続するということになりますので、妻の親に借金があるなどの場合もそれを負うリスクを伴ったり、妻以外に実子がいる場合は遺産相続の際に相続人の数が増えるとともに、相続の割合が同じということも重なってトラブルに発展する可能性があります。
その上、妻と離婚したり妻が死別しても妻の親との養子縁組は解消されないので、扶養義務や相続の権利はそのまま継続することになります。

養子縁組の手続きや養子縁組の解消は手続きが必要にはなりますがいつでも行えますので、結婚のタイミングで決める必要はなく両家や親族とも話し合いの上で最終決定した方が、養子縁組が原因でトラブルに発展する可能性が低いと言えます。

結婚とは財産が関係することでもありますので、後々のトラブルを回避するために養子縁組は慎重に進めることをお勧めします。
様々な家族構成や生活環境が存在しますし、今後環境の変化に伴う問題も念頭において考えてみる必要があるのではないでしょうか。

婿養子の場合の結婚式について

以上のことを踏まえて、「婿養子」として迎え入れることになった場合の結婚式の流れを見ていきたいと思います。
すべての位置関係や順序が逆となりますので、ご注意いただく必要があります。

・結納金は新郎側から新婦側へ~3倍くらいを贈る
・招待状の宛名や結婚式会場・披露宴会場の看板、引き出物の熨斗は新婦側の名前を上(左)にする
・披露宴会場の高砂席、ゲストテーブルは新婦側が左で新郎側が右に位置するように配置する
・披露宴にて司会者が両家の名前を読み上げる際は新婦側を先にする
・親族紹介や主賓挨拶は新婦側からおこなう
・謝辞は新婦の父がおこなう

などが基本ですが、このルールに従わなくてはいけないというわけではありませんので、両家で話し合いをしていただければ良いかと思います。
婿入りについてはその理由も様々で、あまり公にしたくない場合などは結婚式・披露宴会場や司会者の方お伝えしておく必要があります。

ただし、婿入りについては出席いただく方にはお伝えしておくことが、招待する側の配慮ではないでしょうか。本人以外からの情報で知ることになったりするのは残念ですし、今後の関係にも影響を及ぼしかねない結果となってしまいます。

▽両家顔合わせについてはこちら

両家顔合わせを成功させたい!失敗しないための準備やマナーを徹底解説

婿養子のよくある勘違い

「婿養子」と聞くとアニメの「サザエさん」をイメージする方が多いのではないでしょうか。
マスオさんが肩身の狭い思いをしているような感じが画面から伝わってくるのですが、実はマスオさんは婿入りでもなければ、婿養子でもないのです。

しかしこの事実をご存知の方は意外に少ないように思います。現に私も「サザエさん」に出てくるマスオさんは婿入りだと勘違いしていました。よく観ればマスオさんの姓は「フグ田」であってサザエさんの結婚前の姓である「磯野」ではないのです。
このように妻の家族と同居=婿養子だと勘違いされる方もいらっしゃるのですが、様々な理由で男性が女性側の家族と一緒に暮らすこともあるので、勝手な思い込みはしないように注意しましょう。

とはいえ、同居なら尚更ですが、同居ではなくても婿養子となった場合は妻側の親と接する機会が多くなりますので、気を遣うことが大変だと感じる方もいらっしゃいます。

しかし、嫁姑問題のような大きなことにはならないケースが多いようです。女性側が男性側の嫁となるよりも円満に過ごすことができているので、このような観点からも、もしご自身に男性の兄弟がいないようでしたら、跡取りのことも考慮して結婚の際の一つの選択肢に入れても良いのではないでしょうか。

以前ほど結婚の形についてこだわる方も少なくなってきましたし、両家の話し合いで了承が得られれば、少子化による跡取りの問題の解消に繋がるのでは、と感じています。

▽婿養子の場合の報告についてはこちら

★結婚報告を控えたみなさまへ!結婚報告ポイント集★

戸籍について

ちなみに「婿入り」とは夫婦がそれぞれの戸籍から抜けて新しい戸籍を作るのですが、妻が筆頭者になり妻の姓を名乗ることを言います。ですので、妻側の親の扶養義務や相続の権利は発生しないのです。

「婿養子」になるとその義務が発生するために、男性側は実親の扶養義務などの問題も出てきます。また、結婚する時の届け出も「婚姻届」以外に「養子縁組届」も必要になるなど、手続きが多くなります。
「婿養子」には大変だというイメージがありますが、両家が円満に暮らせる点も多くあります。良く理解した上で、結婚の形態を決めるようにしましょう。

家業や跡取りなどの心配がない方は結婚する上で「婿入り」や「婿養子」の選択肢が今までなかったと思いますが、この機会に理解を深めてみるのも良いですね。
ご自身のお子さんが結婚する際に直面する問題になっているかもしれません。

また選択できない状況に置かれた場合にも、結婚の形態にはそれぞれ良い点もそうでない点もあり、結婚の形態自体に対する問題を問題として捉えるのではなく、どのようにしたらその問題を解決できるのかということを両家で話し合いを進めていける関係性を作り上げていけると良いのではないでしょうか。

「婿入り」や「婿養子」に関わらず、結婚は二人だけではなく両家が関わってくることですので、相手の家族に対する配慮や理解を示すことが必要となってきます。
関係性を良好に保つには我慢や忍耐も必要ですし、お互いに歩み寄ることが結婚生活を送る上での課題ではないでしょうか。
良いこともそうでないことも乗り越えていくためには、相手への理解や思いやりが大切だということを知っておいてもらえると、結婚に対する意識も変わってくるのではないでしょうか。
つまり問題が発生した場合でも、夫婦や家族で対応できることに繋がるのだと思います。

ここ最近では結婚をしなくても経済的にも精神的にも満足している方は多いように思います。
一人でいる時間も誰かと過ごす時間も自分で自由に決めて行動できる。そんな時代に結婚する意味とは何か考えていただきたいと思います。

好きな人が出来ればずっと一緒にいたいと思いますし、子供が欲しいと思うようになることは当然だと思います。
しかしその喜びを想像するのと同時に自由な時間が制限されたり自分で使えるお金も制限されたり、と我慢しなければいけないことも出てきます。結婚はせずに関係性を続けていくことはできると思いますが、家族というコミュニティに属したいという本能が働いて結婚という形を選択するのだと思います。

一人でいる時には孤独感を感じてしまいますが、誰かと一緒にいることで安心感を得られるはずです。

一つのコミュニティを築き上げることはとても大変ですが、誰かと一緒だからこそ辛い時も悲しい時もそれを乗り越えようと努力できますし、楽しいことや嬉しいことを一人ではなく皆で分かち合えることの素晴らしさというのは幼少期から学校の運動会での練習成果を発揮できたことや部活動などの活動を通して体験してきたことではないでしょうか。

それが家族というコミュニティとして機能させるためには結婚という選択になるのではないでしょうか。一人ではなく二人で過ごすからこそ生まれる新しい発見や喜びを感じることもできますし、困難も二人だからこそ乗り越えられることがあることは生きていくための大きな力となるはずです。
結婚をしなくても生活できる時代だからこそ、結婚する意味について考えてみることが必要なのかもしれません。

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