2017.6.27

結納とは|結納を行う前に知っておきたいキホン

結納・顔合わせ基礎知識
farny
486 views

結納とは?伝統ある結納ですが現在はどのように行われているのでしょうか?結納の歴史や由来、正式・略式から現在の結納まで基本的な知識をご紹介します。結納を行う前に知っておきましょう。

目次

  1. 結納とは「両家が婚約の印として品物を贈りあう儀式」
    1. 列席するのは新郎新婦本人+両親の6名
  2. 結納の由来は「結の物(ゆいのもの)と「言納(いいいれ)」から
    1. 💡 結納の品物や形式は地域により異なる
  3. 結納のスタイルは2つ|正式結納と略式結納
  4. 結納を行う場所は女性側の自宅やホテル・披露宴会場
    1. 1、料亭やホテル、個室のあるレストランや式場
      1. 挙式・披露宴とセットになっている会場も
      2. お互いの希望に合う雰囲気を選ぼう
      3. ホテルの結納プランを利用する場合
    2. 2、女性側の自宅
    3. 3、両家の中間距離
  5. 結納費用|会場総額費用は約14万円
    1. 食事会の費用負担は両家が折半することが多い
  • 最近の略式結納のスタイルとは
    1. ホテルや披露宴会場で「結納パック」を利用する
    2. 略式結納は結納と食事会を同時に行うのが一般的
    3. 💡 最近は顔合わせ食事会のみ行うことが多い
  • 結納品の意味や由来
    1. 結納品の数・内容・結納セット
  • 結納金とは
    1. 結納金の相場は30万~100万円
    2. 結納金をなしにすることも!アリ派・ナシ派どちらの意見も聞いてみよう
  • 結納返しとは
    1. 婚約記念品、結納返しをどうするか決めておこう
  • 結納や食事会の服装
    1. 女性は華やかなワンピースや和服、男性はスーツ等
    2. 必ず両家の格をあわせること
  • 結納までの流れ
    1. 1.仲人を立てるかどうか決める
    2. 2.  日取りを決める
      1. 両親にお日柄の希望を聞いておこう
    3. 3.両家のしきたりを確認、どちらに合わせるか決める
    4. 4.結納品の数、家族書の交換、結納金をどうするか決める
    5. 5.婚約記念品、結納返しをどうするか決める
  • 結納の進行について
    1. 仲人がいる場合は仲人が行う
    2. 仲人がいない場合は両家の父親が進行役に
    3. 1、両家が集合する
    4. 2.男性側女性側の順に入室して、結納品を飾る
    5. 3.両家挨拶
    6. 4.はじまりの挨拶
    7. 5.男性側の結納品を贈ります
    8. 6.女性側が目録をあらためます
    9. 7.女性側が受書を渡します
    10. 8.女性側の結納品を贈ります
    11. 9.男性側が目録をあらためます
    12. 10.男性側が受書を渡します
    13. 11.男性側の父親が結びの挨拶をします
    14. ホテルの結納パックの場合、会場スタッフが進行を務めることも
  • 結納金を受け取ったら|新婦の家で使い道を考えよう
  • 結納後の結納品はどうしたらいい?
  • 結納とは「両家が婚約の印として品物を贈りあう儀式」

    結納とは

    結納は、日本の伝統的な婚約の儀式で

    結婚を約束した男女が婚約の印として品物を贈りあうこと。

    結婚が家と家との結び付きであった頃から続くもので、互いに縁起物や現金などを贈り合い、両家の縁を結ぶ意味があります。そのため結納は「交わす」と表現されます。

    列席するのは新郎新婦本人+両親の6名

    結納は、両家の代表として両親、そして本人が列席します。結納は本人だけで行うものではありません。

    どうしても両親が出席できない場合には、叔父叔母、兄姉夫妻など名代となってくれる人を立て、両家から本人以外に2名ずつ、合計6名で結納を行います。兄弟姉妹を同席させたい場合には、結納後の食事会からということになります。しかし両家が納得して行う形式であれば臨機応変に対応しても構わないとするところも多いようです。

    結納の由来は「結の物(ゆいのもの)と「言納(いいいれ)」から

    昔は両家が婚姻関係を結ぶ際に男性が酒肴を持って女性の家を訪れていました。その際の酒肴が両家を結ぶ「結の物(ゆいのもの)」と呼ばれ、また、結婚の申し入れを「言納(いいいれ)」と呼んでいました。

    それらが時代とともに変化して、「結納(ゆいのう)」になったとされています。持参した酒肴が結納品となった名残として、現在も結納の品目にはコンブやスルメが入っています。

    💡 結納の品物や形式は地域により異なる

    結納の品物や形式には地域により特色が見られます。関東を中心に結納の多くは男性側、女性側が共に結納品を贈り合います。両親や親戚にどういった慣習やしきたりがあるのかを聞いて調べておきましょう。

    結納のスタイルは2つ|正式結納と略式結納

    結納とは

    現在行われている結納のほとんどは略式結納。

    ■正式結納とは

    仲人が両家を行き来し、結納品を届けるもの。伝統的な慣習がある地域などではこの正式結納で行われることがあります。

    ■略式結納とは

    両家が一箇所に集い、そこで結納品を交わすもの。仲人もおらず、結納品の品目が簡略化されることもあります。現在は、結納というとほとんど略式結納のことを指します。

    詳しくはこちらで説明しています。略式結納と正式結納の違いについて知りたい人はご覧ください▼


    結納の正式な流れとは|略式結納と正式結納って?

    結納を行う場所は女性側の自宅やホテル・披露宴会場

    結納,とは

    略式結納の会場となるのは、女性側の自宅、ホテルや専門会場、料亭など様々です。

    1、料亭やホテル、個室のあるレストランや式場

    略式結納でよく使われている場所は、料亭やホテル、式場や個室のあるレストランなどです。結納プランを打ち出している会場は、結納に慣れたスタッフがいるため、両家ともに初めての結納でも安心です。

    挙式・披露宴とセットになっている会場も

    料金面では補助が入るプランは高めの設定になりがちですが、同じ会場で挙式・披露宴を行うことで特典や割引などが付く場合もありますので、結納だけではなく、挙式・披露宴も含めて、会場選びをするとよいでしょう。

    お互いの希望に合う雰囲気を選ぼう

    ホテルや式場などでは、曜日によっては一般の宿泊客やレストラン利用客、披露宴のゲストなど様々な人が出入りします。気になる会場があったら一度下見にいきましょう。料亭は格式のある雰囲気が結納にふさわしいと好まれ、また、個室のあるレストランならアットホームな雰囲気に人気があります。お互いの希望に合う雰囲気やプランなどから候補となる会場やプランをいくつか選んでおきましょう。

    ホテルの結納プランを利用する場合

    ホテルの結納プランを利用する場合には、食事会の料金はプランに含まれているケースが多いようです。料亭などで別途食事を頼むときにはひとりあたり1万円程度が相場です。和洋などのジャンルについては両親の希望や好みを聞いておくとよいでしょう。結納後とはいえ、結婚前でもあるため、大皿料理や鍋料理などのように取り分ける形式の料理ではなく、ひとり分ずつ配膳される料理が適当です。

    2、女性側の自宅

    略式結納ではホテルや料亭を利用するケースが増えているものの、女性宅に両家が集まり結納を行うケースも少なくありません。男性側が女性側へ足を運ぶのが慣わしです。

    このとき注意したいのは食事会の場所。女性側の自宅で結納を行ったあと、引き続き自宅で食事会をしても構わないのですが、女性側の負担への配慮からも食事会は移動して行うケースが多くなっているようです。

    結納会場とは別に食事会の席を設ける場合には、結納後の食事会であることを予約時に伝えましょう。ふたつに割れる割り箸は使わないなど祝い膳にも縁起を担ぐ気遣いがありますので、食事会はできるだけ予約しておくことをおすすめします。

    3、両家の中間距離

    現在は両家の中間距離にある会場やお互いが利用しやすい会場を選ぶことが多いようです。交通の便の都合で一方にのみ宿泊などが必要となるようなケースでは、結納に係る費用の分担について気配りが必要です。

    結納費用|会場総額費用は約14万円

    結納,とは

    自宅以外を会場にした場合、結納の会場代や食事代などが必要となります。結納と食事会を合わせた結納の会場総額費用は平均で14.2万円です。

    食事会の費用負担は両家が折半することが多い

    食事会の費用負担については、結納を受けた女性側がおもてなしをするという意味合いも含まれているため、元来は女性側が負担していたようですが、現在は両家が折半することが多くなっています。どちらが分担するかを決めたら、費用を両親が出すのか、本人が出すのかについても事前に相談しておきましょう。

    最近の略式結納のスタイルとは

    結納とは

    ホテルや披露宴会場で「結納パック」を利用する

    ホテルや挙式・披露宴会場では、顔合わせや結納のプランとして「結納パック」が用意されていることがあります。

    結納会場はもちろん、結納品、結納返し品、結納後の食事と結納の儀式におけるスタッフの補助などがセットとなっていて、大変便利です。中には結納の進行をスタッフが務めてくれるプランもあるようです。

    そのほかにも記念撮影や着付け、ヘアセットなどをオプションで付けることができたり、同じ会場で挙式・披露宴をすると特典が付いたりすることもあります。何より、事前の準備から当日に至るまで、専門のスタッフに相談できる上に、当日は希望により手伝いや進行が付くことに対する安心感は大きいはず。一方で自分達で用意するよりも費用は高くなります。

    略式結納は結納と食事会を同時に行うのが一般的

    結納を一か所で行う略式結納では、両家の両親と本人が集う機会として、結納後に食事会を開いて親睦を深めることが一般的。仲人を立てないため両家親族だけのアットホームな食事会になることが多いようです。

    💡 最近は顔合わせ食事会のみ行うことが多い

    現在行われている結納の形式は、正式結納より略式結納が主流です。正式結納では両家の自宅を結納の場として、両家の間を仲人が往復して結納の儀式を行っていましたが、時代とともに略式結納が主流となり、仲人を立てずに一つの会場に一同が会することで、結婚の前に両家の親族が顔合わせをするという意味合いが強くなってきました。

    そのため、結納に代わって結婚前に親族が顔合わせをする機会として顔合わせ食事会が設けられるケースが増えています。

    結納を行わない理由としては、

    • 必要性を感じない
    • 互いの実家が離れている
    • 結納は堅苦しくて面倒
    • 両親も結納なしに賛同してくれた

    などが挙げられるようです。少なくなったとはいえ、婚約という結婚に向けてのけじめの儀式として結納を行う人は一定数います。結納を行うかどうかは、両親の意見を聞き、ふたりで相談して決める必要があります。

    結納品の意味や由来

    結納とは

    婚礼に際して贈り物をするという慣わしは、中国から伝来したもので、「納采(のうさい)」とも呼ばれていました。日本では、仁徳天皇時代に皇太子が妃を迎える際に行われたのが、文献に残っている最も古い納采だと伝えられています。このときの結納品の記録は定かでないようですが、その後の安康天皇時代には、皇子の妃を迎える際に結納品として貴重な玉飾りの冠を贈ったことが記されています。

    時代とともに結納の方法や品目は移り変わり、地域などによっても違いがあります。江戸時代は武家で行われていた結納品(真綿や帯、するめ、酒など)にならって庶民も結納品を用意していたようです。昭和の頃は戦争で結納や婚礼ができないときもありましたが、戦後になって現在のような結納の方法や結納品が定着してきたようです。

    結納品の数・内容・結納セット

    結納品にも地域性があります。関東の正式結納の品数は9品です。

    1. 長熨斗(ながのし)
    2. 目録
    3. 金封(御帯料、小袖料などと表書きした結納金を指します)
    4. 勝男武士(かつおぶし)
    5. 寿留女(するめ)
    6. 子生婦(こんぶ)
    7. 友白髪(ともしらが)
    8. 末広(すえひろ)
    9. 家内喜多留(やなぎだる)

    こちらの9品を贈ります。

    略式結納だと

    7品(9品から勝男武士、家内喜多留を除く)

    5品(9品から勝男武士、家内喜多留、寿留女、子生婦を除く)

    と品数が減ります。

    関東の場合は結納品をすべて1つの白木台に並べます。関西の場合、高砂人形や婚約指輪などを加えて13品、21品という地域もあり、飾り付けも豪華です。目録が品数に入らない地域もあります。結納品ひとつひとつに立体的な水引飾りを付けた台に載せます。九州では家内喜多留は現金ではなく角樽を贈り、鯛や茶葉を持参する慣習のある地域もあります。

    結納品についての基本が知りたい方はこちらで。実際に選ぶ前に知っておきましょう▼


    結納品の数や内容|選ぶ前に知っておきたい結納品のキホン

    結納セットは結納にそのまま使える結納品や小物をセットにしたもので、ブライダルサロンや百貨店、専門店、結納プランのあるホテルなどでも取り扱いがあります。インターネットで注文できる店もありますのでぜひ調べてみましょう。こちらで詳しくご紹介しています▼


    結納セットとは?男性が用意する結納品と女性が用意する結納返し

    結納金とは

    結納とは

    結納金は、江戸時代末頃から結納品の一部が嫁入りのための準備金として現金で贈られるようになったものです。

    結納金については、贈る側である男性側主導で金額を決めていくことになります。希望の金額を聞くことは失礼になりますが、女性側からの結納返しで現金を男性側へ贈る場合や相場と大きく異なる金額を予定している場合には、先に結納金の金額をそれとなく伝えておく必要があります。

    また、現在一緒に暮らしている家族の氏名や続柄を記した家族書を交わすケースもあります。家族書の交換は、結婚が家と家との結び付きであったことに由来するものです。家族がふたりの結婚に賛成している証だとする説もあります。家族書を交わす場合は、両家で贈り合うことになりますので、準備の都合上、あらかじめ相談しておく必要があります。

    結納金のしきたりについて不安な人はこちらで詳しく▼


    結納金の意味と由来|相場・使い道・結納金をなしにしたときは?

    結納金の相場は30万~100万円

    結納金の相場にも地域性がありますが、100万円を目安に包む人が多いようです。100万円以上を包む場合には桐箱に入れて贈ります。結納に係る数字には奇数が好まれます。偶数はふたつに割り切れてしまうことから、縁起を担いでいるためですが、キリのよい数字や漢数字で末広がりの形である「八」などは縁起がよいとして好んで使われています。そのため結納金も、30万、50万、70万、80万などの金額がよいとされています。


    結納金の相場って?結納についての慣例や金額のマナーとは

    結納金をなしにすることも!アリ派・ナシ派どちらの意見も聞いてみよう

    結納の簡略化の流れにともない、結納金をナシにするカップルも増えています。アリにするカップル、ナシにするカップル、それぞれの意見をご紹介します。結納金について、どんな風に捉えればいいのでしょうか?


    結納金はなしでもいい?アリ派・ナシ派それぞれの意見と捉え方

    結納返しとは

    結納日には、男性側から女性側へ贈る結納と、女性側から男性側へ贈る結納返しが行われます。結納返しは、男性側からの結納金に応じてその半額を返す地域や、1~3割程度を返すという地域、結納だけで終わり、結納返しいう慣習がないという地域など様々です。

    結納返しは結納と同等または少し控えめにすることがマナーとされているため、結納返しを行う場合には、事前に結納品の数や結納金などについて、釣り合うように打ち合わせをしておく必要があります。仲人を立てる場合には、結納品や結納金の調整などは仲人が行うものでしたが、仲人を立てない略式結納が主流となっている現在は、本人同士が両親とも相談しながら事前の調整を行っていくことになります。

    婚約記念品、結納返しをどうするか決めておこう

    すでに贈られている婚約指輪を結納でも使いたいと男性側が希望するケースもあります。すでに贈られているものを結納で再度贈られることに抵抗を感じるという人もいるようですが、結納での婚約記念品は、贈呈する意味合いよりも両家へのお披露目という意味合いが強くなります。婚約指輪は、男性側の両親は実物を目にしていないことが多いため、結納の席で披露すると喜ばれるようです。関西では結納品の中に婚約指輪が含まれている形式が定着しています。

    結納返しについても同様です。結納返しの品の中にも、現金ではなく、スーツや時計、カメラなどの男性に贈る品物を婚約記念品として添えることが増えてきました。現物が大きなものであれば、例えばスーツの場合はお仕立券を結納品として用意し、目録にはスーツ一式と記すと結納返しをスマートに行うことができます。婚約記念品に合わせた水引などの飾り付けも用意してもうことができますので、遠慮なく相談してみましょう。

    結納返しについては、行わない地域もあります。関西では結納は男性側から女性側に一方的に贈るものであり、結納返しという考えがない地域があります。また、結納返しの金額を最初から減額して結納金を贈り、結納返しそのものを行わないという合理的なケースも増えてきました。時代とともに結納の形式や結納品選びも現実的・合理的になっています。互いによく相談して結納品に婚約記念品を加えるかどうか、また、結納返しを行うのかどうか決めておきましょう。


    結納返しとは|相場・品もの・結納返しをしない理由

    結納や食事会の服装

    結納,とは

    女性は華やかなワンピースや和服、男性はスーツ等

    結納は改まった儀式ですので、基本的にはフォーマルで、きれい目な服装を選びます。

    夏場でも肌の露出は控えます。女性本人の服装は、振袖や華やかなワンピースがおすすめです。フォーマルウェアは黒が基本であるため、男女ともに黒の服装になってしまうと葬儀の印象にも繋がりかねません。結納は慶事です。男性に比べて、服装で華やかさを出しやすい女性本人は、派手にならない程度に華やかな色合いの服装を選び、会場に華を添えるようにしましょう。

    男性はビジネススーツでもOKです。女性本人の服装に合わせて、ブラックフォーマルがよいのか、ダークカラーのビジネススーツでもよいのかを選びましょう。

    必ず両家の格をあわせること

    結納での服装は、両家の格を合わせることが大切です。一方がフォーマルであるにも関わらず他方がカジュアルになるのはNGです。女性本人が振袖であっても、男性本人が同格となるブラックフォーマルなどであれば和洋が混在しても構いません。

    日本では、服装でも気持ちを表現します。従って、慶事であれば華やかに、改まった場であればフォーマルな服装をすることで、喜びの気持ちや相手に対する敬意を表しているのです。場に合わない服装や、両家で格が異なる服装をすることは礼を失することに繋がります。

    本人同士の服装の格はもちろん、両家の両親の服装の格も合わせます。特に母親の服装は、留袖や訪問着にするのか、スーツにするのかを事前に打ち合わせておきたいという希望があるようです。本人の服装のほかにも、結納や食事会の会場が和室であるのか洋室であるのかも服装選びに影響しますので、先に会場を決めてから両親の服装についてもそれとなく聞いて、格が合うように配慮しましょう。なお、仲人を通す場合には、仲人の服装の格よりも高い格の服装は控えるようにしましょう。


    結納の服装マナー|正装・準礼装・カジュアルそれぞれのベストな服装は?

    結納までの流れ

    結納,とは

    1.仲人を立てるかどうか決める

    正式結納の場合は仲人を立て、男性側と女性側の自宅を往復して結納を交わすお手伝いをしていただくことになります。上司や恩師、ふたりを引き合わせてくださった人など夫妻で仲人を務めていただくことになりますので、できるだけ早い時期に依頼しましょう。

    略式であれば、仲人を通さず、1か所に一同が会して結納を行います。

    2.  日取りを決める

    日取りについては、結婚式・披露宴の3~4カ月前までには結納を済ませることが多いようです。「お日柄」にこだわる場合には、大安、友引、先勝などで知られる「六曜」を参考にします。仕事の都合などから、現在では「お日柄」を意識することは少なくなり、土日祝日など都合の付きやすい日に行われることが増えています。本人同士がお日柄にこだわらない場合でも、両親には大安吉日に行いたいという希望がある場合があります。

    両親にお日柄の希望を聞いておこう

    都合を含めて、両親にはお日柄の希望も聞いておきたいものです。六曜にちなんだお日柄のよき日で、全員の都合の付く日を選ぼうとすると、会場が予約で埋まっているケースも少なくありません。自宅以外を会場とする場合は、できるだけ早めに日取りを決めておきましょう。

    3.両家のしきたりを確認、どちらに合わせるか決める

    結納は、両家のしきたりや、地域の慣習などが大きく影響します。

    両親の希望も聞いてみて、両家それぞれが希望したりイメージしたりしている結納のしきたりを確認しておきましょう。結納品の内容や数、結納品の飾り方や結納後のお披露目の有無など、結納の慣習が大きく異なるケースもあります。

    両親の希望や地域性について、両家の考え方に違いがある場合は、どちらに合わせるかを決める必要があります。結納は結納品を男性側から女性側へ贈るものであるという主旨から、女性側の慣習に合わせて結納を行うというケースが増えているようです。

    4.結納品の数、家族書の交換、結納金をどうするか決める

    結納は地域色が豊かであるため、お互いの地域の結納がどのようなものであるか、また、どのような形式の結納をしたいのか、希望を調整する必要があります。

    5.婚約記念品、結納返しをどうするか決める

    婚約記念品や結納返しについては地域性が強く出るもの。結納に向けて準備していく段階で、婚約記念品や結納返しをどうするのかについては相談しておきましょう。

    結納の進行について

    結納,とは

    仲人がいる場合は仲人が行う

    仲人を立てる正式結納では、男性側女性側の結納品の交換の儀式の進行は仲人が行います。元来は、両家を仲人が行き来して結納を行っていました。また、会場内では仲人が口上を述べ、仲人婦人が結納品を運ぶ補助を行ってくれます。そのため仲人は夫妻での依頼となります。仲人を立てる場合には仲人の服装より格の高い服装にならないようにして結納に臨んだり、仲人のお務めに感謝して、両家からおもてなしをしたりするというしきたりがありました。仲人は結納だけではなく、結婚式や披露宴、さらには新生活においても後見人のような役割となり長いお付き合いをしていくことになります。そのため上司や恩師の夫婦であったり、ふたりを引き合わせてくれた夫婦であったりとふたりが理想だと思う円満な夫婦に依頼することが多いようです。

    仲人がいない場合は両家の父親が進行役に

    元来、仲人夫妻が行っていた結納の進行ですが、略式結納で仲人夫妻を立てない場合には、両家の父親が進行役に、母親が結納品を運ぶ補助役を務めることになります。口上は決まったものが多く、多くを語るものではありません。男性本人女性本人にもお礼の言葉を述べるシーンなどがあります。参考までに一般的な例をご紹介します。

    1、両家が集合する

    事前に伝えておいた待ち合わせ場所に、両家が集合します。結納の場所がわかりにくいようであれば、わかりやすい場所を待ち合わせ場所に設定しましょう。全員が揃ったら、結納を行う場所まで案内します。

    2.男性側女性側の順に入室して、結納品を飾る

    和室であれば床の間や床の間の前、床の間のない和室や洋室であれば会場の入り口から遠いところが結納品を飾る場所となります。上座には男性側、下座には女性側の結納品を目録に書いてある順に飾ります。

    3.両家挨拶

    準備が整った頃合いを見計らって「本日は、よろしくお願いいたします。」と一言挨拶を交わします。席は結納品を並べた場所の前に、それぞれ本人、父親、母親の順です。家同士の結納となる場合は、父親、母親、本人の順に座ります。

    4.はじまりの挨拶

    仲人や会場のスタッフに進行を依頼しない場合には、男性側の父親が結納の始まりを告げる口上を述べます。

    「このたびは、よいご縁を頂きまして誠にありがとうございます。早速ではございますが、結納の儀を執り行わせて頂きます。」などと言います。

    5.男性側の結納品を贈ります

    男性側の母親が結納品を女性本人の前に運んだら、男性の父親より「結納の品でございます。幾久しくお納めください。」と口上を述べます。家同士での結納である場合には、受け取りも互いの両親となります。

    6.女性側が目録をあらためます

    女性本人が「拝見いたします。」と言って、目録を開きます。女性側の父親、母親も目録に目を通したら、女性本人から「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」とお礼を述べます。

    7.女性側が受書を渡します

    贈られた結納品を女性側の母親が正面に運び、用意しておいた受書を持って、男性本人の前に置きます。女性側の父親が「受書でございます。お納めください。」と述べます。

    8.女性側の結納品を贈ります

    続いて、結納返しです。女性側の母親が、結納返しの品を男性本人の前へ置きます。女性の父親が「結納の品でございます。幾久しくお納めください。」と口上を述べます。

    9.男性側が目録をあらためます

    男性本人が「拝見いたします。」と言って、本人、男性側の父親、母親の順に目録に目を通します。最後に男性本人が目録を台に戻して「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」とお礼を述べます。

    10.男性側が受書を渡します

    男性側の母親が、結納返しの品を正面に運び、用意しておいた受書を持って、女性本人の前に置きます。男性側の父親が「受書でございます。お納めください。」と述べます。

    11.男性側の父親が結びの挨拶をします

    婚約指輪、婚約記念品があれば、お披露目を行います。一段落したところで、男性側の父親が「おかげ様で、結納が滞りなく済みました。今後ともよろしくお願い申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。」と挨拶します。続いて女性側の父親が「こちらこそ、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。」と返礼を述べます。これで、結納が終了です。

    結納は婚約の儀式です。儀式の間、私語は控えるようにしましょう。

    結納品は風呂敷に包みます。結納前の包み方は、結び目をほどくことがないように、袱紗(ふくさ)と同じように包みます。結納後、受け取った品は結び目がほどけないように固結びにします。結納が縁を結ぶ儀式であることから縁起を担いで受け継がれるしきたりのひとつです。

    このあと、記念撮影をしたり、食事会の会場へと移動したりします。食事会の席では、両家の家族だけでアットホームな食事の席となるようです。話題としては、挙式・披露宴を行う予定がある場合には、両家の希望などを話題にして聞いておくと今後の打ち合わせがスムーズです。食事会の場で細かい打ち合わせをしようとしてしまうと、懇親の意味合いが薄れてしまいます。挙式・披露宴に向かって両家の気持ちを合わせるような流れで会話を進めましょう。

    ホテルの結納パックの場合、会場スタッフが進行を務めることも

    ホテルの結納パックには、会場のスタッフが結納品の移動をしてくれたり、進行を務めてくれたりするプランもあります。両家の負担が減るため、大変便利です。わからないことがあっても事前にスタッフに質問することができるため、安心も得られやすいようです。挙式・披露宴を行っているようなホテルであれば、結納パックを提案しているケースが多いようです。

    ホテルなどを会場にした場合は、洋室を選ぶこともできるため、イスに腰かけて結納を行うことも可能です。和室の場合は正座で結納を行うことが基本となるため、正座に慣れていない人にとっては洋室での結納のほうが体への負担が少なくなるとして人気です。座る順や結納品を飾る場所に気を付ければ和室でも洋室でも結納は同じように行うことができます。


    結納略式とは|段取りや結納品の内容は?

    結納金を受け取ったら|新婦の家で使い道を考えよう

    結納金は一般的に新郎の家から新婦の家へと渡されるものです。そのため、結納金は新婦の家で使い道を決めてかまいません。どんな使い道が正しいのかを確認してみましょう。


    いただいた結納金は誰のもの?正しい使い道とは?|結納金の基礎知識

    結納後の結納品はどうしたらいい?

    日本独自の婚約の儀式である結納。無事、結納が終わってから、最も気になるのが結納後の結納品はどうするのかという点のようです。

    地域によっては、数日間、自宅の床の間や床の間の前に飾り、親戚やご近所に披露するという慣習があるところもあります。披露しないまでも、数日間は自宅に飾っておき、挙式の数日前に再度、同じように飾って当日を迎え、挙式後に片付けます。

    目録は記念として保管、スルメやこんぶ、鰹節や酒などの現物については、生活の中で食事に使います。

    末広は慶事で使い、水引などの飾りは羽子板飾りに作り直すこともできるようです。

    麻は御札を家の柱に縛るときに使っていたそうです。

    結納箱があれば衣装箱として使いますが、結納品を載せていた白木台については、新品を使ったという意味で用いられたものであり、基本的に再利用はしないようです。

    なお、それぞれ処分する際は、御札や縁起物など同じように、どんど焼きなどに持参して神社で燃やしてもらいましょう。焚き上げをしてもらうこともできます。いずれも地域性が強いようです。両親や親戚、または結納品を購入した店舗に聞いておきましょう。