両家顔合わせを成功させたい!失敗しないための準備やマナーを徹底解説
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現代では結納を行わず、両家顔合わせで食事会を設けるケースが増えています。結婚というお祝い事に盛大にお金をかけるやり方は現代では少なくなりつつあります。結納も簡略化したり行わなかったり、お互いの家族の意向で自由に決めて良いのです。そこで、両家顔合わせを成功させるための準備やマナーについて解説します。
両家顔合わせの基本的な流れとは?
「両家顔合わせ」とは、男性と女性がそれぞれの自宅に出向いてあいさつをしてから後日に行う、両家が初めて対面する食事会のことを言います。結納や結納の後の食事会とは異なります。結婚すればこれからは親族としてお付き合いが始まるわけですから、「このたび縁があり親族となりますので、よろしくお願いします」というあいさつを兼ねた親睦を深めるための場です。
自分の子どもの結婚相手が、どんな両親に育てられたのか、その関係性や雰囲気を知りたい思いもあります。このような家庭で育ったのだから人間性にも間違いがない、幸せな結婚生活を送れるだろうとの安心感が得られます。それほどまでに、両家顔合わせは重要な場になります。初対面の場となりますから、あまり短すぎず長すぎない時間設定も大切です。丁度よい所要時間は2時間半から3時間程度が目安でしょう。以下に当日の基本的な流れを紹介します。
はじめの挨拶
主催が誰なのかによってあいさつの順序が決まります。たとえば、結婚して女性が男性の実家に同居するような場合は、男性側の父親が主催となる形が考えられます。婿養子の場合は、逆に女性側の父親が主催になるでしょう。多くの場合は、本人たちが主催となり両家を招待する形が一般的です。その場合は、男性が主導して進行役を務めます。
結婚を認めてもらい今回のこの場に出席いただいたお礼を述べます。両家の家族の紹介と親睦を深めたい思いを伝え「本日はよろしくお願いします」と最初のあいさつを締めます。
男性側の家族を紹介
男性側の家族から紹介します。父、母、兄弟姉妹も列席するなら年長者から順に関係と名前を言います。「父の〇〇です」「妹の〇〇です」など。手短に仕事や性格、特技などのエピソードを交えても良いですが、長くなるようなら紹介のあとの歓談の場に回すと良いでしょう。
女性側の家族を紹介
男性側の家族紹介の次に、女性側も同様に家族を「父、母、兄弟姉妹」の順に紹介します。もちろん、各自「父の〇〇です。よろしくお願いします」と自己紹介する形でも構いません。
婚約記念品の披露や交換
婚約記念品の交換や婚約指輪を披露するなら、料理がたくさん並ぶ食事前に済ませるのが良いでしょう。婚約指輪のお披露目の際は、ぜひ男性から指にはめてもらいましょう。時計や趣味の品など男性にお返しがあるなら、この後でプレゼントしたり披露したりしましょう。
ともすると、ただの食事会に終わりがちな顔合わせに、イベントらしい演出を盛り込むことで特別感が出て場が盛り上がります。
乾杯から会食と歓談
食事のスタート時に、全員で乾杯をします。進行役の男性か男性側の父親に音頭をとってもらっても良いですし、兄弟姉妹の中に二人と親しい盛り上げ役がいればお願いしても良いでしょう。
会食しながら歓談することになりますが、最初のうちは二人が積極的に話題を提供しましょう。結婚に向けた今後のスケジュールの見通しなどでも良いです。場が和んでからは成り行きに任せることができます。
結びの挨拶
進行役が閉会の挨拶をします。婚約が整ったこと、両家の絆が深まったことなどへの感謝の気持ちと、今後も指導や協力を仰ぎたいということを添えて「今後ともよろしくお願いします。」と締めくくります。男性と女性それぞれで挨拶しても良いでしょう。
記念撮影
晴れがましい席なのですから、良い機会なので記念写真を撮って両家にプレゼントしましょう。タイミングとしては食事会の前か後。料亭やレストラン内で撮影ができれば食事の前でも良いですが、外に撮影スポットとなるきれいな庭園などがあれば、そこで撮影するのがおすすめです。その際は、食事後ということになりますので、いったん顔合わせの会を締めた後で構いません。
▽こちらも参考にしたい両家の顔合わせまでのご準備マニュアル
▽実際の体験から知る顔合わせ
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