
知らないと恥ずかしい!?結婚式での常識的な花嫁マナーと作法
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結婚式は新郎新婦が主役となる大切な日。親族や上司からも注目されるので、お祝いの場にふさわしい常識的なふるまいを心掛けましょう。地域や年代によっては、「結婚してこそ一人前」といった見方が残っています。
社会人として一人前に見られるためにも、大切な日のふるまいは重要です。
結婚式のシーンごとに、花嫁さんが知っておくべきマナーを解説していきますので、ゲストの心に残るおもてなしをしましょう。
- 目次
神前式での花嫁マナー
会場となる本殿に新郎新婦が入場して、式が始まります。神前に向かって右に新郎が、左に新婦が立ちます。式を執り行う神職が修祓の儀(しゅばつのぎ)を行いますので、頭を下げてお祓いしてもらいます。
続いて神職が祝詞(のりと)を読み上げて神様に結婚の報告をし、幸せを祈願します。
三三九度とも呼ばれる三献の儀は、3つの杯でお酒を酌み交わす儀式。杯は神様への供え物を表すので、両手のひらを上に向けた状態で、親指を除く4本の指で杯を支え、親指は軽く縁に添えます。
杯の上に指が乗るのはアウト。4本の指の上に杯を置くようなイメージで持ちましょう。
花婿とともに、神前にて誓いの言葉を読み上げたら、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。神職から玉串を差し出されるので、軽く一礼して両手で受け取ります。右手で根元を持ち、左手を葉先に添えます。玉串を葉先がやや上を向くように胸の高さに持ち、花婿と共に神前へ進みます。
玉串案という台の手前で止まり、神前へ向かって一礼します。玉串を右へ廻し、根元が手前にくるように持ち替えます。神前へ向かって玉串を立て、目を閉じて祈願します。次に、玉串を時計回りに廻し、根元を神前に向けます。
一歩前に出て神前の玉串案に玉串を置き、一歩下がってゲストとともに二礼二拍一礼します。2回お辞儀をし(二礼)、顔を上げた状態で二回手を叩きます(二拍)、お辞儀します(一礼)。これが二礼二拍一礼の流れです。
この後に指輪の交換をするケースもあります。神前式の作法は複雑で難しく思えますが、事前にリハーサルがあるのでそれほど心配する必要はありません。
キリスト教式でのマナー