2017.7.11

婚姻届受理証明書とは

入籍手続き
farny
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「婚姻届受理証明書」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。婚姻届受理証明書は馴染みのない名称ですが、結婚して本籍や氏名が変わった際に様々なシーンで活躍する書類のひとつです。“証明書”という名称がついていますが、いったい何を証明してくれる書類なのでしょうか?また、どんなシーンで使えるのかなど、詳しく知らない人も多い「婚姻届受理証明書」についてご紹介します。婚姻届受理証明書の正体を知っていると、わずらわしい結婚後の手続き関係もスムーズに進められますよ!婚姻届受理証明書の存在を知らなかったという方は特に必見です。

婚姻届受理証明書とは

婚姻届受理証明書

婚姻届受理証明書とは、ふたりが正式に夫婦になったことを証明する公的な書類。その婚姻届受理証明書の効力とは、簡単に言うと「戸籍謄本が出来上がるまでの代用書類」です。結婚をすると戸籍が変わりますよね。婚姻届が受理されてから戸籍に反映されるまでに数日時間を要します。その間に、夫婦となったことを証明し、新しい戸籍謄本が出来上がるまでの代わりの書類として活用できるのが婚姻届受理証明書なのです。

婚姻日が記載されている

ちなみに、婚姻年月日が記載されているというところはひとつのメリット。その訳ですが、24時間婚姻届は提出が可能です。しかし深夜に提出した際は後日役所の営業日に受理されるわけですが、もし婚姻届に不備があれば婚姻日は提出した日ではなく、訂正が済んだ日付になります。そのため、入籍日をあえてその日にしたのに…という場合、修正が必要になると入籍日が提出した日付ではなくなってしまうのです。

また、深夜に提出した際、書類に不備がない場合は受理されたことになるため役所からの連絡は特にありません。しかしこれ、ちゃんと受理されたのか心配になってしまいますよね。そうした際に、婚姻届受理証明書を発行してもらい正式に夫婦となった婚姻日を書面で確認することができるのです。(ちなみに、電話で婚姻日を尋ねても教えてもらえるのですが…婚姻日を自分の目で再確認する際に活用できるためご紹介しています。)

というように、ふたりが夫婦になったことを証明し、その日付が記載された公的な書類である婚姻届受理証明書は意外と使えます。婚姻日の他に記載されている項目は、【夫の氏名・妻の氏名・本籍・筆頭者】です。

婚姻届受理証明書はいつもらえる?

婚姻届受理証明書

婚姻届受理証明書は婚姻届を提出し不備なく受理されれば、その後から発行してもらえます。受理された“直後”に発行できるかは、提出した役所に確認してみてくださいね。結婚して住所や氏名が変わると様々なシーンで個人情報を変更する際、戸籍謄本が必要になることがあります。しかし戸籍謄本に新しい情報が反映されていない場合は、婚姻届受理証明書を代用するため、できるだけ早く発行したいところです。婚姻届を提出した直後から、いろいろと個人情報を変更する予定を立てている方は、婚姻届を提出する際にどれくらいで婚姻届受理証明書が発行できるかを尋ねてみることをおすすめします!

婚姻届受理証明書はどこでもらえる?

婚姻届受理証明書

婚姻届受理証明書のもらえる場所ですが、もうお分かりの通り婚姻届を提出した「役所」です。ほとんどの方がお住まいの地域を管轄する役所になるかと思います。何やら郵送でも取り寄せが可能なようですが、急ぎであれば役所に直接出向き、窓口で申請したほうがいいでしょう。1通発行するのに収入証紙350円が必要です。あらかじめ婚姻届受理証明書が何枚必要なのかを確認しておくと、何度も役所に足を運ぶ手間が省けますよ。

リゾート婚、代理人が申請する場合

婚姻届受理証明書をもらうケースが異例の場合も中にはありますよね。例えばリゾート婚を行った関係で、海外で婚姻届を提出している場合。この場合は大使館に問い合わせます。他にも、本人以外の人が婚姻届受理証明書を申請する場合。この場合は「代理人の本人確認ができるもの」「委任状」などが必要です。本人は仕事で忙しくて両親に発行を依頼する際などは、このように別途必要な書類がありますので、忘れないようにしましょう。

婚姻届受理証明書を使える場面

婚姻届受理証明書

では婚姻届受理証明書が使えるシーンはいつか?ご紹介します。

住民票の変更

結婚すると住民票の氏名や住所を変更しなくてはなりません。その際に婚姻届受理証明書が活躍します。新姓や住所を証明する書類として婚姻届受理証明書が使えるのです。ただし、これから新居に引っ越しをする予定で、婚姻届受理証明書の住所はまだ新居の住所ではないという場合は別途手続きが必要になるため、窓口でその旨を相談しましょう。

会社関連

会社に勤めている方は婚姻届受理証明書の発行をお願いされる機会が多いかもしれませんね。会社によっては結婚祝い金や扶養手当などを支給してくれるところもあります。その際に結婚したことを公的に証明する婚姻届受理証明書が活躍します。提出は婚姻届受理証明書をコピーしたものではなく、現本を要求される場合もありますので、婚姻届受理証明書は何枚か発行しておくといいかもしれませんね。

失業保険の手続き

退職したのち、次の就職先が決まるまでの間に手当てを給付してくれる失業保険。失業保険を給付してもらうために申請が必要なのですが、結婚により遠くに引っ越さなければいけない、職場と新居が遠くなるため通勤が困難になり已む無く退職といった場合は「特定理由離職者」という項目に当てはまります。その申請の際に必要となるのが婚姻届受理証明書なのです。結婚が理由で仕事を続けるのが困難になった、どうしても職場を離れなければいけなくなったというケースは、結婚したことを公的に証明できる婚姻届受理証明書が必要となるわけですね。失業保険は離職者にとって、とてもありがたい制度です。婚姻届受理証明書を活用して、賢く給付を受けるようにしましょう。

パスポートの新規発行・変更

 

海外旅行などで必要なパスポート。そのパスポートには本籍地が記載されているため、新規発行の際、また既存のパスポートを変更する際、どちらも戸籍謄本の提出が必要になります。しかしタイミング的に戸籍謄本の発行が間に合わないということもありますよね。そうした際に婚姻届受理証明書を戸籍謄本の代用書類として提出することができるのです。婚姻届受理証明書で代用可能なわけですが、注意点がいくつかあるため確認しておきましょう。

代理人申請はできない

婚姻届受理証明書を代用書類として提出する際は、代理人による申請は不可。パスポートに記載の本人が提出する必要があります。

誓約書にサイン

一旦は婚姻届受理証明書を代用書類として提出しますが、「後日戸籍謄本を提出します」という内容が記載された誓約書にサインすることになります。

パスポート受け取り時に戸籍謄本を提出する

誓約書にサインをした通り、パスポートを受け取る際に戸籍謄本を提出する必要があります。

パスポートの新規発行や変更手続きは婚姻届受理証明書で代用できるとはいえ、後日戸籍謄本が必要であることにかわりはありません。そのため、パスポートを受け取りに行く際は忘れずに戸籍謄本を発行していきましょう。

クレジットカード関連

クレジットカードを所有している方は、婚姻後に名義変更などを行う際の証明書として使える書類のひとつに婚姻届受理証明書があることがあります。中には使用できないカード会社もあるため確認が必要です。名義変更をするために必要な提出書類一式をカード会社から取り寄せることと思います。その説明書きに記載されている必要書類に婚姻届受理証明書が記載されていれば代用OKです。

銀行と同様、クレジットカードの個人情報はいつでも正しいものを届け出ておく必要があるため、婚姻後は率先して名義変更を行いたいところですよね。そのため、戸籍謄本が発行できるまで時間を要する場合は、婚姻届受理証明書が使えるのであれば大いに活用してみてください。事前に婚姻届受理証明書が使用できるかどうか、クレジットカード会社に問い合わせしてみましょう。婚姻届受理証明書を使用できる場合は、原本かコピーなのかも確認してくださいね。

婚姻届受理証明書を使えない場面

婚姻届受理証明書

戸籍謄本の代用書類とはいえ、婚姻届受理証明書が使えないシーンもありますので、念のため確認しておきましょう。

銀行での変更手続き

結婚して姓や住所が変わると必要になる、銀行での様々な変更手続き。その銀行口座を引き落とし口座に指定している場合などは、婚姻届を提出したらできるだけ早く変更手続きを行いたいところですよね。しかし婚姻届受理証明書は銀行では使えないのです。ほとんどの銀行で変更手続きの際は名義が変更されている免許証や戸籍謄本が必要になります。婚姻届受理証明書の効力を活かしたいシーンではありますが、中にはこういったケースもあるのです。戸籍謄本の反映に時間を要する場合は、何かと役に立つ免許証の名義変更を先に行うことをおすすめします!

免許証の名義変更

では、婚姻届受理証明書を証明書として免許証の名義変更をしよう!といいたいところですが、免許証の更新には、「本籍が記載された住民票」が必要です。婚姻届受理証明書だけでは変更ができないのです。そのため、婚姻届受理証明書で変更できる住民票を先に作成することをおすすめします。婚姻届受理証明書を用いて住民票を変更し、本籍が記載されたものを発行。住民票を用いて免許証の変更点を更新。新名義が記載されている免許証を持って銀行へ。という流れがいいでしょう。

携帯電話、生命保険

携帯電話や生命保険などの個人情報を変更する際は、婚姻届受理証明書で代用できないことがほとんどです。詳細や必要書類は契約している通信会社や保険会社に問い合わせてみてくださいね。携帯電話や生命保険に届け出ている個人情報は、できれば早めに変更しておきたいところ。これらの変更手続きは、変更申請書類を取り寄せて郵送で返信する他、窓口や担当者の方に問い合わせる方法があります。その際に必要書類を確認してみるといいでしょう。戸籍謄本はまだ用意できないが、婚姻届受理証明書では代用できない場合には、その旨を伝えておくことも大事です。戸籍謄本はその日に反映される役所もあるそうですが、だいたいは数日~数週間かかりますので、その間他に婚姻届受理証明書で代用して手続きを進められるものはないか、うまく段取りを調整するといいでしょう。

賞状タイプの立派な婚姻届受理証明書も

婚姻届受理証明書

通常であれば婚姻届受理証明書は住民票や戸籍謄本と同じような、ややつやのある紙に印刷されて渡されますが、それ以外に賞状タイプの立派なものを発行することもできるそうです。結納や顔合わせ、結婚式などでお披露目する用に発行する人もいるのだとか。一部発行するのになんと1,400円が必要なんです。役所で発行される公的な書類は一枚数百円ですから、なんとも高級ですよね。しかしそれなりの費用がかかるということで、その見た目にも期待もできそうです。

婚姻届受理証明書は役所によって様式が異なるのですが、こちらの賞状タイプも役所によってデザインが異なるようです。役所が置かれているその地域の特色を活かしたデザインなどがあるようで、それぞれの地域の婚姻届受理証明書がどんなデザインなのか、ついつい気になってしまいますよね。ふたりが夫婦になったことを証明する証として結婚指輪がありますが、公的な書類として証明しているのは婚姻届受理証明書です。夫婦の証が“言葉”で記されている婚姻届受理証明書は、ぜひ記念に賞状タイプのものを発行してみてはいかがでしょうか。額縁に入れてリビングに飾れば、末永く夫婦円満が続きそうです。

婚姻届受理証明書を使えるシーンを把握しておこう

意外と知られていない婚姻届受理証明書は、使えるシーンが結構ありますよね。会社勤めをされている方は会社から婚姻届受理証明書を発行してくださいなどの指示があるため、馴染みのある方も多いかもしれません。一般的にはあまり知られていない婚姻届受理証明書は、使い方次第で婚姻後の様々な手続きをスムーズに進めるためのサポートをしてくれますよ!ただし、戸籍謄本の代用となるシーンと、そうでないシーンがありますので、結婚により必要になる全ての手続きが円滑に行えるように変更手続きの順番も工夫するといいかもしれません!ぜひ結婚後の様々な手続きには、婚姻届受理証明書を活用してみてくださいね。