
【ご自愛ください】~意味や正しい使い方は?例文も含めてご紹介します*~
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プライベートでもビジネスシーンでも「ご自愛ください」という言葉が使われることもあると思いますが、どんな意味なのか、正しい使い方と実際に使うとしたら、どんな表現になるのか、例文も含めて見ていきたいと思います*
「ご自愛ください」とは?
「ご自愛ください(ごじあいください)」の「ご自愛」は「自分を大切にする」や「自分の健康状態に気をつける」という意味があります。つまり「ご自愛ください」は「自分の体を大切にしてください」「自分の健康状態に気をつけてください」と相手を労わる言葉です◎
手紙やメールの結び言葉として使われることが多く、相手の健康を気遣う幅広いシーンで使われます*
相手のことを気遣う、とっても素敵な言葉ですよね!
まさに日本人の美しい心を表している表現ですね*
「ご自愛ください」の使い方
「ご自愛ください」を単体で使うことはほとんどありません。
親戚や友人、目上の方に対して手紙やメールを送るときに結び言葉として「ご自愛ください」を使います◎
また、文章を送る相手の性別、地位に関係なく、また季節や時期に関係なく1年中使える表現です。
相手の健康を気遣う「ご自愛ください」の一文は、手紙やはがき、カード、メールなどで文末に結びの表現として用います。
文章の結びに添えることで「身体を大切に元気でいてくださいね」と相手を労わる気持ちが伝えられることが出来ます*
また、季節の変わり目や寒暖差の激しい時期にやりとりする年賀状や寒中お見舞い、暑中見舞いなどに一言添えるのも一般的です◎
手紙全体を締めくくる末文の内容には主に次のようなものがあり、「ご自愛ください」のように相手の健康を祈る文章は、公的文書や少し改まった文書内で使われます。もちろん、個人や家庭に向けた私的な文書で使っても問題はありません◎
年賀状・暑中・残暑見舞などの文中で使った例文
年賀状や暑中・残暑見舞など、親戚やお世話になった方に“季節のご挨拶”をする際の結び言葉としてもよく使います*
四季のある日本ならではの、時候の挨拶と組み合わせて使いましょう♪
<年賀状で使える例文>
「寒い日が続きますが、ご自愛くださいませ」
「ご自愛のうえ、よき一年をお過ごしください」
「季節が変わってだんだんと寒さが増してきました。風邪などを召されないようにご自愛くださいませ。」
こちらは、寒くなってきたので、風邪をひかないように気付けてくださいという意味になります*
<暑中見舞で使える例文>
「暑中お見舞い申し上げます
炎暑ことのほかきびしい中、皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。
日頃よりいろいろとお世話になりながらも、ご無沙汰しておりまして申し訳ございません。
おかげさまで私ども一同、相変わらず元気に暮らしておりますのでご安心ください。
この暑さはまだしばらく続きそうです。皆様くれぐれもご自愛くださいませ。」
<寒中見舞いで使える例文>
「寒中お見舞い申し上げます
暖冬とはいえ、さすがに冷え込む今日この頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私どもは無事に過ごしておりますので、ご安心ください。
世間では流感が猛威をふるっております。時節柄、くれぐれもご自愛ください。」
ビジネスメールの結び言葉として使う場合の例文
「大変お世話になっております。株式会社△△、営業部佐藤です。この度は〜〜の件、大変ありがとうございました。
まだまだ暑さが続きますが、どうかご自愛ください。今後ともよろしくお願いします。」
「ご多忙の折ではありますが、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます」
「寒さ厳しい折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます」
先方とのビジネスメールがひと段落した時の、結び言葉としても「ご自愛ください」は使えます◎
使う際は「ご自愛ください」の前後に「何卒〜申し上げます」や「くれぐれも〜申し上げます」を付けると、より丁寧な印象になりますよ*
他の表現としては、 「季節の変わり目ですから、くれぐれもご自愛ください」
「厳しい暑さの毎日ですので、くれぐれもご自愛ください」
「先の見通しがつき辛い状況が続いておりますが、くれぐれもご自愛ください」なども活用してみてください♪
「ご自愛ください」の英語表現は?