
マナーを知れば結婚式の料理はより美味しくなる!フレンチマナー完全版*
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結婚式でのお楽しみといえば、美味しいお食事ではないでしょうか。
最近の結婚式ではフランス料理が振舞われることがほとんどですが、ナイフやフォーク、ナプキンなどのマナーを一通り知っておくと、気持ちに余裕ができてより楽しめるはずです。
- 目次
着席のマナー
着席する際は、右側が上座であることがほとんどであることから、左側から椅子に座ります。こうすると、隣の人とぶつかることなくスマートに着席できるというメリットもあります。
立ち上がる際も左側から出るようにしましょう。ウェイターがサービスしてくれる時には、テーブルにお腹がつくくらいの位置に立ち、椅子が膝裏に触れたくらいで腰を下ろすとちょうど良く座れます。
体とテーブルの間に握りこぶしが2つ入るように、椅子に深く腰掛けましょう。
ただし、背もたれは使わず、背筋を伸ばして座ります。小さなバッグは背と背もたれの間に置き、ひじ掛けがあれば体の横に置くのもOKです。
大き目のバッグであればテーブルの下に置きますが、ウェイターの邪魔にならないように配慮しましょう。
ナプキンのマナー
テーブルの上にはカトラリーが並んでおり、中央に置かれたお皿の上にはナプキンが美しく飾られているハズです。通常であればワインが注がれるタイミングでナプキンを手に取りますが、結婚式の場合は乾杯の後がベストです。
乾杯で一度立ち上がり、座った時点でナプキンを広げるようにしましょう。この時、主賓が広げてからにするとよりスマートです。
ナプキンは2つ折りにして、折り目が自分の方にくるようにして膝の上に広げます。口を拭く際は、ナプキンの内側を使うと洋服を汚さずに済みます。
自分のハンカチを使うと、ナプキンが汚くて使えないという意味になってしまうので覚えておきましょう。
結婚式では、食事の途中に写真撮影などで席を離れることがよくあります。そんな時には、ナプキンを椅子の座面か椅子の背もたれに置いておくと、また戻ってきますという意味になります。
食後は丁寧にたたまず、テーブルの上に無造作に置いておくのがマナーです。これには、たたむのを忘れるくらい美味しい料理だったという意味を表すなど、諸説あります。きっちりとたたまず、端と端をずらすようにしておきましょう。
乾杯のマナー
ドリンクが注がれる際は、グラスは持ち上げないようにします。お酒が飲めなくても、乾杯では注いでもらいましょう。グラスに口をつける程度でOKです。
自分たちでドリンクを注ぐスタイルの場合は、「乾杯の用意を」という司会者からの案内があってから注ぐようにします。
グラスを持つ時は親指・人差し指・中指で柄を持ち、薬指を添えて固定します。体温でドリンクがぬるくならないよう、なるべく下の方を持つと良いでしょう。乾杯といってもグラスは合わせず、胸の高さまで持ち上げて、アイコンタクトをしながら「乾杯」と言います。
その後のドリンクは食事に合うものなど好みで注文して良く、再びサービスにウェイターが来た際に不要な時は、グラスの上に軽く手をかざせばOKです。
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