
マナーを知れば結婚式の料理はより美味しくなる!フレンチマナー完全版*
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カトラリーのマナー
目の前にあるのはナプキンが飾られていたお皿で、その両側にカトラリーが並んでいるはずです。料理の度に新しいものを使用しますが、基本的に外側から使って行けばOKなので、難しく考える必要はありません。
また、お皿の向こう側にある小ぶりなカトラリーはデザート用です。間違って使ったとしても、ウェイターが新しいものを用意してくれます。
食事の途中で手を休める際は、ナイフとフォークをお皿の上に「ハ」の字になるように置きます。ナイフの刃は自分の方に、フォークは下向きにしましょう。
食後はナイフとフォークを揃えて、柄がお皿の右斜め下に来るように置きます。
オードブル(前菜)のマナー
オードブルは食欲を駆り立てるために供されるもので、華やかな盛り付けも楽しむことができます。美しい盛り付けを一度に崩さないように、左側から一口大にカットしながら味わいましょう。
並んだカトラリーの外側から使い、左手にフォーク、右手でナイフを持ち、フォークで食材を軽く押さえてナイフでカットします。そして、ナイフでソースを軽くすくって、食材に塗っていただきます。
ソースはフランス料理において非常に重要なので、じっくりと味わいたいものです。
スープのマナー
スープはスプーンでいただきますが、この時に顔を近づけるのではなく、背筋を伸ばした状態でスプーンを口に運ぶのがマナーです。息を吹きかけて冷ましたり、ズルズルと音を出して飲んではいけません。スプーンで口に中に流し込んで食べるイメージです。
また、こぼさないように、スプーンの3分の2程度すくいましょう。左手はお皿を軽く押さえておき、スプーンを手前から向こう側に向けてすくいます。
残りが少なくなってきたら、お皿の手前を持ち上げて傾けると、すくいやすくなります。取っ手付きのブイヨンカップの場合は、持ち上げてスプーンを使わずに直接飲んでOKです。
バケット(パン)のマナー
左側に用意されているのがパン用のお皿で、フランス料理ではバゲットやバターロールなどが供されます。両手を使って食べやすい大きさにちぎったら、バターナイフでバターをカットしてパンにのせていただきます。
早めにサービスされても、メイン料理まで待っていただくのも良いですし、オードブルと一緒というのも良いでしょう。
ただし、メイン料理が食べ終わった時点で下げられてしまうので、それまでにいただくようにします。
また、料理のソースに付けていただきたいところですが、結婚式など格式のあるシーンでは避けるようにしましょう。
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