
妊活中の食事にNGはある?お酒は飲んでいい?注意すべき点をまとめました
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5.白米・コーンフレーク・白いパン
精製された白米や小麦粉は、
血糖値が上昇しやすい高GI食品です。GI値とは、
グリセミック・インデックスの略称です。分かりやすく言えば、
血中に糖質が吸収される度合いを表したものです。炭水化物を摂取すると、
体内でブドウ糖となり、血管に吸収されるため、血糖値が上昇します。
食後、血糖値が急に上昇すると、タンパク質と糖が反応して
AGEs(糖化最終生成物または終末糖化産物)ができます。
AGEsは強い毒性を持っていて、細胞の老化を進めます。
卵胞液にAGEsに溜まると、卵巣機能が低下します。
ですが、炭水化物は体に必要なエネルギー源です。
まったく炭水化物を摂取しなかったり、極端に制限するような
糖質制限ダイエットを行ったりすると、生理不順や排卵障害を
引き起こすリスクが高まります。摂りすぎに注意しつつ、
上手に摂取してください。
主食は白米よりも玄米ご飯、白いパンよりも
全粒粉パンやライ麦パン、コーンフレークよりも
全粒穀パスタを選ぶといいでしょう。
小麦粉を使ったドーナツやケーキなども避けた方がいいでしょう。
6.コーヒー・紅茶・緑茶
海外での研究によれば、コーヒーを1日に3~5杯飲む女性は妊娠しにくい、
妊娠するまでの期間が長いという結果が報告されています。
コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲料と
不妊との関係は詳しく分かっていませんが、
過剰にカフェイン飲料を飲むことは避けた方が良さそうです。
ただし、不妊治療に対してカフェインを含む飲料は
マイナスの影響を与えないという研究も報告されていますので、
飲み過ぎなければ大丈夫だという医師や研究者もいます。
しかし、妊娠中のカフェイン摂取は、
胎盤の血液量を低下させて流産のリスクを高めるという研究結果もあります。
妊娠が分かったら、または妊娠している可能性があれば、
コーヒーや紅茶、緑茶をやめて、麦茶やルイボスティー、
コーン茶などのノンカフェイン飲料に替える方がいいでしょう。
7.レアステーキ・生ハム・馬刺し・鳥刺し
日本人の多くはトキソプラズマに対する免疫を持っていません。
万が一、トキソプラズマに感染した生肉や加熱不十分な肉を食べると、
死産、流産、赤ちゃんの制振運動機能障害や脳内石灰化などの症状が出かねません。
レアステーキや生ハムなど火が十分に通っていない肉は、
感染源になる可能性があります。
また、生肉を切った包丁とまな板で生野菜を切って感染する恐れもあるので、
妊娠する可能性があるならば十分に注意しましょう。
肉や魚専用のまな板や包丁と、生野菜や果物などに使うまな板や包丁と、
使い分けると良いかもしれません。
あるいは、生肉を切った後にしっかり洗って、
アルコールスプレーなどで消毒することでも対処できます。
生肉などだけでなく、ガーデニングなどでも
トキソプラズマに感染することもあるので注意してください。
▽妊活についての記事はこちら
妊活中は食事で体の調子を整えることが肝心