2019.8.10

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婚姻届を提出する際の必要書類とは?書類と入手方法を解説

入籍手続き
farnyオフィシャルライター
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結婚するためには、婚姻届1枚提出するだけで手続きが完了するわけではありません。婚姻は戸籍に関する法的な手続きのため、婚姻届に加えて、定められた書類を提出する必要があります。必要書類に不備があると受理されず、再提出になってしまうケースもあるのです。今回の記事では婚姻届を提出するときに必要な書類と、それぞれの入手方法を解説します。

住民票などは必要なし?婚姻届を提出する際の必要書類は4つ


婚姻届を提出する時に必要な書類は以下の4つです。住民票は必要ありません。

婚姻届

婚姻届の用紙は市区町村の役所窓口でもらえる他、役所のホームページからダウンロードできる場合もあります。
全国どこの役所のホームページからダウンロードしても同じ書式の婚姻届を入手することが可能です。
また、婚姻届は「戸籍法施行規則」で定義されているサイズと形、記入事項を満たしていれば、オリジナルデザインのものを使用することもできます。
自作するのも良いですし、さまざまなデザインの婚姻届をダウンロードできるサイトもあるのです。
または、結婚雑誌などの付録として付いている婚姻届を利用しても良いでしょう。

戸籍謄本

結婚する2人、それぞれの戸籍謄本が必要です。
ただし、婚姻届を提出する役所が本籍地の場合、戸籍謄本の提出は必要ありません。
しかし、2人のうち、どちらかの本籍地が婚姻届を提出する役所の管轄でない場合は、その人の分に関しては戸籍謄本が必要です。
戸籍謄本は本籍地の役所でないと発行してもらえません。

自分で本籍地の役所まで戸籍謄本を取りに行けない場合は家族などの代理人にお願いするか、郵送してもらう手続きが必要です。
なお、戸籍謄本には有効期限がありません。
しかし、何年も前に取得したものの場合は戸籍の内容に変化が生じている場合もあるため、役所によっては発行の時期を制限する場合があります。
一般的には3カ月以内に発行された戸籍謄本を提出するほうが良いでしょう。

本人確認書類

運転免許証やパスポート、写真付き住民基本台帳カードなど写真が付いた身分証明書の場合は1通です。
健康保険証や国民年金手帳など写真のない身分証明書の場合は2通必要とされます。

印鑑

シャチハタ印を含むゴム印は変形しやすいため長期間にわたって同じ印影を保つことが難しいと考えられています。
そういった理由により、婚姻届のような公的文書にはゴム印を使用できません。
一方、ゴム印以外の印鑑であれば、認印(三文判)でも実印や銀行印でも構わないとされています。
また、結婚する2人と証人2人の印鑑が必要です。
結婚する2人で別々の印鑑にすること、また、証人が同性の夫婦であっても夫と妻、それぞれの異なる印鑑が必要になる点に注意しましょう。

▽こちらも合わせて読みたい!婚姻届やることリスト

婚姻届提出後の流れ|二度手間にならないためのやることリスト解説

婚姻届は正確に記入する


婚姻届は公的な書類のため、すべての項目を漏らすことなく正確に記入しなければなりません。
実際にはご記入や記入漏れも多く再提出などトラブルの原因となっているため、注意しましょう。

記入不備があると受理されないことがある

日常生活では、「すべてを正確に書かなくても意味は通じるだろう」と考えて誤字や省略した書き方をしたとしても問題にならない場合も多いかもしれません。
しかし、婚姻届は公的な文書のため、正確さと記入漏れがないことを要求されます。

役所の営業時間に窓口に行って婚姻届を提出する場合は、その場で修正の指示をしてもらえたり、すぐに修正できたりする場合もあるかもしれません。
しかし、提出してしばらくたってから記入不備が判明し、修正のために役所まで出向かなければならない場合もあります。

最悪の場合は修正でなく再提出になるケースもあるのです。
婚姻届の記入例を確認しながら、すべての項目を漏らさず、正確に書くようにしましょう。

記入ミスが多い項目はココ!

まず、記入漏れが多い項目は妻の姓、本籍の番地、本籍の番地と番の区別(該当しないほうに線を引いて消去)、夫婦どちらの姓を名乗るかという項目などです。
特に、両親に証人になってもらう場合、母親の姓を省略して名前しか書いていないケースが多くみられます。
また、証人の住所や本籍が結婚する人の住所・本籍と同じ場合でも、省略せずに書かないと記入不備になるのです。

それから、結婚する2人の新しい本籍が記入されていなかったり、本籍に部屋番号まで記入してしまったりした場合もやはり、記入不備とされます。
加えて、住所欄に転入届を出していない新居の住所を書いてしまったり、本籍の漢字が戸籍と違っていたりといった間違いも多いです。
それから、届出人の欄に結婚する2人の署名と押印をするのを忘れているケースもあります。

▽提出先などで困ったからこちらも確認!

婚姻届をもらう場所って?提出先は?コレで婚姻届の提出はバッチリ

婚姻届の提出時に必要なのは「戸籍抄本」ではなく「戸籍謄本」


戸籍抄本は戸籍謄本の代わりにならない場合があるため、注意が必要です。
この段落では戸籍抄本と戸籍謄本の違いについて、また、戸籍謄本の取得方法について紹介します。

「戸籍謄本」と「戸籍抄本」の違い

戸籍謄本は戸籍全部事項証明書とも呼ばれ、同一戸籍に入っている家族全員の記録が掲載されたものです。
そして、戸籍抄本では家族のうち一部の人のみの記録を掲載しています。
つまり、戸籍抄本は戸籍謄本の簡略版といえます。

地方自治体によっては婚姻届を提出する際に戸籍抄本でも可としている場合もありますが、原則としては戸籍謄本の提出が必要です。
戸籍抄本でも可能かどうかが不明の場合は戸籍謄本にしておくほうが間違いありません。

取得できるのは本籍地の役所のみ

戸籍抄本・戸籍謄本を発行してもらえるのは本籍地を管轄する役所のみです。
本籍地と現住所が違う場合もあるので、まずは結婚する2人の本籍地を確認しましょう。

取り寄せには時間がかかるので要注意

本籍地と現住所が離れている場合は、戸籍謄本を取得するために本籍地の役所まで行くことが難しいかもしれません。
その場合は本籍地にいる家族といった代理人に取得してもらったり、本籍地の役所から郵送で取り寄せたりすることも可能です。
ただし、本籍地の役所から戸籍謄本を取り寄せるためには、おおよそ1~2週間くらいかかる点に注意しましょう。

婚姻届の提出に必要な戸籍謄本の取得方法は?

役所窓口で申請する

本籍地の役所に行き、戸籍を扱う課の窓口で戸籍謄本を申請します。
その際、運転免許証やパスポート、写真付きの住民基本台帳カードなどの身分証明書が必要です。

郵送手続きで申請する

手順としては、本籍地の役所に電話をして戸籍謄本の郵送を希望する旨を伝え、必要書類を郵送。必要書類は以下の4点です。
・戸籍謄本請求に必要な情報を記載した紙(必要部数・本籍地住所・戸籍筆頭者名・請求する人の氏名と現住所および電話番号)
・本人確認書類のコピー
・手数料分の定額小為替(郵便局で入手可能)
・返信用封筒(返信用の切手を貼り、返信先の住所と宛名を記入済みのもの)

代理人に役所窓口へ出向いてもらう

戸籍謄本の申請は代理人でも可能です。
ただし、戸籍謄本を請求できる代理人の範囲には制限があり、委任状が必要な場合があります。
直系親族の祖父母・父母・子・孫および同じ戸籍に記載されている未婚の兄弟姉妹が代理人となって戸籍謄本を請求する場合、委任状は必要ありません。

既婚の兄弟姉妹が代理人となる場合は、請求者自身の「過去の戸籍謄本」を取得することにより、結婚する人の戸籍が記載された戸籍謄本を入手できます。
その他の親族、友人などの第三者が戸籍謄本を代理請求する場合には委任状の他、代理人との関係を証明する書類が必要になる場合もあるため要注意です。


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コンビニ交付で発行する(対応する市区町村限定)

地方自治体によっては戸籍謄本をコンビニで交付するサービスに対応しています。
それを利用する場合はマイナンバーカードが必要です。

まず、自分の本籍地がコンビニ交付に対応しているかどうかを確認しましょう。
対応している場合はインターネットかキオスク端末で本籍地の地方自治体に利用登録を行います。
利用登録の完了後、コンビニに設置されているキオスク端末で戸籍謄本の申請からプリントアウトまでが可能です。

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婚姻届の提出時に必要となる本人確認書類とは?

本人確認書類にはさまざまなものがあり、種類によって婚姻届の提出時に必要な数が異なります。

1点あればよい本人確認書類

運転免許証やパスポート、写真付きの住民基本台帳カードなど写真が付いているものは1点で大丈夫です。

2点必要となる本人確認書類

健康保険証や国民年金手帳、写真が付いていない住民基本台帳カードなどの場合は2点が必要です。

婚姻届の提出で押えておきたいポイント


婚姻届が無事に受理されれば、提出した日が入籍日になります。入籍日にこだわりたい人や手続きを順調に進めたい人は、婚姻届の提出にまつわるポイントをあらかじめ把握しておくと良いでしょう。

提出場所はどこでも可能

婚姻届を提出する先は現住所や新居、職場の近くであったり、実家や本籍地であったりする人が多いのではないでしょうか。
しかし、日本国内であればどの地方自治体の役所でも、婚姻届を提出できるのです。
新婚旅行で行った土地や2人の思い出の土地などで婚姻届を出すのも良い記念になるでしょう。
ただし、日常生活の場所から離れたところで婚姻届を提出する場合は、修正や再提出にならないように念入りに記入内容と必要書類を確認することが大切です。

婚姻届の記入や必要書類の不備に注意

丁寧に婚姻届を記入したつもりでも、正しい書き方を知らないままで記入すると間違えてしまう可能性があります。
また、提出時に必要書類を忘れてしまう人も少なくありません。
婚姻届の記入例や必要書類をあらかじめ確認しておき、余裕を持って準備するようにしましょう。

夜間や休日に提出する際は受理日・受付時間を事前に確認

役所の営業時間は平日の8時半くらいから17時くらいが一般的です。
しかし、婚姻届は原則として365日・24時間、時間外窓口で提出できます(出張所など小規模な役所の出先機関の場合は時間外窓口がないケースもあります)。
役所の営業時間外に婚姻届を提出したい人は、前もって時間外窓口の有無や受付時間を確認しておいたほうが良いでしょう。
また、時間外窓口の場所がわかりにくい場合もあるため、事前に場所を調べておくことも大切です。
それから、役所の営業時間外で対応するのは提出の受付のみであり、記入内容を確認して受理する作業は翌営業時間以降になります。

婚姻届をスムーズに提出するために必要書類の準備を万全に


結婚する前は何かとバタバタして忙しいものです。
婚姻届を提出しても記入不備や書類不備があってやり直しになると、結婚式や新生活の準備に支障が出てしまう場合もあります。
ですから、ミスがないように細かいところまでしっかりと確認して、スムーズに婚姻届を提出しましょう。

▽もっと詳しく知りたい人はこちらもチェック

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▽手続き方法はこちらも役に立つ

入籍手続き方法徹底解説~婚姻届の提出から流れ、必要書類まで~

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