
国際結婚カップルの海外挙式・ロンドンのシーク教寺院でインド結婚式
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インド人ファミリーのパワーバランス
インド系の移民が多いイギリスには夫の両親、妹たちだけでなく、親戚も多く暮らしています。私たちは年齢のこともあるし、できるだけ結婚式はシンプルにしたいという希望を小さな声でママに伝えたのですが、答えはNOでした。インド人の結婚式は派手だというのを聞いたことがある方も多いかと思いますが、大事な長男の結婚式をあげないなどという選択肢はママにはこれっぽっちもありませんでした。
ママの希望は、ロンドンでインド挙式をして欲しい、そしてもちろん披露宴もインド式でやって欲しいとの事でした。頭の中が?だらけの私の横で、OK と全てに了承する夫。大丈夫?と心配にはなりましたが、彼の様子を見てそれ以外の選択肢はないのだなと悟りました。
普段は自分のラボを持ち、たくさんのスタッフを抱え、世界中の学会で研究発表を行なっている夫ですが、ママの言うことに異論を唱えることなど全くなかったのです。この時点でインドファミリーのパワーバランスを垣間見たなぁと感じた私ですが、まだ何も理解できてなかったということに後々気づいていくのでした。
ロンドンには北インド・パンジャビ地方出身の移民が多く住んでおり、シーク教といういわゆる頭にターバンを巻いてる人たちが信仰する宗教のお寺があります。両親ともパンジャビ地方出身なので、挙式はロンドンにあるシーク教の寺院で行い、披露宴は近くの式場で行うことが決定されました。
手配は段取りの良い妹たちとママが行なってくれるとのことで、私は会場だけ見学し一旦日本へと帰国したのでした。
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ロンドンでインド結婚式