
国際結婚カップルの海外挙式・ロンドンのシーク教寺院でインド結婚式
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結婚適齢期という言葉が死語になりつつある昨今の結婚事情ですが、私は2019年に45歳で国際結婚をしました。夫はインド系イギリス人の当時48歳、二人と40代後半という晩婚国際カップルです。
晩婚の国際結婚カップル
夫は生物科学者で付き合い始めた当初は日本の研究所に勤めていましたが、その後インドのバンガロールにある国立生物研究所に移ることになりました。インド系の夫はご両親がインド出身なので見た目も遺伝子的にもインド人ですが、生まれも育ちもロンドンの都会っ子です。初めてインドで生活することになったので、大丈夫かな?なんて言いながら一人でインドへと旅立ったのでした。
彼の仕事は順調でしたが、初めてのインド暮らしで色々と日常生活に不便を感じることも多くあったようです。コロナ以前のことですので、年に何度かお互いにインドと日本を行き来し、超遠距離恋愛を続けながら、励まし合いながら付き合いを深めていったのでした。
生涯共に過ごしたいと、お互いの気持ちは固まっていたのですが、国際結婚となると色々と大変だろうなと思っているうちに4年の月日が経ちました。また彼と付き合う中で、国際結婚の問題というよりも彼の家族がインド系の女性との結婚を望んでいるのだろうなとも感じていました。
そんな時に「インドに来てもらうことになるけれど結婚してほしい。」と彼からの告白というかプロポーズがあったのです。ちょうどその頃、彼に会いにインドに来ていたご両親に紹介したいからと言われ、ビデオ通話でご両親との初顔合わせをしました。晩婚とはいえ、インド系の家族にとって親の承諾なく結婚を決めることなどあり得なかったのです。
彼の強い説得があったのか、年齢のことを気にされていたのか、それとも気に入ってもらえたのか、真相はいまだに謎ですが、そのすぐ後に結婚することが決まり、ロンドンに住む家族に挨拶に行くことになりました。
インド人ファミリーのパワーバランス