
大人として心得ておきたいマナーの一つ、金封を包む「袱紗」。慶事と弔事で使い分けよう
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袱紗の包み方は弔事と慶事で違いがある
慶事と弔事で袱紗は色が違うだけではなく、包み方にも違いがあります。
1.金封袱紗は慶事では右開きに、弔事では左開きに
結婚式などの慶事で金封袱紗を使用する場合には、右開きになるように包みます。金封の表面を上に向け、ポケットが左側になるよう入れるとよいでしょう。弔事の場合は逆で、左開きになるようポケットを右側にして金封を入れます。
2.風呂敷タイプなど布で包む袱紗の場合
風呂敷タイプなど布で包むタイプの袱紗の場合、まず袱紗をひし形に置きましょう。慶事の場合は中心線よりも左側に、金封の表書きを上にして置きます。
次に袱紗の左側を折り、金封に覆いかぶせてから、金封の下に角を入れ込みます。さらに上側を金封に被せ、下側も金封に被せるように折ってから、右側を覆いかぶせ裏へ巻き込むように折りましょう。
爪があるタイプの場合は、爪が右側に来るように置けばよいでしょう。台付きの場合は、台が左側に来るように置けばスムーズに包めます。上下の折り込み方を間違えないようにしてください。
弔事の場合はすべてが逆になりますよ。上下の折り込み方も下を先に折り込みます。
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袱紗に包んだ金封は袱紗に重ねて受付でお渡しするのがマナー
袱紗に包んだ金封をお渡しするときは、袱紗ごと渡すわけではありません。袱紗を開き、金封を袱紗の上に重ねてから金封のみを渡します。袱紗は何度も使えますよ。
袱紗から金封を取り出す時にもマナーがあります。せっかく袱紗に包むというマナーを知ったのですから、もうワンステップ知識を重ねていきましょう。
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