2020.3.29

大人として心得ておきたいマナーの一つ、金封を包む「袱紗」。慶事と弔事で使い分けよう

結婚式のマナー
結婚お役立ち情報
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結婚式へ参列するゲストは、ご祝儀を包むことが一般的です。バックにご祝儀袋を直接入れて、当日受付で出してもよいですが、袱紗(ふくさ)に包んで行くとマナーを心得ていると感じられますね。

袱紗と一言でいっても様々な種類があります。ご祝儀を包むのにふさわしい袱紗の種類や包み方を知っていると、ワンランク上の大人として見られますよ。

目次[]
  1. そもそも袱紗(ふくさ)とはいったい何か?
  2. 4タイプある袱紗の種類
  3. 結婚式では何色の袱紗を使うの? 使うシーンに合わせた色選び
  4. 袱紗の包み方は弔事と慶事で違いがある
  5. 袱紗に包んだ金封は袱紗に重ねて受付でお渡しするのがマナー
  6. 受付についてから金封を渡すまでの一連の所作の流れ
  7. 弔事の場合は開き方や回し方が逆になる
  8. 大人のたしなみとして袱紗は最低でも一枚は用意しておくとよいでしょう

そもそも袱紗(ふくさ)とはいったい何か?

相手に対して贈り物をするときには、埃や汚れが付かないように持参したいものですね。袱紗はこの埃や汚れを避けるためのものなのです。大きな品物であれば風呂敷を用いますが、金封を大きな風呂敷で包むとかさばりますので、小さな袱紗を使用するようになりました。

金封には一般的に水引などの飾りがついていますが、バックに直接金封を入れると、水引が崩れる心配があります。袱紗に包んでおくことで、綺麗な状態でお渡しすることができるでしょう。

4タイプある袱紗の種類

市販されている袱紗は、大きく分けると4つのタイプに分けられます。

1.シンプルな正方形の布

風呂敷を小さくした正方形の布タイプの袱紗で最もシンプルなものです。「風呂敷タイプ」と呼ばれます。

2.爪付きの袱紗

正方形の布ですが、金封を包むと最後に包みがはだけにくいように爪がついているタイプです。

3.台付きの袱紗

袱紗を広げると、内側に金封を置く台が付いています。どこに金封を置けばよいかが分かりやすいタイプです。さらに台が付いていることで金封が折れてしまうという心配もないでしょう。欠点としては台付きなのでコンパクトにたたむことができません。結婚式などで小さなバックを使うときには注意したいですね。

台付きの袱紗の台は、表面と裏面があります。それぞれ慶事用と弔事用に使い分けられるリバーシブルタイプとなっていることも多いため、包むときに台の向きを間違えないようにすることも必要ですよ。

4.ポケットタイプ

長財布のような形で、金封を入れるポケットがあります。芯材が入っているため型崩れしにくく金封が折れる心配がありません。ただ袱紗としては略式となりますので、ふさわしくない場面もあります。ポケットタイプの袱紗は「金封袱紗」とも呼ばれます。
友人の結婚式など、金封に包む金額が3万円以下の場合は金封袱紗でも構いません。ですが、親族などの場合で包む金額が多いときには、金封袱紗ではうまく金封が入らないケースがあるでしょう。お渡しする相手が目上の方や上司といった場合には、金封袱紗は避けた方が無難です。

また、最近では凝った水引の金封も多く市販されています。凝った水引の場合は金封袱紗だと引っ掛かってしまい、袱紗に包むことで逆に水引が崩れてしまうことがあるため注意が必要です。
正式な場面ではシンプルな風呂敷タイプの袱紗が使われます。これは金封に入れる金額が増えても包めるためです。使った後は小さく折りたたんでしまえるため便利な一面もあります。爪付きのものも小さくたためますが、金額が増えたときに包みにくいと感じることがあるでしょう。

結婚式では何色の袱紗を使うの? 使うシーンに合わせた色選び

金封は主に冠婚葬祭で使います。結婚式以外にも出産祝いや入学祝、お葬式や法事などのときにも金封を使います。冠婚葬祭は主に「慶事」と呼ばれるお祝いにまつわるものと、「弔事」と呼ばれる不幸にまつわるものに分けられます。袱紗も慶事用と弔事用の二種類があるのです。

1.慶事用は明るい暖色系

まず結婚式など慶事の際に使う袱紗は、暖色系の色合いのものを使うのが一般的です。赤やピンク、ゴールド系の色合いの袱紗となります。リボンが付いたものやパールが付いたものなどであれば華やかさがあるため、黒の袱紗でも問題はありません。ポイントは「華やかな色合い」であることです。

花柄や鶴、亀といったおめでたい柄の袱紗もよいですね。結婚式であればおしどりや鳳凰といったつがいの鳥が描かれたものもおすすめです。

2.弔事用は黒や紺などの寒色系

黒や濃い緑、紺、藍色といった寒色系の袱紗は弔事用となります。総じて色合いが濃いものは弔事用と考えるとよいでしょう。同じ黒でも飾りが付いているものは華美であると考えられるため、弔事では避けた方が無難です。
弔事では一般的に柄がないものを選びますが、蓮や菊、蘭といった花の刺繍程度であれば問題ありません。

3.オールマイティーに使える濃い紫

慶事でも弔事でも使える袱紗が濃い紫です。一般的に袱紗といえば濃い紫を思い浮かべる人も多いでしょう。ただ柄があると慶事もしくは弔事に限られることになるため、濃い紫の袱紗を選ぶ時には無地の物を選ぶとよいですね。
大人として一枚は持っていると重宝しますよ。

4.袱紗がないときにはハンカチで代用を

袱紗がないからといって、金封をそのままカバンに入れていくのは避けたいですよね。このような場合はハンカチを代用品として使うことができます。結婚式でご祝儀を包むときには、袱紗の選び方と同じように華やかな色柄のハンカチを選ぶとよいでしょう。

華やかと感じても蓮や菊、蘭の図柄は弔事用と考え避けましょう。しわしわのハンカチや折り目がついたハンカチは避け、代用とはいえアイロンをかけてきれいに整えてから使うようにしましょう。

袱紗の包み方は弔事と慶事で違いがある

慶事と弔事で袱紗は色が違うだけではなく、包み方にも違いがあります。

1.金封袱紗は慶事では右開きに、弔事では左開きに

結婚式などの慶事で金封袱紗を使用する場合には、右開きになるように包みます。金封の表面を上に向け、ポケットが左側になるよう入れるとよいでしょう。弔事の場合は逆で、左開きになるようポケットを右側にして金封を入れます。

2.風呂敷タイプなど布で包む袱紗の場合
風呂敷タイプなど布で包むタイプの袱紗の場合、まず袱紗をひし形に置きましょう。慶事の場合は中心線よりも左側に、金封の表書きを上にして置きます。
次に袱紗の左側を折り、金封に覆いかぶせてから、金封の下に角を入れ込みます。さらに上側を金封に被せ、下側も金封に被せるように折ってから、右側を覆いかぶせ裏へ巻き込むように折りましょう。
爪があるタイプの場合は、爪が右側に来るように置けばよいでしょう。台付きの場合は、台が左側に来るように置けばスムーズに包めます。上下の折り込み方を間違えないようにしてください。

弔事の場合はすべてが逆になりますよ。上下の折り込み方も下を先に折り込みます。

▽袱紗・ご祝儀袋の関連記事はこちら

祝儀袋の書き方は?選び方や袱紗の包み方をご紹介!

袱紗に包んだ金封は袱紗に重ねて受付でお渡しするのがマナー

袱紗に包んだ金封をお渡しするときは、袱紗ごと渡すわけではありません。袱紗を開き、金封を袱紗の上に重ねてから金封のみを渡します。袱紗は何度も使えますよ。

袱紗から金封を取り出す時にもマナーがあります。せっかく袱紗に包むというマナーを知ったのですから、もうワンステップ知識を重ねていきましょう。

▽袱紗に関する記事はこちら

結婚式のご祝儀袋・袱紗の包み方

受付についてから金封を渡すまでの一連の所作の流れ

ここからは受付についてから、金封を渡すまでの一連の所作の流れを見ていきましょう。今回は結婚式に参列するイメージで、ご祝儀袋をお渡しするまでの流れです。

1.受付についたらお祝いの言葉を伝える

受付についたら、まずは係りの方にお祝いの言葉を伝えましょう。受付にいる方がもしかしたら知人や友人かもしれませんが、気軽なあいさつではなく「本日はおめでとうございます」と伝えます。

2.記帳を行う

ご祝儀を出す前に芳名帳に記帳を行うのが一般的です。記帳を行うことで受付の係りの方が出席者名簿の確認が行えます。

3.ご祝儀袋を袱紗ごと取り出す

バックから袱紗ごとご祝儀袋を取り出します。

4.袱紗からご祝儀袋を取り出し渡す

いよいよ袱紗からご祝儀袋を取り出します。右側に袱紗が開くように持ち、包みを開きます。金封袱紗の場合には、ご祝儀袋を取り出したら袱紗を閉じその上にご祝儀袋を載せます。風呂敷タイプなどの場合には、袱紗をたたんだ後に袱紗の上にご祝儀袋を載せましょう。このときご祝儀袋の表書きは自分に向いた状態で載せます。

袱紗ごとご祝儀袋を時計回しに回して、表書きを受付の方の方に向けましょう。ご祝儀袋をお渡しするときには、再度お祝いの言葉を添えるとよいですね。

5.袱紗をカバンにしまう

無事にご祝儀袋をお渡ししたら、袱紗をカバンにしまいます。金封袱紗や台付き袱紗はそのままカバンにしまってよいでしょう。風呂敷タイプや爪付きの場合は小さく折りたたんでしまうとコンパクトになりますよ。

弔事の場合は開き方や回し方が逆になる

今回は慶事の場合で詳しくご説明しましたが、弔事の場合は所作が逆になります。袱紗を開くときには左側に開くようにし、香典袋などを袱紗に載せた後は逆時計回りで受付の方に表書きを向けます。

最後にお悔やみの言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。

大人のたしなみとして袱紗は最低でも一枚は用意しておくとよいでしょう

袱紗は大人のたしなみとして一枚は用意しておくとよいアイテムです。無地で濃い紫の袱紗であれば、冠婚葬祭のどのような場面でも使えるため便利でしょう。最近ではリバーシブルタイプのものもあるので、一枚だけ用意しておく場合には、リバーシブルタイプでもよいですね。
女性の場合は、慶事では華やかな装いに合わせ可愛らしいものを持っておくのもおすすめです。慶事用と弔事用のふくさがセットになって市販されているケースもあるため、ワンセット持っていてもよいですね。この先色々なシーンで使うことになるため、持っていて損はないアイテムといえますよ。

普段はあまり使わないものではありますが、いざというときにスマートに使えるよう、結婚式へ招待されたら一度練習をしておくとよいでしょう。ワンランク上の大人に見られるよう、袱紗を使う時のマナーを身に着けておきたいですね。

▽ご祝儀袋に関するマナーはこちら

表書き、袱紗のおさえておきたいポイントは。ご祝儀袋の書き方マナー

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