2020.2.10

結婚式のご祝儀袋・袱紗の包み方

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結婚式に招待されたら、お祝いとしてお金を包んで持参するのが一般的です。このお祝いのことをご祝儀といいます。新郎新婦の門出を祝福するのですから、ご祝儀の渡し方にもマナーがあることはご存知でしょう。
しかし、お札の準備からご祝儀袋の包み方、持参方法、渡し方までの一連のマナーを全て把握している方は意外と少ないものです。

結婚式当日にマナー違反をして恥をかかないように、ご祝儀の包み方から渡し方、また金額の相場などについて確認しておきましょう。

目次[]
  1. お金は新札を用意しよう
  2. ご祝儀袋の選び方
  3. お札の入れ方
  4. 袱紗の包み方
  5. 結婚式でのご祝儀の手渡し方

お金は新札を用意しよう

まず、ご祝儀として渡すお金は、「新札」を用意するのがマナーです。新札には、「二人の新たな門出をお祝いするにふさわしい」新しいお札を、「お式を待ち遠しく感じながら」用意いたしましたという気持ちが込められています。
新札と聞くと、折り目のついていないお札をイメージする方も多いのですが、単に折り目がついていないお札はピン札と呼ばれており、一見すると新しいようでも、使用されている可能性があります。これに対して新札は、銀行で発行された、まだ誰も使っていないまっさらのお札のことをいいます。

新郎新婦の門出を祝う気持ちを表すためには、面倒でもピン札ではなく新札を用意しましょう。

では、新札はどこで手に入るのでしょうか。最も一般的なのが銀行の窓口で、新札に両替してもらう方法です。
銀行に用意された両替依頼書には、新札での両替を希望するかどうかを記入する欄があります。新札希望欄にチェックを入れるなどして必要事項を記入し、窓口で「新札への両替をお願いします」と伝えて、両替依頼書と両替してもらうお金を渡しましょう。

銀行によっては、両替専門のATMが設置されているところもあります。このような場合は、ATMで新札に両替することが可能です。
新札への両替では、銀行によっては新札への両替で手数料がかかることがあります。また、両替用のATMの中には、その銀行のキャッシュカードがなければ利用できない場合もあります。

ゆうちょ銀行で新札に両替してもらうときも、注意が必要です。ゆうちょ銀行は他の銀行とは異なり、新札の両替を通常業務としていません。このため、ゆうちょ銀行で新札に両替してもらう際は、直接窓口で申し込みます。
新札が用意されている場合は両替に応じてくれますが、新札が不足しているなど何らかの理由で新札両替に応じてもらえないこともあります。あらかじめ、電話などで新札に両替してもらえるかを確認してから、窓口へ出かけることをおすすめします。

このように新札を用意するのは、営業時間内に銀行窓口に出かけるなど、何かと手間がかかります。なるべく早めに準備しておきましょう。どうしても新札が用意できなかった場合は、結婚式場や披露宴が行われるホテルで新札と交換してもらえるケースもあります。
しかし結婚式場や披露宴は銀行ではありませんから、用意している新札に限りがあります。結婚式当日に新札への交換をお願いしても、対応してもらえないことがあるので、事前に銀行で新札を用意しておく方が安心です。

ご祝儀袋の選び方

新札が用意できたら、ご祝儀袋を用意しましょう。結婚祝用のご祝儀袋が販売されています。金銀の水引で結びきりや鮑結びという、二度と解けない結び方をしているものが一般的です。また、鶴や亀、松などおめでたい形に水引が結ばれたものもあります。

結婚式のご祝儀袋はさまざまな種類がありますが、金額に応じて選びましょう。金額が少ないほどシンプルなものを、多くなるほど華やかで豪華なものを選ぶといいですね。

友人や会社の同僚といった同年代の知り合いの場合、金額の相場は3万円です。水引きが結ばれた、やや小ぶりでシンプルなデザインの祝儀袋を選びましょう。
出席できない場合は1万円程度が相場となります。このような場合は、金額が少なめですから、水引が印刷されているなど、さらにランクを下げた祝儀袋でも構いません。

自分の部下の結婚式祝は、やや多めに渡します。職位など立場によって異なりますが、5万円~10万円が相場です。兄弟や親戚の場合も、ケースバイケースですが3万円~10万円が相場となります。
5万円以上になると、祝儀袋はランクが上のものを選びましょう。10万円以上を包む場合は、大きめで豪華なものがふさわしいですね。

お札の入れ方

祝儀袋には中袋(中包み)が付いていますから、お札の向きを揃えて、表側にお札の肖像画がくるように入れましょう。肖像画上に来るように入れるのが一般的ですが、肖像画が下にするという作法もあります。
中袋の表側にはご祝儀の金額を書きます。金額は漢数字を使うのがマナーです。1万円なら壱萬圓、2万円なら弐萬圓、3万円なら参萬圓、5万円なら伍萬圓と書きます。そして裏側には、自分の住所と氏名を書きましょう。

中袋に必要事項を記してお札を入れたら、上包みに包み直します。ご祝儀袋は、最初に折られていたように、折っていけばいいのですが、どのように包まれていたのか忘れてしまったら、次の順番で折っていきます。

まず、中袋を中央に置き、左側を折ってから右側を折ります。これを裏返して、上側を下へ折りたたみ、これに重ねるようにして下側を上に折ります。
このときに必ず、上側を先に折り下げてから、それに重ねるように下部を折り上げてください。このように折りたたむことで、上へと伸び上がっていく勢いのある様子を表現し、二人の門出を祝う気持ちを伝えているのです。

これが逆になって、下側にかぶせるように上側を折り下げると、上から下へとしおれていく様に見えます。
この折り方は、悲しみに打ちひしがれることを意味するといわれているのです。このため、下側に上側を折り重ねるのは、お葬式などお悔やみ事のときに用いられます。結婚式では縁起が良くないとして嫌われますから注意しましょう。

ご祝儀袋の表書きは、水引の上の部分に「寿」や「御結婚御祝」、「祝御結婚」などと書きます。水引の下の部分には、自分の氏名を書きましょう。
友人や同僚など、複数でお祝いをするときは、それぞれの氏名を書きます。このとき、先輩など立場が高い人から順番に、右から左へと書きます。

3人以上など人数が多い場合は全員の氏名を書ききれませんから、代表者の氏名を書いて「外一同」と書き添えましょう。

▽ご祝儀のマナー関連記事はこちら

水引の形や金額などNG盛りだくさん!今から知っておこう「ご祝儀袋マナー」

袱紗の包み方

ご祝儀袋を裸のままポケットやバッグなどに入れて持ち歩くと、汚れたり折れ曲がったりすることがあります。このようなことがないように、祝儀袋は袱紗に包んで持参します。また、お金をご祝儀袋に包んだ上で、さらに布に包んで持参することで、お渡しする相手への礼儀を表す意味もありますから、袱紗は大切なアイテムです。

袱紗は、四角い布です。これをひし形に広げたら、中央よりも左側に寄せて祝儀袋を置きます。まず袱紗の左側を祝儀袋に沿って折りたたみ、次に上部を下に、下部を上に折りたたみます。そして最後に右の部分を折りたたんで、余った部分は裏側へと折りましょう。袱紗もご祝儀袋と同様に、上部から先に折りたたみ、それに重ねるよう下部を折り上げてください。

袱紗は四角の布で中の物を包んで使いますが、柔らかいので慣れないと扱いが難しく感じられるかもしれません。このため、包んだら崩れないように、布を留める爪がついた「爪付き袱紗」もあります。
また、ご祝儀袋をしっかりと固定できる台がついた「台付き袱紗」も販売されています。さらに最近は金封を挟み込むだけの、「金封ふくさ」も人気です。金封ふくさは折りたたみ方で悩む必要がありませんし、バッグにも入れやすいのが魅力です。

3万円程度であれば、どの袱紗を使ってもマナー違反にはなりません。ただ、爪付き袱紗、台付き袱紗、金封ふくさは略式となります。10万円以上などの高額をご祝儀として渡すときは、昔ながらの正式な袱紗の方が格式が高く、似つかわしいといえます。

袱紗は結婚式などの祝儀にも、お葬式などの不祝儀にも使われます。結婚式のようなおめでたい席では、ピンクやオレンジ、えんじ色などの赤系統のものを使います。
お葬式などでは悲しみを表す青やグレーといった色を使います。結婚式では青系、グレー系の袱紗を使うのはNGです。

そして、唯一お祝い事・お悔やみ事の両方に使えるのが紫です。袱紗を一つ用意するなら、オールマイティーに使える紫の袱紗を購入すると便利です。
ただし、紫でも藤色のような淡い紫はお祝い事専用となっているので、濃い紫のものを選びましょう。

▽袱紗に関するマナー記事はこちら

【結婚式のご祝儀袋】正しい袱紗(ふくさ)の包み方と渡し方

結婚式でのご祝儀の手渡し方

お金の渡し方も、お祝い事とお悔やみ事とではマナーが異なります。結婚式などのお祝い事では、バッグなどから袱紗を取り出したら、左手の上に袱紗を乗せます。右手でまず袱紗の右側を開き、裏側に畳み込んで左手で支えます。
次に袱紗の下側を開きます。この状態でご祝儀袋を下側から引き出し、左手の袱紗の上に乗せます。次に開いた袱紗を元の状態に戻しますが、このときご祝儀袋の下に畳み込み、ご祝儀袋が袱紗の上に乗るようにするのがポイントです。

次に、ご祝儀袋を袱紗ごと右に回して相手の正面に向けてから、手渡します。左に回すとお悔やみ事なるので、必ず右に回すようにしましょう。
上記がマナーですが、手の上で袱紗をさばくのが難しいようなら、袱紗を折りたたんで受付のテーブルなどに置いてから、両手で祝儀袋に渡してもかまいません。

手渡すときには、まず「本日は誠におめでとうございます」とお辞儀して挨拶をし、「心ばかりのお祝いでございます」などと一言添えて祝儀袋を差し出しましょう。そして、相手が受け取ったら、もう一度お辞儀をします。
ご祝儀を渡した後、名前の記帳を求められれば、芳名帳に記名してください。

一口に結婚のお祝いを渡すと言っても、細々としたマナーやルールがあります。年々略式化されている部分もありますが、人生の大きな節目となるお祝い事です。
新郎新婦やご両家、受付係の方に不快な思いを与えないためにも、基本的なマナーを抑えておきましょう。

▽結婚式に呼ばれた女性ゲストのマナー記事はこちら

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