2020.3.29

披露宴でスピーチを頼まれたら?エピソードの選び方やマナー、当日の流れについて

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披露宴には欠かせない、ゲストスピーチ。一般的には「主賓祝辞」と呼ばれる乾杯前のスピーチと、披露宴の後半に行われるスピーチとの2つがあり、主賓祝辞は新郎新婦の上司や恩師が、披露宴後半のスピーチは新郎新婦それぞれの友人代表が1人ずつあるいは多くて2人ずつ行います。

いずれにしても披露宴の雰囲気を大きく左右する大役。自分を信頼して頼んでくれた新郎新婦のためにも、素敵なスピーチをしてあげたいものです。

目次[]
  1. 本番までの準備
  2. 原稿作成のコツ・注意点
  3. スピーチ本番の流れ
  4. まとめ

本番までの準備

通常、結婚式のスピーチは招待状を送るより前に新郎新婦から直接依頼されます。従って、本番(結婚式)の約2~3ヶ月間にお願いされるのが一般的。原稿作成期間や練習する時間、新郎新婦への確認などを考慮に入れると、意外に時間的余裕はないと考えておきましょう。

(1)原稿を作成する
スピーチを頼まれたなら、当然ですがまずは原稿を作ることから始めます。コツや注意点などは後述しますが、大まかな文章構成を説明しますと、まずは「御結婚おめでとうございます」の祝辞から始め、新郎あるいは新婦とどのような関係なのかを簡単にまとめた自己紹介をします。

続いてその延長上で新郎あるいは新婦の人柄が表れているようなエピソードを少し紹介します。最後に「お幸せに」等2人へのメッセージと「本日は誠におめでとうございます」「ありがとうございました」などの言葉で締めくくります。

(2)時間を調整する
これは原稿作成時にある程度意識しておくべきことですが、スピーチの長さは基本的に1人あたり3~5分です。媒酌人であればもう少し長くて5~10分、友人や同僚であれば逆に2~3分ほどが基本となりますが、いずれにせよ、どんなに良い内容であっても所要時間を超過して話し続けるのはマナー違反ですし、新郎新婦もゲストも聞き疲れてしまうでしょう。

それで原稿を作成し終わったなら、まずは所要時間内かどうかを確かめましょう。ストップウォッチなどを用意し、原稿を声に出して読んでみます。所要時間を超えるようならどこを削れるか考えましょう。よく見てみれば同じ言葉を繰り返しているところや、自分としては思い出深い内容でも、ゲストにしてみればそれほどではない部分などをカットできるかもしれません。

逆に短すぎる場合には、エピソード部分をもう少し膨らませると良いでしょう。

(3)確認を取る
場合によっては、スピーチの内容について新郎新婦に確認を取る必要があるかもしれません。例えばおめでた婚のカップルの場合、妊娠は伏せておきたいと考えているかもしれず、そうであればスピーチで赤ちゃんのことは触れてほしくないと思っているはずです。
勿論、当日の楽しみにとっておいてもらいたいのでスピーチの全てを伝える必要はありませんが、「もしかして話さないでほしいと思うかな」と感じるような部分については確認をとっておいた方が良いでしょう。

また文章に自信のない人は、友人や家族など第三者に原稿を見せたり聞いてもらったりして、チェックしてもらうと良いかもしれません。自分では正しいと思い込んでいた言い回しや言葉遣い、熟語や慣用句が実は間違っていたということもあり得るからです。

新郎や新婦を知っている人、知らない人の両方に聞いてもらい、内容がよく分かるかどうかも確認してもらいましょう。

(4)練習する
時間的にも内容的にも問題なし!と確認できた原稿は、当日までに何度も繰り返し声に出して練習しましょう。大抵の人は本番になると緊張のあまりいつも通りに話せないもの。落ち着いて話せるかどうかは練習次第です。
当日の様子をしっかりイメージしながら練習すれば、本番でも練習時と同じ調子で話すことができるようになるでしょう。

▽スピーチで知っておきたいマナーはこちら

絶対に失敗しない!スピーチをする友人と新郎新婦が知っておきたいマナー

原稿作成のコツ・注意点

(1)自己紹介
自分の名前と新郎あるいは新婦との関係を簡潔に述べるのが自己紹介ですが、例えば学生時代の友人であれば「〇〇ちゃんとは同じ大学のサークル仲間で、当時はよく徹夜で語り明しました。」などと具体的な仲を伝えても良いでしょう。

(2)エピソード
スピーチの要となるエピソードは、とにかく相手を褒めることがポイント。新郎や新婦の長所となる人柄がよく反映されていて、しかも大半のゲストたちが知らない自分と新郎・新婦との間のエピソードを、語り手(自分)の視点から話します。
「〇〇ちゃんは子供の頃から動物が大好きな優しい性格で、時には自分のお小遣いをはたいて捨て猫の面倒をみてしまうほどです。私が今でも忘れられないのは、小学校4年生の遠足の前の日で……」といった具合にちょっとした日常のエピソードでも、いかにも新郎・新婦らしい心温まる内容を、心を込めて話しましょう。

当然ですが、新郎新婦を含め誰かを傷つけたりハラハラさせたりするような内容はNG。いわゆる「暴露スピーチ」や過去の恋愛話、下ネタ、砕けすぎた内容も避けましょう。
結婚式には同世代の友人だけでなく、新郎新婦の上司や親族も出席していますから、どの世代のゲストが聞いても気を悪くしない、マナーを遵守したスピーチにすることが大切です。

(3)NGワード
お祝い事、特に結婚式では「使ってはいけないNGワード」があるため、スピーチの原稿中に紛れ込んでいないか、しっかりチェックしておきましょう。その1つは「忌み言葉」。「敗れる」「悲しむ」「失う」「薄い」といった不幸を連想させる忌み言葉は、結婚式以外のどんなお祝いの席でも禁句となっています。

また結婚式の場合、結婚関係の終わりを連想させるような言葉もNGで、例えば「壊れる」「離れる」「別れる」「割れる」といった言葉がそれらにあたります。「繰り返し」をイメージさせる「重ね言葉」も「再婚」を連想させるため結婚式においては禁句。
「再度」「繰り返す」「またも」など繰り返しの意味を持つ言葉に加え、「度々」「重ね重ね」「ますます」「くれぐれも」といった音として反復している単語も「重ね言葉」のうちに入ります。

数字としては、「四」や「九」が「死」や「苦」に繋がることからNGワードになっているのは勿論のこと、偶数も「割り切れる」ことから離婚を連想させるため、避けた方が無難です。唯一の例外は「八」で、末広がりであることから縁起の良い数字とされています。

とはいえこれら「忌み言葉」や「重ね言葉」は日常的にはよく使う単語なので、かなり注意していないとスピーチの中でも使ってしまいかねません。特にとっさにアドリブを入れた時に使ってしまわないよう、しっかり頭に入れておいてください。

▽祝辞の例文はこちら

【例文あり】成功する結婚式の祝辞とは?!主賓・上司のスピーチから友人代表スピーチまで

スピーチ本番の流れ

大抵の場合、結婚式当日にスピーチのタイミングや流れについて式場のスタッフが説明してくれるのですが、万が一それがない場合は自分で確認しておきましょう。自分の出番はいつなのか、自分の前後に誰が何を話すのか、また司会者に名前を呼ばれてから席を立つのかどうかなど会場によるタイミングの違いもあるため、事前に細かく確認しておくと安心です。

(1)司会者に名前を呼ばれた時
司会者が「次に新婦の小学校時代からのご友人である〇〇様よりご祝辞をいただきます」などとスピーチする人を紹介した時から、本番スタートです。名前を呼ばれて慌てて立ち上がるのではなく、まずは着席したまま同じテーブルに同席している人たちに対して軽く一礼します。同席者全員を軽く見回すようにしてから一礼すると良いでしょう。

(2)起立してマイクへ
同席者への一礼の後、今度は立ち上がってその場で会場内のゲスト全員に対して一礼します。式場スタッフがタイミングに合わせて椅子を引いてくれることが多いので、その流れに合わせれば大丈夫です。一礼した後マイクへ向かいますが、この際には後ろに向かって半回転し、まっすぐの姿勢を保ったままゆっくりと歩いてください。
マイクへ向かっている姿もよく見られているため、背筋を伸ばし頭のてっぺんから糸で吊り下げられているイメージで、キレイな歩き方ができるとベストですね。

(3)マイクの前に立つ
マイクの前に立った時、高さがあっていないようならスタッフが調整してくれるので、にこやかな表情を保ったまま少し待ちましょう。くれぐれも自分で直さないようにしてください!マイクの準備ができたなら、まずは新郎新婦に向かってゆっくり丁寧に一礼します。
その後もう一度ゲスト全員に一礼。これでスピーチを話す準備が整ったことになりますが、この時新郎新婦や両家の両親が起立している場合には、「どうぞお座りください」と一言勧めてあげましょう。

(4)スピーチを話す
前述の通り、出だしの言葉は「ご結婚おめでとうございます」。この時にも新郎新婦に軽く一礼し、両家の両親に対しても祝辞を述べて一礼します。せっかく一生懸命考えたスピーチですから、新郎新婦にもゲストにもじっくり聞いて欲しいもの。緊張すると早口になりがちですが、落ち着いて、ゆっくりめに話すように心がけましょう。

ハッキリと、ワントーン明るめの声で、できれば新郎新婦やゲストたちの顔を見てアイコンタクトをとる気持ちで話すと良いですね。一方どうしても緊張してしまうので失敗が怖いという人は、いっそのこと手紙の形にして読み上げるという方法もあります。その後そのまま新郎新婦に手紙をプレゼントすると喜ばれるかもしれません。

(5)スピーチ終了
「本日は誠におめでとうございます。ありがとうございました。」等の締めの言葉を述べた後、ゲストへ向かって一礼、その後新郎新婦にもあらためて一礼します。スピーチを手紙にしている場合はこの時に渡してあげると良いでしょう。

(6)席に戻る
マイクへ向かって歩いたのと同じ要領で落ち着いて自分の席に戻ります。着席前に同席者に対して一礼しましょう。

まとめ

スピーチは、特に人前で話すのが苦手な人にとっては大変なことですが、大切なのは新郎新婦を心からお祝いしてあげることです。どんなに苦手でもその思いは必ずみんなに伝わります。心のこもったスピーチで、温かい披露宴にしてあげましょう。

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