新郎新婦らしさが出やすいウェルカムスピーチ。話す内容や基本マナーについて知っておきましょう
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結婚式の打ち合わせをしていると、担当プランナーや司会者から「ウェウカムスピーチを考えておいてください」と言われることがあります。ウェルカムスピーチってなに?と思う方もいるでしょう。
ウェルカムスピーチとは、披露宴の始まりを告げるものとされていますが、ただの始まりの挨拶ではありません。主に新郎がゲストへ向けて感謝の言葉を話すものです。
結婚式というものは、多くのゲストが自分たちのために日時を調節してわざわざ都合をつけて足を運んでくれます。
参列してくれたゲストの方への感謝の気持ちを伝えて、ゆっくりと食事を楽しんでもらいたい、披露宴を楽しんでほしいという労りの言葉を言うものです。
挙式は式次第に決まりがあって、新郎新婦だけではなく慣れていないゲストも緊張しています。その緊張を和らげるため「新郎新婦らしい挨拶でその場の空気を和ませる」という意味もあるものです。
難しく聞こえるかもしれませんが、それほど難しいものではありません。新郎新婦らしい言葉で、ゲストの方に向けて披露宴が始まるという挨拶とゆったりとした気持ちで楽しんでいってほしいという労りの言葉をかけましょう。
披露宴の最初に話すものということで、ゲストの印象にとても残るものになるので、素敵なスピーチにできるようにがんばって考えてください。
- 目次
どんな内容を話せばいいの?
ウェルカムスピーチは絶対にこうしなければいけない、という決まりはありません。新郎新婦が好きに話していいのです。
「自由でいい」と言われると、余計に悩んでしまう人も多いでしょう。悩んだ場合は、基本の構成だけ守っておけば大丈夫です。
ウェルカムスピーチの構成は「ゲストへのお礼の言葉」「挙式を無事に終えたことの報告やゲストへの感謝の言葉」「締めの言葉」の3つを守って考えましょう。
この3つの構成を守って文を作るとしたら「本日はお忙しいところ私たちのために足を運んでいただきありがとうございます」「先ほど挙式を行うことができました ありがとうございました」「短い時間ではありますがおいしい食事と楽しい演出をお楽しみください」となります。これで十分です。
短い気がするかもしれませんが、ウェルカムスピーチは1分程度でいいとされています。披露宴の最初の言葉なので、あまり長くなってしまうとこの後に続く「主賓挨拶」「友人挨拶」「乾杯の言葉」などでさらに時間を取られてしまうので、ゲストが食事を楽しむ時間がなくなってしまうのです。
できるだけ簡潔に1分程度の短い文章で、というのが基本となっています。長くても2分程度の文にまとめるようにしましょう。
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新婦と2人で話すのもアリ!
一般的にウェルカムスピーチは新郎が話すことが多いです。しかし新婦と2人で話す人もいます。新郎が緊張しやすいとか話すのが苦手、という場合は新婦と2人で話すことも考えてみましょう。
新郎新婦2人でウェルカムスピーチを行う場合はどうすればいいかというと、いろいろなパターンがあります。
まずは2人順番に話すパターンです。最初に新郎が話てから新婦が話すというもので、「お礼の言葉」「挙式の報告」「締めの言葉」を最初に新郎が話してから新婦が話すことになります。
次のパターンが、1つの文章を新郎新婦が交互に話すものです。例えば「お礼の言葉」は新郎が話し「挙式の報告」を新婦が話します。
最後の「締めの言葉」を2人で一緒に話して終わりというものです。
他にも、最初から最後まで新郎新婦が全て一緒に話すというものもあります。新郎が1人では自信がないとか恥ずかしい場合や、新婦が私も話したいという場合は、2人でスピーチしてみてもいいでしょう。
基本的に絶対に新郎がやらなくてはいけないとか、新婦はスピーチしてはいけないという決まりはありません。
基本的な構成さえ守って、ゲストへ失礼にならない内容ならば2人の好きなようにして大丈夫です。
ウェルカムスピーチはウケ狙いもあり?