新郎新婦らしさが出やすいウェルカムスピーチ。話す内容や基本マナーについて知っておきましょう

ウケ狙いで面白くしてもいい？

ウェルカムスピーチはゲストへの感謝の言葉や挙式の報告、ゲストへの労りの言葉をスピーチするのが一般的です。
でも普通はおもしろくないし、ちょっとウケを狙っておもしろいスピーチにしてもいいと思う方もいるでしょう。

新郎新婦の中には、ウェルカムスピーチをちょっとウケ狙いのおもしろい内容にする方ももちろんいます。しかし、ウケ狙いのおもしろいスピーチにする前に、必ず確認してほしいことがあるのです。
まずはゲストの年齢層や関係性です。年配の方が多かったり、職場の上司や仕事関係の方、親族が多い場合は、「不謹慎」と考える方もいます。
特に年配の方はカジュアルな結婚式に慣れていない方も多いので、あまりウケ狙いのスピーチはしない方がいいでしょう。

そして披露宴の会場やスタイルです。例えばガーデンウェディングやレストランでのカジュアルウェディングならば、少しくらいくだけたスピーチでもいいでしょう。
反対に格式の高い結婚式場やホテルでの披露宴の場合は、会場の雰囲気と合わずに、ゲストが引いてしまう可能性が高くなります。

友人のみを招いた1.5次会のような場合ならば、ある程度ウケ狙いでくだけたスピーチにしても大丈夫です。
その場合でも必ず「丁寧な言葉」で話すようにしてください。いわゆる「敬語」で話すのは守りましょう。
ウケ狙いで面白くしたいと思っても、披露宴では少し我慢して2次会などでおもしろい挨拶文を披露するのもいい方法です。
あくまでも披露宴では最低限のマナーを守ってゲストへの感謝の気持ちを忘れずに、丁寧な言葉でスピーチしてください。

▽印象的なウェルカムスピーチについてはこちら

印象的なウェルカムスピーチで盛り上げよう！

ゲストを不快にさせないおもしろいスピーチをしたいならばこんな風に

ウェルカムスピーチをちょっとおもしろいウケ狙いのものにしたいときや、真面目すぎるとつまらない、できるだけ盛り上げたい、でもゲストに失礼のないようにしたいということもあるでしょう。
そのようなときは、小道具を使ったりゲストを巻き込む方法を採用すると成功しやすいです。

例えば「カンペ」を用意してみましょう。披露宴内でも主賓挨拶や友人挨拶、乾杯のときに、カンペを用意して読んでいる人がいます。
その場合はメモ帳くらいの目立たない大きさのものや、綺麗な便箋などできるだけ「目立たないもの」を用意している人が多いでしょう。
ウェルカムスピーチを盛り上げたい、ちょっとおもしろい演出をしたい場合は、あえて目立つカンペを用意してください。例えばA3サイズの色画用紙に「カンペ」と書いたものを持って読む、ハート型に切り抜いた型紙にカンペを貼って読む、などです。
あえて「カンペ」を強調することで、おもしろい雰囲気を簡単に演出できます。ゲストが笑ってくれれば披露宴の緊張した雰囲気も和みますし、スピーチする新郎も緊張がほぐれやすいです。

もし友人のゲストが多い場合や、カジュアルウェディングの場合は、ゲスト参加型のウェルカムスピーチにしてもいいでしょう。
新郎新婦と仲の良い友人のゲストに前に出てきてもらって、新郎新婦の印象をインタビューしてみるという方もいます。前に出てきてもらわなくても「今日は楽しみにしてくれていたかー？」と問いかけて「いえーい！」と返事してもらう「コール＆レスポンス」を取り入れても楽しめるでしょう。

もちろん披露宴の始めの挨拶なので、あまりふざけすぎるのは厳禁です。
あくまでも「少しだけおもしろく、場を和ませる」という目的で、このような方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。