結婚式のネクタイの色の選び方はどうやって決める?
アプリで記事を保存・購読
結婚式では、とかく新婦のウェディングドレスやそのアクセサリーなどの準備で忙しくなりがちですが、結婚式には新婦の隣に新郎もたつわけですし、新郎と新婦の色のバランスもとても大切な要素となります。しかし、意外と盲点となりやすいのが新郎のコーディネートです。特に新郎のネクタイの形や色に関しては、ゲストの多くもあまり注意を払っていないことが多く、直前まで決まっていないなんて事態が起こるかもしれません。ここでは、結婚式の新郎のネクタイに関してご紹介しましょう。
意外と盲点になりやすいネクタイの色
まず、新郎のネクタイですが、大きく分けると通常のネクタイ、蝶ネクタイ、そしてアスコットタイの3種類があります。通常のネクタイは、ネクタイの素材や色を決めれば結び方が難しいということはないものの、慶事の際には太さが7cm~9cmと太目のものを選ぶのが一般的です。蝶ネクタイは新郎のネクタイとしては人気が高いスタイルで、ネクタイを蝶の形に結ぶというわけではなく、すでに蝶の形が作られているネクタイを身に着けます。アスコットタイというのは昼の礼装と称されるネクタイで、一般的にはモーニングコートやフロックコートなどと合わせます。スカーフのようにも見えるエレガントな印象ですが、着こなしには若干のセンスとスキルが必要かもしれません。
ネクタイの決め方
結婚式で新郎がどんなタイプのネクタイをするかという点は、式場の雰囲気や格式、新郎がどんなスーツやコートを着るのか、そして新婦とのバランスによって決めます。ネクタイは新郎コーデのアクセサリーとなるので、まずは新婦のドレスに合わせて新郎のスタイルを決め、そこから新婦のドレスのスタイルや結婚式場の雰囲気やテーマ、色などに合わせてバランスが取れるようにネクタイを決めていくことになります。
例えば、新郎がモーニングコートを着るのなら、ネクタイは白黒のストライプやグレー、シルバー系のものが似合いますし、アスコットタイという選択肢もあるでしょう。また、フロックコートにするのなら、アスコットタイがピッタリです。もしも新郎がタキシードを着るのなら、ネクタイは蝶ネクタイが似合います。結婚式場やタキシードをレンタルするブライダルショップには、コーデをサポートしてくれるスタッフがいるので、相談しながらピッタリのネクタイを選ぶと良いでしょう。
▽オリジナルの蝶ネクタイの作り方はこちら
ネクタイの色はどうする?
結婚式に参加するゲストなら、ネクタイの色は慶事ということで白やシルバーが多いでしょう。しかし新郎の場合には、ゲストと同じマナーでネクタイの色を決める必要はありません。着用するスーツやタキシード、コートなどと色合いを合わせても良いですし、新婦のドレスや雰囲気に合わせて色を決めても良いでしょう。また、結婚式場のテーマや色とのバランスを考えた色選びをする事も可能です。
結婚式のスタイルや場所によって、新郎が着るスーツの色が多様化していますが、それでもやはり定番と言えば、ブラックのスーツやコート、タキシードにホワイトのシャツを合わせるというコーデではないでしょうか。ホワイトのシャツにホワイトのネクタイを締めてしまうと、ゲストと同じように見えてしまいますし、コーデによっては襟元のアクセントがなくなってしまうため、写真撮影をした時に襟元が引き締まりません。そのため、あまり目立つ色やオリジナリティあふれる色には抵抗があるという人なら、シルバーやグレー系のネクタイを選ぶと良いでしょう。色で冒険しなくても、ネクタイを蝶ネクタイに変えるだけでグッとオシャレ度がアップしますし、フォーマル度も高まります。
新婦の純白のウェディングドレスに合わせてホワイトのネクタイを締めたいなら、太さや素材を工夫することで、主役感を出すという方法がおすすめです。締めるタイプのネクタイなら太目でボリュームなるサイズを選ぶと良いですし、蝶ネクタイを選ぶというのもアリでしょう。また、ネクタイの色と合わせて胸元にスカーフを入れることで、バランス感や主役感を高める効果が期待できます。
ホワイト系のネクタイを選ぶ場合、無地のホワイトでも太さがあればボリューム感が出ますが、ホワイトとシルバーのストライプなど、ホワイト系の中でも目立たないけれどオシャレでセンスの良いネクタイはたくさんあります。結婚式場のスタイリストに相談しながら、自分の雰囲気や結婚式のスタイルなどにピッタリの1本を選ぶと良いでしょう。
▽ゲストとして呼ばれた際の服装マナーについてはこちら
失敗しない色は?