2019.10.1

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【結婚式のご祝儀袋】正しい袱紗(ふくさ)の包み方と渡し方

結婚式のマナー
farnyオフィシャルライター
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結婚式や葬式に参列するときは、ご祝儀袋や香典袋を袱紗(ふくさ)に入れて持参するという習慣があります。慶事と弔事では袱紗(ふくさ)の色や柄、包み方などに違いがあるため、間違えないように正しいマナーを知っておくことが大切です。今回の記事では、主に結婚式のご祝儀袋を包む場合の袱紗(ふくさ)の選び方や包み方について説明します。

袱紗(ふくさ)とは?

袱紗(ふくさ)とは、結婚式のご祝儀袋や葬式の香典袋を持参するとき、受付に渡す前に汚れてしまったり折れてしまったりしないための保護カバーとして包むための布です。また、受付で差し出すときに袱紗(ふくさ)から取り出すことによって、相手への礼儀を大切に考えている姿勢を示すことにもなります。一般的に、袱紗(ふくさ)には裏地のある絹が用いられます。

とはいえ、多様化する冠婚葬祭の時代性を反映して、最近では必ずしもご祝儀袋や香典袋を袱紗(ふくさ)に包まなくても構わないとする価値観を持つ人も増えてきているようです。ですから、参列する式の主催者と自分の関係性やほかの参列者との兼ね合いを考慮して、必要に応じて袱紗(ふくさ)を使用すると良いでしょう。

もともとの袱紗(ふくさ)の由来とは、貴重品をしまってある箱を汚れやほこりから守るために風呂敷で上からカバーしていたことです。そのため、風呂敷のように何も付いていない一枚布のタイプが、袱紗(ふくさ)としては最も伝統的でフォーマルなものとされています。

また、茶席で茶道具を清めたり、茶器などを拝見するときにも「ふくさ」を使用する場面があります。ただし、そのようなケースにおいては「袱紗(ふくさ)」でなく「帛紗(ふくさ)」という漢字で表記するのが一般的です。

冠婚葬祭にお金を包むための袱紗(ふくさ)は、結婚式の場合とお葬式の場合とでは使用できる色や柄も違えば、包む順番もはっきりと異なっています。うっかりして逆にしてしまうと「マナーを知らないのか」「縁起でもない、失礼だ」と顰蹙(ひんしゅく)を買うおそれがあるのです。ですから、間違えないように、くれぐれも注意を払いましょう。

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袱紗(ふくさ)の種類

ここでは袱紗(ふくさ)の形状の違いによる種類について説明します。最もフォーマルで一般的とされるものは、何も付いていない正方形の一枚布です。しかし、使いやすさを考慮して便利な機能を付加した袱紗(ふくさ)もあります。

たとえば、包んだ後にほどけないように布を固定する爪と留め糸が付いている袱紗(ふくさ)は便利です。また、袱紗(ふくさ)の扱いに慣れていない人でもご祝儀袋や香典袋を包みやすくするために、袋を乗せる台が付いているタイプの袱紗(ふくさ)もあります。

さまざまな種類の袱紗(ふくさ)がある中で最も簡単に袋を収納できる機能があるタイプは「金封型(ポケット型)」といわれており、横長の封筒か長財布のような形をしています。金封の袱紗(ふくさ)の場合はご祝儀袋や香典袋を布で包む必要がなく挟み込むだけで使えるため、持ち歩くときにも受付で取り出すときにも利便性が高いといえます。

結婚式にふさわしい袱紗(ふくさ)の色と柄

冠婚葬祭に参列するときは、お祝い事か不幸かによって、使用できる袱紗(ふくさ)の色がはっきりと定められています。結婚式といった祝い事に持参する場合は、赤やオレンジ、えんじ色や金色、桃色やローズピンクなどといった明るい暖色系の袱紗(ふくさ)を選ぶことがマナーです。

また、紫色の袱紗(ふくさ)は慶事にも弔事にも使えるほか、男性が持っても女性が持っても違和感なく使用できる色です。ですから、家庭に1枚くらいは持っておくと何かと便利かもしれません。ただし、薄紫色の袱紗(ふくさ)は祝い事の時のみとされています。香典袋を薄紫の袱紗(ふくさ)に包んで持っていくのはマナーに反するため、十分な注意が必要なのです。

ところで、袱紗(ふくさ)のデザインについては、どのような決まりがあるかご存じでしょうか。伝統的には無地の袱紗(ふくさ)がフォーマルなものとされていますが、結婚式の場合は祝い事にふさわしいモチーフやデザインが入ったものも許容されるようになってきています。亀甲や松竹梅、鶴や扇などが祝い事に使われるモチーフです。

また、女性が結婚式に参列する場合はレース柄などファッショナブルな袱紗(ふくさ)を使っても良いとされるケースもあります。ただし、モチーフやデザインの入った袱紗(ふくさ)はややカジュアルな印象を与える場合もあるため、フォーマルなマナーを重視する年配者などには、あまり評判が良くないようです。

また、お葬式に持参する袱紗(ふくさ)にモチーフやデザインが使われていると遺族の悲しみに対する思いやりがない印象となり、マナーに反します。弔事には無地の袱紗(ふくさ)を使用するようにしましょう。

【結婚式のご祝儀袋】袱紗(ふくさ)の包み方

基本的な形状となる正方形の袱紗(ふくさ)の包み方を覚えておけば、爪付き袱紗(ふくさ)や台付き袱紗(ふくさ)を使用するケースにも簡単に応用できます。
まず、袱紗(ふくさ)の角を上下左右に、ひし形になるように広げた状態で置きます。次に、袱紗(ふくさ)の中央より少し左にご祝儀袋を乗せ、慶事に決められた順に包んでいきます。

最初に袱紗(ふくさ)の左辺をご祝儀袋の上に折り込み、その次に上辺を折り重ねます。さらに下辺を上に折り重ね、最後に右辺を重ねて、布が余った部分を裏へ回して完成です。
爪付き袱紗(ふくさ)の場合は、爪が付いている辺を右側にして広げた後、上と同じ順序で折り重ね、最後に爪を留め糸にかけて固定します。

台付き袱紗(ふくさ)の場合、袱紗(ふくさ)をひし形に広げた後に台を中央より少し左に置き、その上にご祝儀袋を乗せて、同様に包みます。慶弔の両方に使用できる紫色の台付き袱紗(ふくさ)を使用する場合は、台の二面が慶弔に合わせた色に分かれていることがあるため、注意しましょう。結婚式の場合は明るい色を表(袱紗を開いて見える側)に置いてから祝儀袋を乗せて包みます。

金封袱紗(ふくさ)の場合は、袱紗(ふくさ)を右開きにしてから祝儀袋をポケットに挟み込みます。金封袱紗(ふくさ)にも慶弔に両用できるようにリバーシブルカラーのものがあるため、慶事用の色を表側にするように注意しましょう。
弔事の場合は包む順番が慶事と逆になります。間違えないように、包む前に慶事の順序を再確認すると良いでしょう。

袱紗(ふくさ)を渡すときのポイント

結婚式の受付に到着してから袱紗(ふくさ)をその場で開き、係にご祝儀袋を渡します。つまり、持参した袱紗(ふくさ)を直接目にするのは受付係と、その場に居合わせたほかの参列者です。

袱紗(ふくさ)を用意するのが難しい場合やうっかり忘れて来てしまった場合などは、きれいなハンカチや小さな風呂敷などで代用しても許容されるケースもあります。ただし、お祝い事にふさわしい色のものを選ぶといった配慮は必要です。

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袱紗(ふくさ)の包み方まとめ

今回は、冠婚葬祭でお金を包むときに使用する袱紗(ふくさ)のさまざまな種類を紹介し、慶事と弔事、それぞれで決められた色や包む順番などについて解説しました。結婚式のご祝儀袋を包むための袱紗(ふくさ)は暖色系の明るい色を選び「左→上→下→右」の順に内側に折り込んでいきます。包む順序が逆になると弔事の包み方になってしまうため、くれぐれも間違えないように気をつけなければなりません。

また、袱紗(ふくさ)の中には祝い事と不幸の両方に使用できるようにリバーシブルになっているタイプもあります。その場合も、祝い事にふさわしい色が表に見えるように包むように気を付けましょう。

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