2020.9.30

神前式における三々九度の意味ややり方は?

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ウェディングドレスを着てチャペルで結婚式を挙げるのもいいけれど、白無垢姿で神前式を挙げるのも日本らしい奥ゆかしさや凛とした佇まいがあり、素敵です。
伝統的な神前式を挙げる場合、どのような流れで式が執り行われるのでしょうか。神前式の儀式で欠かせない三々九度にはどのような意味があるのでしょうか。日本人なら誰でも知っておきたい常識ですが、意外に知られていないことが多いため、神前式に関する疑問にお答えします。

これから神前式を挙げるカップルも、どんな結婚式を挙げようか迷っているカップルの皆さんも、ぜひ参考にしてください。

目次[]
  1. 三々九度の由来はなに?意味は?
  2. なぜ三々九度なのか?
  3. 3枚の盃の意味は?
  4. 3回に分けて飲むのはなぜ?

三々九度の由来はなに?意味は?

三々九度とは、大中小の順に重ねた盃に御神酒を注ぎ、新郎新婦が三口で飲み干す儀式のことです。三献の儀(さんこんのぎ)とも呼ばれます。

三々九度は神様の前で夫婦の契りを結ぶという意味合いの宗教儀式で、室町時代に大将が出陣の際に行った三献の儀式に由来します。
武士の大将は出陣の前に打ち鮑を食べます。次に、盃に三回に分けてつがれた酒を三度に分けて飲み干します。次いで勝ち栗を食べ、再び酒を飲みます。三回目には昆布を食べ、また酒を飲み干します。この儀式が三献の儀です。

敵に打ち(打ち鮑)、勝つ(勝ち栗)、喜ぶ(昆布)という語呂合わせなのですが、武士の間では勝利を願う大切な儀式であり、
出陣に当たって気持ちを高ぶらせるための儀式でもありました。戦国時代が終わり太平の世になってから、武士は出陣する機会がなくなったため、三献の儀は婚礼の儀式へと変化していきました。

三々九度には、もっと古い歴史があるという説もあります。時は4世紀後半。応神(おうじん)
天皇が山城の国の美女と出会い、婚礼を行うときに娘がご馳走を用意し、盃を天皇に捧げました。
その際に天皇が歌を詠まれたというのが、三々九度の由来であるというエピソードです。
ですが、応神天皇は実在の人物かどうかも分からないため、この説が正しいかどうか諸説あります。

どの説が正しいとしても、日本に昔からある大切な儀式であることに変わりはありません。

▽神前式に関する記事はこちら

神社で挙げる神前式!儀式の流れやメリット・デメリットを解説

なぜ三々九度なのか?

三々九度の三と九という数字には意味があります。三と九は奇数で割り切れません。中国の陰陽道の考え方により、割り切れない奇数はおめでたく、縁起の良い数字だといわれています。
たとえば七五三や端午の節句(5月5日)、桃の節句(3月3日)なども陰陽道によれば、縁起の良い数字を並べた神道の儀式の一つです。

そして、九は奇数の中でも最大の数と考えられており、最上級の慶びを表すものと考えられています。

3枚の盃の意味は?

大中小の順番で重ねられた盃はそれぞれ未来、現在、過去を意味しています。
大きな盃は新郎新婦の未来を意味し、子孫繁栄や一家の安泰を象徴します。中くらいの盃は2人の現在です。2人で力を合わせていくという決意が込められています。小さな盃は過去を表します。2人が巡り合えたことへの感謝が込められています。

また、大中小の三種類のサイズの盃は、天地人を表すという考え方もあります。天地人とは、天と地と人、つまり世界を構成しているすべての要素のことで、宇宙の万物を表しています。

3回に分けて飲むのはなぜ?

三という数字は割り切れない奇数で縁起が良いと前述しましたが、そのほかにも3回に分けて飲む意味があります。
最初の1口目には「神様」への感謝が込められています。命を頂けたことへの感謝、万物すべてが存在していることへの感謝を表します。2口目は「家族」への感謝です。産み育ててくれたことへの感謝を込めます。そして3口目には「式に参列してくれたゲスト」への感謝と共に、2人で新たな道を歩んでいく誓いも込められています。

盃の1つ1つに、また一連の所作に感謝を込めて行いましょう。

三々九度の御神酒の意味

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