2020.8.31

神社で挙げる神前式!儀式の流れやメリット・デメリットを解説

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結婚式には大きく分けて3つのスタイルがあります。それは、教会式、人前式、神前式です。教会式は多くのカップルが選ぶ、代表的なスタイルです。キリスト教式ともいい、教会や結婚式場にあるチャペルで式を挙げます。
人前式は従来の結婚式の形式にとらわれないスタイル。主役である新郎新婦が式の内容などを自由にアレンジします。また、ゲストも一緒になって、楽しい式を作り上げるための協力をします。そして神前式は、神社で行う結婚式です。非常に厳粛な雰囲気で行われます。

今回は神前式の特徴やメリット、デメリットなどについて詳しくみていきましょう!

目次[]
  1. 神前式とは
  2. 神前式の一般的な流れ
  3. 神前式の3つのメリット
  4. 神前式の3つのデメリット
  5. 神前式を行うにはいくらくらいかかる?
  6. 新郎新婦の衣装
  7. 神前式を挙げるときの注意点
  8. 伝統的な神前式で日本文化を感じましょう

神前式とは

神前式とは、神社や結婚式場にある神殿で行う結婚式のことです。その歴史は古く、明治33年に行われた大正天皇のご婚儀が、現在の神前式の起源であるといわれています。
その後、一般の人々向けの神前結婚式を広めたのは、東京大神宮です。2

000年代以降はチャペルでの教会式が人気を集め主流になりましたが、それまでは神前式が代表的なスタイルだったのです。

神前式の一般的な流れ

神前式は伝統ある結婚式のスタイルです。そのため、一般的に行う儀式の流れが決まっています。1つ1つの儀式の名前を聞くと難しそうですが、それほど難しくはありません。所要時間も40分程なので、教会式とあまり変わらないケースが多いでしょう。

・参進(さんしん)の儀

式は参進の儀という行列から始まります。神職や巫女が先頭になって、新郎新婦と両家の家族が本殿までの道を歩きます。花嫁行列ともいわれていて有名なので、神社で見たことがある方もいるでしょう。

・入場

入場する順番は決まっています。新郎新婦、媒酌人、両家の両親、その他の親族の順です。新郎新婦と近い血縁のゲストから入っていくことになります。また、座る位置も決まっています。神前に向かって右側が新郎の親族たち、左側が新婦の親族たちです。

・修祓(しゅばつ)の儀

次は、お祓いの儀式です。新郎新婦だけでなく、列席者もお祓いを受けます。頭を軽く下げて、心身共に清めましょう。

・斎主一拝(さいしゅいっぱい)

新郎新婦をはじめ、列席者全員が起立して拝礼します。

・献饌(けんせん)

神様が喜ぶ米や水、海の幸や山の幸などを献上します。神様の召し上がり物です。

・祝詞奏上(のりとそうじょう)

続いての儀式は、神様に結婚を報告するための祝詞奏上です。新郎新婦が末永く幸せで居続けることも祈ります。ちなみに、祝詞というのは神様に伝える言葉のことを意味します。

・三献(さんこん)の儀

その後、「三三九度」とも言われる儀式を行います。新郎新婦が3つの杯を使って、交互に御神酒を飲み交わすものです。3つの杯は小杯、中杯、大杯とサイズが異なります。小杯は新郎、新婦、新郎の順で飲み、中杯は新婦、新郎、新婦の順で飲みます。
大杯は新郎、新婦、新郎の順です。なお、それぞれの御神酒を3口で飲み干すという決まりがあります。

ちなみに、小杯は過去、中杯は現在、大杯は未来を表しているとされています。この儀式は少しややこしいので、事前にシミュレーションを行うとよいでしょう。

・誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が誓いの言葉を読み上げる儀式です。誓いの内容は2人が夫婦として生きていくことについてです。

・指輪交換

従来の神前式には無かった儀式ですが、現在は多くの式で行われています。巫女から受け取った指輪を新郎から新婦へ渡し、次に新婦から新郎へ渡して交換します。

・玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串という、榊の小枝に紙垂という白い紙を付けた道具を奉納します。新郎新婦、媒酌人、両家の代表者の順です。所作は神社によって異なるので、確認しておく必要があるでしょう。なお、玉串奉奠の後に指輪交換が行われる場合もあります。

・巫女の舞

新郎新婦への祝福の意を込めて、巫女が舞を披露します。両家の繁栄も願います。

・親族杯の儀

こちらは両家の縁が結ばれたことを祝う儀式です。両家の親族が御神酒を飲みます。三献の儀と同じく、3口で飲み干す必要があります。

・斎主挨拶

斎主が神様に式の終了を告げて、挨拶を行います。列席者一同が起立し、拝礼します。

・退場

入場と同じく、斎主に続いて新郎新婦から血縁の近いゲストの順に退場します。

以上が一般的な流れです。

▽神前式の流れについての記事はこちら

神社での結婚式もこれで完璧☆神前式の流れをチェック

神前式の3つのメリット

神前式にはさまざまなメリットがあります。1つは、何度も神社を訪れて思い出に浸れることです。結婚式場は将来的になくなってしまう可能性があります。しかし、神社はそう簡単にはなくなりません。
また、神社は誰でも訪れることができる場所なので、気軽に足を運べます。結婚記念日などの節目に訪れて、神様への感謝を伝えることができるほか、毎年の初詣などでも行くことができます。そのため、いつでも行ける、心の拠り所になるでしょう。

さらに2人の間に子どもができたら、お宮参りや七五三などのイベントでも利用できるので、とても良い思い出になります。子どもが大人になって同じ神社で神前式を挙げるというような、素敵な未来も考えられます。

日本でしかできない結婚式ができることも神前式の魅力です。神前式は日本ならではの結婚式なので、日本の伝統や文化を肌で感じることができます。普段あまり日本文化に触れる機会がない方もさまざまな儀式を通して、美しい日本文化の素晴らしさを再発見するチャンスになります。

また、神前式は新郎も活躍できます。教会式などでは、新婦から両親への手紙を読むシーンなど、どちらかというと新婦が主役になるシーンが多いです。しかし、神前式の儀式は三献の儀や玉串奉奠など、新郎と新婦が2人で行うものが多くあります。
誓詞奏上は一般的には新郎が行います。よって神前式は、新郎新婦がどちらも活躍できる結婚式だといえるでしょう。

神前式の3つのデメリット

メリットが多い神前式ですが、いくつかデメリットもあります。その1つが、列席できるゲストが限られる可能性があることです。神前式はもともと、新郎新婦と両家の親族が縁を結ぶことに重きを置いています。よって、基本的には両家の親族のみが式に列席できるのです。

また、神社の本殿はそれほど広くないことが多いため、スペースの問題で親族しか入れない場合もあるでしょう。ただし、神社によっては親族以外の友人なども列席できることがあります。
本殿には入れなくても外側から式を見ることができる場合もあります。そのため、多くのゲストを呼びたい場合は、事前に神社に確認する必要があるでしょう。

天気に影響されることも神前式のデメリットといえます。神社は外にあるので、雨が降るとどうしても影響されてしまいます。特に参進の儀は衣装を着て本殿まで歩く儀式なので、雨が降っていると歩きにくいでしょう。雨が激しい場合には行えない可能性もあります。梅雨の時期や台風シーズンは避けるなどの工夫をしましょう。

また、建物がバリアフリーになっていないケースも大いに考えられます。神社は古くからある建物なので、階段や段差がそのまま残っていることが多いのです。
ゲストの中に高齢の方がいる場合は、さまざまな配慮が必要でしょう。車いすに乗っている方がいる場合は、事前に神社に相談することをおすすめします。

神前式を行うにはいくらくらいかかる?

神前式にかかる費用は大体50万円程度です。その内訳としては、初穂料と衣装代、ヘアメイクなどがあります。初穂料というのは、神社に納めるお金のことです。初穂料の金額は神社によって異なりますが、5~15万円程度でしょう。
衣装代は新郎新婦合わせて30万円程度、ヘアメイクは5万円程度です。

その他にも、カメラマンに写真撮影を依頼する費用や列席者の着付け費用などがかかることがあります。

▽神前式の費用に関する記事はこちら

神前式の費用ってどのくらい?その内訳は?

新郎新婦の衣装

神前式では新郎新婦ともに和装を着用します。新婦の衣装として代表的なのが白無垢です。白無垢は下に着る着物である掛け下、一番上に着る着物である打掛をはじめ、小物類もすべて白色で統一した格式高い衣装です。
近年では、白無垢に色を合わせるスタイルもあります。また、本来は日本髪やかつらを合わせるのが一般的ですが、近年はおしゃれな髪型を自由に合わせる方も多いです。

他に、色打掛という衣装もあります。打掛というのは小袖の上に衣をかけるスタイルのことです。色鮮やかで豪華な刺繍が施されているものが多く、とても華やかなのが特徴です。挙式では白無垢を着用して、披露宴では色打掛を着用するのが一般的です。ただ、挙式で色打掛を着用しても問題ありません。

もう一つ、引き振袖という衣装もあります。江戸時代に婚礼衣装として着用されていたものです。白無垢や色打掛は帯が見えませんが、引き振袖は帯を見せることができます。そのため、後ろ姿も華やかであることが特徴です。髪型を角隠しにすると、より伝統的で古き良きスタイルになります。

新郎の衣装は五つ紋付羽織袴の1種類です。一般的には黒色を着用する方が多いですが、白色やグレーもあります。

神前式を挙げるときの注意点

神前式を挙げる前に確認しておきたい注意点があります。それは、信仰している宗教についてです。あまり宗教については気にせずに、好みで結婚式のスタイルを選ぶ方も多いですが、両親や親族が気にする場合があります。
例えば、新郎新婦どちらかの家がキリスト教を信仰している場合、教会式をお願いされる可能性もあるでしょう。

神前式を希望してから発覚するとスムーズに話が進まない可能性もあるので、なるべく早めに確認しておく必要があります。新郎新婦や親族全員が納得できる結婚式を目指しましょう。

伝統的な神前式で日本文化を感じましょう

神前式は日本文化が感じられる素敵な結婚式です。最近は以前よりも衣装などをアレンジができることが多いので、自分たちで式を作り上げる楽しさもあります。
和装が好きな方や厳格な雰囲気の結婚式がしたい方にぴったりでしょう。

▽実際の神前式に関する記事はこちら

意外と知らない神前式の当日の様子をご紹介します♡

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