
両家顔合わせを成功させたい!失敗しないための準備やマナーを徹底解説
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両家顔合わせ当日のマナー
親にとっては、これから親戚づきあいが始まる両家の初対面の場です。お互いに失礼のないようにマナーを守って進めなければなりません。ささいなことで行き違ったり印象を悪くしたりというようなことがないよう、あらゆる準備を整えておきましょう。以下に、顔合わせの当日に気をつけるべき注意点について説明します。
両家の席順に注意する
今後、挙式や結婚披露宴でも配慮しなければならないのが「席次」です。ビジネスマナーで、職位の高い人から上座に案内するのは承知しているでしょう。両家顔合わせでもマナーに沿って座席を指定します。
入り口から一番遠い席が上座になります。その席に、男性側の父親が座り、同じ列の手前に母親、末席に男性が着席します。女性側の父親は、男性側の父親と向かい合う形で座ります。順に、母親、女性と続きます。入り口に一番近い末席に座るのが女性ということです。
これが、結納となれば席次は違ってきます。食事会の目的が結納ではなく両家顔合わせということなら、上記のとおりの席次で問題ありません。ただし、床の間があったり庭の景観が一番良く見える場所があったり、その場の状況によっては上座の位置が異なることもあります。
上座がどこか迷ったときは、料亭やホテルのスタッフにあらかじめ婚約の両家の食事会であることを伝えておくと良いでしょう。家族単位の顔ぶれを見て、正しく案内してくれます。
▽知っておきたい服装のマナー
会話の内容に配慮する
お互いの親が緊張してうまく会話が弾まないということもあるでしょう。なにか話題を提供しなければと慌ててしまうものです。こんなときに、失敗せずに済むようあらかじめ話が弾みそうな共通の話題を見つけておきましょう。
特に、共通の話題がなさそうなら、当たり障りのない趣味の話でも良いのですが、せっかくなら二人の子どもの頃の話で面白いエピソードがあれば披露すると良いでしょう。我が子の結婚相手が、幼少の頃どんな子ども時代を過ごしたかを知るのは興味深いのではないでしょうか。
お互いの家族のことをよく知らないうちに、根堀り葉掘りプライバシーに関わることを聞き出すのは避けたほうが無難です。また、宗教や政治、自慢話や暗いニュースの話題などはふさわしくありません。
話題を振ってもすぐに話が途切れてシーンとしてしまうのではないか、と心配なら、事前に家族の簡単な自己紹介を書いたしおりを作り、見てもらうのも手です。出身地や今までに住んだことのある土地、旅行で立ち寄ったことがある、親戚と同郷など、共通の話題で話が弾みやすいでしょう。
好きなことや興味のあることなどいくつかお互いに共通しているものもあるかもしれません。知らないことについて質問して興味を持ち、では次回ご一緒に、と親しくなるきっかけづくりにも役立ちます。
▽緊張するからあらかじめ話題やNGを知っておこう
食事の仕方やお酒の飲みすぎに気をつける
初対面の人と食事をするときは、どんな食べ方をするのかマナーも見られているものと思ったほうが良いでしょう。和食の場合は、普段の家庭での癖が出やすいもの。特にお箸に関するきちんとしたマナーやタブーを今一度見直しておくと相手に不快な思いをさせずに済みます。
マナーを守る常識があり、不快な思いをさせないよう配慮できる家族であれば、きちんとしつけができているに違いないと受け取ってもらえるでしょう。あまりお酒に強くないのに、進められるままに早いペースで飲んでしまい、失敗したという例もあります。両家が打ち解けて場が盛り上がっても、ほどほどにして飲みすぎないように気をつけましょう。
顔合わせは本当に大切!