2024.1.12

両家顔合わせマニュアル!進行方法や挨拶のマナーを徹底解説

結納・顔合わせ基礎知識
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婚約の承諾を得た次は、いよいよ両家の顔合わせが行われます。それぞれの家族が席を共にするとなると、なんだか緊張してしまいますよね。既に面識があり両家の距離が、ある程度縮まっていたとしても、改めて顔合わせとなると独特の雰囲気が流れるものです。そんな顔合わせをスムーズに進行するために知っておきたい、“顔合わせの流れ”をご紹介します。また、顔合わせの際の注意点なども踏まえ、進行の仕方を把握しておきましょう。


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目次
  1. 顔合わせの司会進行は新郎新婦
  2. 顔合わせの進行・流れ
  3. 顔合わせの際に気をつけたいこと
  4. 顔合わせの進行方法を把握しておこう
  5. 両家顔合わせを成功に導く顔合わせのしおり
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顔合わせの司会進行は新郎新婦

顔合わせの司会進行役は新郎新婦が行うのが一般的です。顔合わせは両家共にまだ何度も顔を合わせていない段階で行うことほとんどだと思います。そんな両家の距離を縮めるためにも、顔合わせは新郎新婦がリードしながら進行していくといいでしょう。

顔合わせは結納のように決まったルールや式次第があるわけではないため、新郎新婦も楽な気持ちで司会進行しやすいはずです。どんな会話を盛り込むのか、どのような声かけで顔合わせのムードを盛り上げていくのかなど、不安な場合はあらかじめ新郎新婦のふたりで打ち合わせをしておくと安心ですよね。


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顔合わせの進行・流れ

実際に顔合わせ当日の様子をイメージしながら、流れや進行の様子をシミュレーションしてみましょう。司会進行の台詞は事前に決めておくとスムーズにリードできますよ。

待ち合わせ後、ふたりの案内で会場へ

顔合わせ当日は、会場の最寄りや地元の駅などで自分の家族と待ち合わせしてから会場へ向かいます。両親と本人が会場で直接待ち合わせをすることはできるだけ避けます。顔合わせは新郎新婦が両家をおもてなしすることですので、会場に向かうときからリードしてあげましょう。顔合わせ前に家族の時間を作ることで、和やかな雰囲気作りにも繋がっていきますよ。

また、待ち合わせの際は女性側が先に会場へ到着し、男性側の到着を着席しながら待つのが一般的です。「細かなマナーなどは気にせず平等に接し合いましょう」ということであれば、会場の入り口で両家共に合流してから入店してもいいでしょう。待ち合わせ時間の5分~10分前には余裕をもって会場に到着できるようにリードしてあげてくださいね。

開会の儀

顔合わせは新郎新婦の挨拶から始まります。中には新郎側の父親が挨拶をするというケースもあります。挨拶のタイミングは全員が揃い着席し、料理が運ばれてくる前に行います。「開会の儀」というと、「これから○○の儀を執り行います」といったような、かしこまった挨拶を連想する方もいるかもしれません。ですが顔合わせの始まりは、“集まってくれたことへの感謝の気持ち”を込めた挨拶を心がければOK!それぞれがイメージしている顔合わせの雰囲気に合わせて挨拶の言葉を選びましょう。

新郎本人挨拶

例1:「本日はふたりの婚約にあたり、お集まりいただきありがとうございます。この度は私○○と、○○さんの婚約の報告を改めてさせていただきたく、食事会を設けさせていただきました。これを機に両家の親睦も深まればと思っております。最後までよろしくお願いいたします。」

例2:「本日は私たちふたりのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。互いの家族を紹介し合い、両家の絆が深まる楽しい食事会にしたいと思っております。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。」

新郎父挨拶

例1:「本日は○○様のお嬢様と、私どもの○○との婚約が成立し、このような機会を設けられたことを誠に嬉しく思っております。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。」

例2:「この度は○○さんと、私どもの○○の婚約にあたり、○○家と○○家のご縁が結ばれたこと、誠に嬉しく思う次第であります。ふたりの婚約と両家の結びつきを祝しまして、始まりの挨拶とさせていただきます。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。」

挨拶の言葉と感謝の気持ち、食事会への思いなどを述べましょう。言葉はオリジナルでOK。遠方から訪れた家族がいる場合は、「遠方から足をお運びいただき」など、配慮の言葉を添えるとなお良いです。

両家挨拶

顔合わせの大きな目的のひとつでもある両家の挨拶。それぞれの家族を紹介し合います。家族紹介のリードも新郎新婦が行います。まずは新郎側から家族を紹介しましょう。新郎の父親・母親に次いで、他にも家族が出席していれば年長者から順に紹介を続けます。全員を紹介し終わったら、新婦側の家族を新婦本人が同じように紹介。紹介する際は、趣味や仕事、性格などの簡単なプロフィールを添えると場の雰囲気も和みます。

新郎・新婦共通

例:「私の家族を紹介します。まずは父の○○(名前)、隣にいますのが母の○○、長男の○○…、次女の○○…(全員紹介の後に)、本日はよろしくお願いいたします。」

簡単なプロフィールを添えるのであれば名前の後に入れましょう。

家族紹介の後は、一般的にそれぞれの両親から言葉をいただく流れとなります。新郎の父、新婦の父、新郎の母、新婦の母といった順に交互に言葉を述べます。内容は新郎新婦が結婚することに関しての嬉しい気持ちや、結婚相手となる方の好感ポイントなどを伝えることが多いようです。

例:「○○さんは初めてお会いしたときからとても印象が良く、素敵な方だなぁとお見受けしておりました。ふたりの婚約が成立したと聞いたときは、心から喜んだものです。ご苦労をおかけすることもあるかと思いますが、私どもの○○を今後末永くよろしくお願いいたします。」

「大変嬉しいお言葉をありがとうございます。○○さんのお話は、いつも○○から聞いておりました。お話だけでもとても誠実な方というのが伝わってきて、本日お会いしてみて確信へと変わりました。○○さんのような素敵な方とのご縁に恵まれたこと、誠に嬉しく思っております。○○のことをどうぞよろしくお願いいたします。」

両親のやり取りではこのような言葉が交わされると、雰囲気もとても良くなるかと思います。謙遜するあまり、我が子を貶してしまうことのないように言葉を選ぶことが大切です。自然とこうした和やかな会話が進むように、新郎新婦のおふたりは、顔合わせの前にパートナーの方がどんな方なのかを両親に紹介しておくといいでしょう。

婚約指輪・結婚記念品のお披露目(または交換)

顔合わせでは、結納で行うような婚約指輪のお披露目や、記念品の交換を取り入れる新郎新婦も多いようです。改めてご両親の前で婚約指輪を交換するというセレモニーは、両親も感動するのではないでしょうか。婚約を公にし、新たに夫婦となる約束をしたことを実感できる演出のため、新郎新婦も楽しめます。また、少しかしこまった雰囲気を演出したいときには、結納金や結納品を交換する演出もおすすめです。デパートにて結納セットを準備すれば、本格的な演出ができます。結納を行わないというふたりにもいいかもしれません。こうした婚約指輪や記念品の交換は食事前に行います。

記念撮影

食事前に1枚、顔合わせを終える前に1枚、写真撮影を行う方がほとんどです。まだ少し緊張が漂う食事前と、打ち解けてリラックスしている様子を収めた終わりの1枚を、後々見比べてあれこれ懐かしむのもステキですよね。食事会でお酒を飲む場合は、食後のみの撮影だと、顔が赤くなっていたり、平常心でなかったりする場合もあるため、通常時の1枚を必ず撮影しておくといいでしょう。ここまでの進行でおよそ1時間~1時間半くらいになります。

乾杯、食事、歓談

いよいよメインである食事、歓談の時間です。乾杯の音頭は新郎または、新郎の父親がとります。こちらは新郎側で担当をあらかじめ決めておきましょう。新郎の父親が担当する場合は、「では乾杯の音頭は、私の父である○○によりとらせていただきます。よろしくお願いいたします。」などの声かけでリードしてあげてくださいね。笑顔でグラスを交わしたら、両家で会話を楽しみましょう。

結婚式をどうするかなどがまだ決まっていないようであれば、両家の意向を確認してみるのもいいかもしれません。挙式スタイルや演出にはこだわりを持っているご両親の方も多いため、顔合わせの食事中はお酒も入るいい機会です。いろいろと探ってみてください。

終わりの挨拶

楽しい会もいよいよ終盤。終わりの挨拶は新郎新婦、もしくは新郎が代表して言葉を述べます。また、新郎新婦からの言葉の後に、両家の父親がそれぞれ挨拶をします。新郎側の父親から順に言葉を述べましょう。必要であれば、結婚式までの今後の流れを確認する時間を設けてもOKです。

例:「本日はお忙しい中、ふたりのためにお集まりいただき誠にありがとうございます。皆様のおかげでとても有意義な時間になったこと、心から感謝しております。今後は結婚式に向けて準備に入ります。引き続きお世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

といったように、本日のことと今後のことに関して軽く触れ、感謝の気持ちを述べるといいでしょう。明るいムードの中、会を締めくくれるといいですよね。


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