両家顔合わせを成功させたい!失敗しないための準備やマナーを徹底解説
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両家顔合わせを行うために必要な準備は?
顔合わせは和やかに和気あいあいと進めたいとは思っていても、その前に両家に配慮したさまざまな準備が必要です。当日何とかなる、と気楽に構えていると、気まずい思いをしたり後味の悪い思いをしたりする羽目になりかねません。
親同士は初対面で緊張する場でもあるため、事前にきちんと準備をして親に安心して参加してもらいましょう。以下に、準備の流れを説明します。
両家顔合わせの日取りは一般的に「結婚式の3~6カ月前」
お互いの親に挨拶を済ませたなら、早いうちに両家顔合わせを計画しましょう。いつまでも引き伸ばしていると、結婚に支障がある何かがあったのか、あちらの親が結婚を快く思っていないのでは、と余計な心配をさせてしまいます。
結婚が現実のものとなり、結婚に向けた準備は思っているよりも大変なもの。その都度、親を交えた相談が必要になることもあるため、できることなら余裕のあるスケジュールを立て、結婚式の3~6カ月前には顔合わせを設定しましょう。
両家顔合わせに相応しい会場選び
料亭や落ち着いたレストランの個室で行うのが一般的です。ふたりとも親元を離れている場合は、近くまで出向いてもらうか、両家の中間地点に良さそうな会場があればそこに決めても良いでしょう。しかし、全員が何の接点もない知らない土地で落ち合うというのも違和感があるかもしれません。お互いの実家が遠く離れている場合は、女性側の地元に訪れるケースが多いです。
適当な会場があるのか、日帰りできるのか一泊することになるのかなど、さまざまな状況に合わせて、双方の親の都合や好みを優先して決定するのが無難です。会場が決まれば、両家の都合の良い候補日の中からお日柄の良い日に予約を早めに入れておきましょう。有名店などでは、お日柄の良い日の予約が取りにくい場合もあるためです。
両家顔合わせ当日のスケジュールを把握
顔合わせ当日はどのような流れで進行していくのかをあらかじめ決めておきます。一般的な流れに沿って、自分たちらしい演出で思いでに残るものになるよう工夫できると良いですね。
男性側の父親が進行役で進める場合もありますが、社会経験のある二人なら自分たちで主導して進めるのが事前の打ち合わせなどもスムーズでしょう。家族別々に出向く場合は、最寄り駅や落ち合いやすい別の場所で事前に待ち合わせてから一緒に会場に到着するようにしたいものです。
意外と重要!両家顔合わせ時の費用負担をあらかじめ決めておく
自分たちが主催とはいえ、どこまでの費用を負担すれば良いのか悩むこともあるでしょう。というのも、双方の親に遠方から来てもらう場合は交通費や宿泊費をどうするかという問題が生じます。両親だけでなく招待する家族の人数が多ければ、それだけ負担も多くなります。
席料や食事代は招待した自分たちが持つにしても、交通費は親に出してもらっても良いのではないでしょうか。それでは両家の公平性が損なわれると思うのなら、二人で両家の交通費を負担するのも一つの方法です。
手土産など当日必要な品物を準備する
結納を行わない場合、婚約指輪を贈るか、それに変わる婚約記念品を交換するケースも多いものです。当日までに間に合うように早めに手配しておくことが肝心です。婚約指輪のお披露目や婚約記念品の交換は、顔合わせの場での儀式的なイベントとなり「婚約」したことがより実感されます。
また、親が地元の名産品などを手土産に持参するケースがあります。もう一方の親が持参しなかった場合は、気まずい思いをさせてしまうかもしれません。手土産無用と伝えるか、持参する場合は金額の目安を伝えておくと良いでしょう。
服装の準備、相談をしておく
顔合わせは両家にとっては改まった場であり、どんな服装にすれば良いか気になるものです。正装するほど大げさにする必要はないとはわかっていても、どの程度のものを選べばいいか悩むことになるでしょう。というのも、両家の服装の格が違うとお互いに恥をかいてしまうことになるからです。その状態で記念写真を撮影するのはいたたまれない気持ちにもなるでしょう。
顔合わせは、結婚式のように世間一般で通用する統一された服装のルールがないため、かえって難しいと感じる人が多いのです。たとえば、ドレスコードがあるような高級レストランではそれなりの服装をしなければなりませんし、アットホームな雰囲気のレストランでは堅苦しい服装では雰囲気に合いません。
そのため、事前にどのような雰囲気の場所なのかということと、どんな服装で行くつもりかを本人たちから伝えて両家で格差が出ないように調整しておくと良いでしょう。
ちなみに、女性は上品さと適度な華やかさのあるワンピースが圧倒的人気です。男性は落ち着いた色のビジネススーツが一般的です。父親もスーツ、母親はアンサンブルスーツ姿が多く見られます。
少数ではありますが、振袖を選ぶ女性もいます。振袖は着物の中で未婚女性の大一正装に当たりますので、その場合は、両家で服装の格を合わせる必要があります。もちろん、顔合わせ会場も服装の格に見合った場所でなければなりません。
当日のマナーを知りたい?