結婚の適正年齢ってあるの?結婚を決めたきっかけや年齢からベストを知ろう
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本記事では結婚する適正年齢についてご紹介いたします。「結婚適齢期」という言葉が常用されていたのも一昔前のこと。昨今は、年齢にとらわれずにふたりのタイミングを重視して結婚するカップルが増えています。そうはいっても、未だ年齢と結婚の因果関係を気にする人は多く、自身にとっての結婚適齢期を設定している人も少なくありません。この記事では、年齢と結婚にまつわる問題やメリット、デメリットを解説します。
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結婚した人たちの平均年齢はどのくらい?
アンケートによる平均初婚年齢は、夫31歳、妻29歳となっています(当サイト調べ)。想像していたよりも平均値が高いと感じる人も多いのではないでしょうか。現状における結婚年齢は以前と比較して幅が広くなっており、30歳を超えてから結婚する人も少なくありません。2000年に公開されたドラマ「やまとなでしこ」では主人公が「女は27歳が一番高く売れる」という主旨のセリフを発していますが、あれから20年となる今では状況が変化していると言わざるを得ないでしょう。
結婚の理想年齢はある?
理想年齢は生活力や経済状況によりさまざま
「〇歳頃までに結婚したい」と、結婚年齢に対して自分なりの目標を持っている人は少なくありません。社会的に「結婚は早いほうがいい」という見方が依然強いことも事実です。一方、結婚の理想年齢には、論理的観点からの明確な基準はないものと思っていいでしょう。
先述のデータに沿って、女性は30歳までに、男性は30歳前半までに結婚するのが理想であると仮定したとします。年功序列、終身雇用が日本の雇用情勢における基本だった時代は、それでも問題はありませんでした。なぜなら、男性が18歳もしくは22歳で就職し、30歳前半になれば、親から独立して結婚して家計を維持できるほどの収入が見込めたからです。ところが、時代の流れとともに雇用情勢が変化し、不安定な雇用形態で働く人が増えたことで、状況は一変します。30歳前半まで仕事を続けていても、子どもの養育や住宅の購入といった大規模な出費に備えられない人が増えてきました。
一方、その時代、女性は年功序列によって収入が増えていく男性と結婚し、家庭を守ることを選択していた人が多くいました。しかし、時代が変化するにつれて、それでは家計を維持していくことが難しくなり、現在では夫婦共働きや子どもを持たない選択をする人が増えています。また、家庭を守ることを終着点とするのではなく、仕事を続けてキャリアを積むことに重点を置く女性が増加の傾向にあることも事実です。このような状況下では、一概に「〇歳での結婚が理想」とはいえず「理想の結婚年齢はカップルによってさまざま」ということになるでしょう。あるカップルは男性が正規社員への登用が決定したタイミングかもしれないし、あるカップルは女性が昇格し、給料が上がったタイミングかもしれません。このように、現状における理想の結婚年齢は、生活力や経済状況に左右される要素が強いといえるでしょう。
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将来の出産年齢も考慮してみる
家計を維持していく収入が見込めるようになるまで結婚を待つというのは、非常に現実的な選択肢です。夫婦の愛があれば婚姻自体は成り立ちますが、その後の生活は先立つものがなければ成り立ちません。そこで問題となるのが、女性の出産年齢です。
2017年時点における第1子出生時の女性の平均年齢は30歳後半となっています(当サイト調べ)。初婚年齢が遅くなっているのと連動して初産の年齢も遅くなると考えるのはごく自然である一方、結婚と出産とはまったく異なる条件があることも事実です。
結婚は何歳であっても可能ですが、出産できる年齢には上限があります。もちろん、その上限には個人差があるため、一概に「〇歳まででなければ産めない」と断言することはできません。しかし、年齢が上がるにつれて出産におけるリスクが高くなることは多くの人が持つ共通の見方です。医療の技術は日々進歩を遂げており、高齢での出産も多くは問題なく済んでいますが、何事にも絶対はありません。
また「出産はできても、成人まで育てられるか」という疑問にも目を向ける必要があります。若くして子どもを産めば、子どもが成人するまで養育するにしても収入を生み出す若さと体力があります。20歳で出産すれば、子どもが成人するとき40歳です。40歳で子育てを終え、新たに自身のキャリアを積むこともできるでしょう。一方、40歳での出産は、60歳で子どもの成人を迎えます。60歳は早ければ定年を迎える年齢です。年上の男性と結婚していれば、すでに定年を迎えている可能性もあります。実際には、大学卒業まで養育にお金がかかることが多いため、金銭面の計画は堅実に立てなければなりません。子どもの出産を希望する場合は、これらのことも含めて結婚の時期を検討することが大切です。
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