2023.12.26

結婚式と披露宴ってなにが違うの?披露宴で行われることとその意味

結婚式・基礎知識
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披露宴の由来

披露宴とは、夫婦となった新郎新婦をゲストに披露する宴席。お披露目パーティーという意味です。

元来、男性が女性の元へと通う通い婚が一般的であった頃、3日連続で通うと結婚したとされ、女性の自宅で家族や親戚にふたりを夫婦として紹介する席が設けられていました。その後、男性が女性を嫁として迎え入れる嫁入り婚へと変わってからは、夫の自宅に家族や親戚を招いて祝宴を開き、結婚したことを披露するようになりました。

時代を経て、結婚が家同士のものではなく個人の自由意思によるものになり、さらにはホテルや式場が登場して海外のスタイルを取り入れた結婚式や披露宴をプランニングしてくれるようになりました。そのためパーティーの要素を多分に含んだ現在のような披露宴のスタイルが一般的になっています。

披露宴も結婚式もしないというカップルもいますし、結婚に対する考え方も多様化しています。その中で、結婚式や披露宴が儀式や風習として今もなお行われている理由を考えてみましょう。夫婦となったことを大勢の方がお祝いしてくれることを実感できることはふたりにとって特別な喜びであり幸せです。法律上夫婦となったことを縁のある人々に知ってもらうことの大切さを実感するひとときでもあります。SNSなどで結婚を知らせることで済ませることも可能な時代だからこそ、リアルに祝福してもらうことの喜びが求められているのではないでしょうか。

披露宴ってどんなことをするの?

披露宴は2時間~3時間、婚礼のコース料理を味わいながら様々な演出とともに進行します。

来賓や友人の挨拶や乾杯、ケーキ入刀やお色直しによる入退場、キャンドルサービスやフォトサービス、ゲストと楽しむクイズや余興、花嫁の手紙などが代表的な演出です。

華やかな雰囲気で披露宴が進む中、新郎新婦はメインテーブルと呼ばれる会場の前方にあるテーブル席で過ごします。

ゲストは演出などの間にふたりの席へ行って写真撮影をしたり話をしたりすることができます。写真撮影ではプロのカメラマンを新郎新婦が依頼していることが多いのですが、スマホなど手持ちのカメラでゲストがそれぞれに思い思いのシーンを撮影してもOKです。

ゲストの衣裳はフォーマルが基本です。しかし新郎新婦より派手な衣裳やウェディングドレスを連想させるような白のドレスなどはNGです。ゲストの席は基本的に指定されていますが、同じテーブルにはお互いに話がしやすい人の席となっている場合がほとんどですので、懐かしい話でテーブルごとに盛り上がることもあります。

披露宴が終わったら新郎新婦が扉の外で待機し、会場から出てくるゲストひとりひとりにお礼の言葉をかけながらプチギフトを渡すお見送りをすることが一般的です。そのため、披露宴が終わってから最後のひとりが新郎新婦のお見送りを終えるまでには20分以上かかることもあります。帰りの便などで帰りを急ぐようであれば、早めに会場を出るように気を付けるか、新郎新婦へ事前に連絡しておいて先に出してもらえるように頼んでおきましょう。

結婚式はセレモニー、披露宴はパーティーと考えて

結婚式と披露宴は、儀式と祝宴、セレモニーとパーティーというイメージの違いがあります。新郎新婦にとっては、挙式前までは婚約者同士、挙式で夫婦となり、披露宴で夫婦となった姿をお披露目してお祝いしてもらう、という意味合いになります。入籍をすでに済ませている場合でも、形式上は同じ意味合いで進行していきます。ゲストとしても、それぞれの意味を理解して結婚式や披露宴に臨むことで、友人としてより一層感慨深く感じるはずですよ。

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