結婚挨拶,手土産,のし

2017.6.13

結婚挨拶の手土産にのしは必要?つける場合は?おさえておきたいマナーを解説

結婚報告
farny
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結婚が決まったらふたりの結婚報告をしに、両家へそれぞれ挨拶に行きますよね。その際に欠かせないのが相手の両親へ渡す「手土産」です。手土産そのものを何にしようかとても悩みますが、それと同じく多くの人が悩んでいるのが、「のし」をつけるのかどうか。今回はそんな手土産のマナーをご紹介します。

手土産の「のし」は基本的には必要なし

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結婚の挨拶の際に持参する手土産には、基本的にのしは必要ありません。のしをつけてはいけないという訳ではないので、もし何か意味を持ってつけるのであれば、それはそれでOKです。結婚というきちんとした儀式の挨拶に伺うわけですから、手土産に関してもマナーがなっているかついつい心配になりますよね。

そこで両家への挨拶前に、結婚の挨拶に持参する手土産について、知っておくと安心の基本知識をご紹介します。

手土産にのしをつける場合

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紅白の結び切りののしを用いる

もし手土産にのしをつける場合は、「二人のご縁が二度とほどけないように」という意味で、紅白の結び切りののしを用います。結び切りは、一生に一回だけが望ましいとされる、結婚などのお祝い事に用いられるものです。蝶結びは、出産などの何度あっても嬉しいお祝い事の際に用います。手土産にのしをつける際は「無地ののし」に結び切りが一般的です。表書きは「ご挨拶」とします。

そもそも「のし」とは、贈答品に包装されている水引や表書きが書かれた「紙そのもの(掛け紙)」のことではなく、掛け紙の右上についている(又は、印刷されている)、「黄色いものが包まれた装飾」のことです。昔は「掛け紙」に「水引」と「のし(熨斗)」をそれぞれつけて、「のし紙」として贈答品につけていましたが、最近では全て印刷されたのし紙が多く見られます。

ちなみにのしの黄色いものは「アワビ」です。アワビは長寿の象徴で、昔はお祝いの宴の席にアワビとお酒を持参していくことが恒例でした。そのため、今でも結婚や出産などのお祝い事の際に贈る贈答品には、のしがついた掛け紙をつけるという風習が続いています。

もし手土産にのしをつける場合には、水引の種類などを間違えないよう注意が必要です。

「外のし」で包装を依頼し、下段に二人の姓を書く

結婚の挨拶に持参する手土産にのしをつける場合は「外のし」です。のし紙をつける方法は2つあり、「内のし」と「外のし」のどちらかになります。結婚や出産祝いなどは、贈答品にどんな目的が込められているのか、先方が一目瞭然で分かる外のしがふさわしいです。

結婚の挨拶の手土産に関しても、挨拶の時間を設けてくれたことへの感謝の気持ちが一目で分かるため、外のしが適しています。一言、言葉を添えて渡すとより気持ちが伝わるのではないでしょうか。また、表書きの下段にはふたりの姓を書きます。

ちなみに「内のし」は、内祝いなどの贈答品に用いられる包装です。内のしは外包装の内側にのし紙を掛けますので、目的が書かれた表書きが外からは見えません。よって内のしは控えめな印象を与え、返礼品などに適しているといえます。

のしは相手へ「礼を尽くす姿勢を表したもの」とされていますので、用途に応じて適切な包装を選べるとマナー上級者。デパートなどで贈答品を購入する際にのしを依頼すると、表書きや、「内のし」「外のし」などの包装に関してヒアリングされると思いますので、迷ってしまった際は、結婚の挨拶に贈る品ということを伝えるといいでしょう。こうした包装を承っているお店のスタッフならば、最低限の知識は持ち合わせているはずですので一緒に確認してみてください。

手土産の相場

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結婚の挨拶に持参する手土産の相場は3,000円~5,000円です。一般的な価格ですので、相手の両親へ贈りたい品によっては相場よりも高くなるかもしれませんが、基本的には相場内で準備すればOK。また、最低でも3,000円前後の品を贈るようにしましょう。手土産の値段が高すぎても、「お財布の紐が緩いのかしら…」など、不安な印象を与える恐れがありますので、見栄を張るのは禁物です。

また、個々によって、贈答品に込める気持ちは異なりますが、一般的に結婚の挨拶に持参する手土産は「挨拶の時間を設けてもらったことへの感謝の気持ち」を表したものです。これを踏まえると、相手にも気を遣わせない、程よい予算がこれくらいなのではないでしょうか。3,000円~5,000円となると、それなりに上等なお菓子や物品が見つかりますよ。

手土産としておすすめの品と選び方

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おすすめな手土産の選び方

手土産を選ぶ際に悩むのが何にするかですよね。そこで手土産の選定方法をピックアップしました。

  • 相手方のお母さんの好きなもの
  • 相手方のお父さんの好きなもの
  • 地元や故郷で人気の品
  • 有名な老舗和菓子屋さんなど人気店の品
  • 自分の好きなもの

まず手土産を選ぶ基準となるのは相手の両親の好きなもの。しかし、結婚の挨拶までに相手の好きなものをリサーチしきれなかったという場合もあります。パートナーに聞いても分からないというケースは困ってしまいますよね。

そうした場合は、地元で有名なお菓子屋さんやお酒など、地元や故郷の名産物を選んで、手土産に軽い自己紹介の意味を込めるのもおすすめです。夫婦となり家族になると、これから長い付き合いがスタートするので、こうした手土産は少しでも自分に興味を持ってもらえるいい機会になるでしょう。会話のネタにもなるのでおすすめです。

また、自分の好きなものを手土産に選ぶ方もいます。それがもし食べ物であれば、自分が好きなことを全面にアピールするのではなく、おいしさを共有したいなど、謙虚な姿勢が伝わるように、言葉を添えるといいでしょう。「これとてもおいしいので、ぜひ食べてみてください」など。「私の大好物です!」という気持ちは、ちょっとしたおまけの情報として伝えるといいでしょう。

手土産にふさわしくないNGな手土産

では次に手土産にふさわしくないNGの品物をご紹介します。

  • 切り分けるもの(羊羹など、カットが必要なお菓子類)
  • 形に残るもの

まず結婚の挨拶に持参する手土産は、形に残らない食べ物がいいとされています。こちらも、相手の両親との付き合いの深さにもよりますが、まだ結婚の挨拶の段階ですので、扱いに気を遣わせないものが望ましいです。一方夫婦となってから行う結婚式では、形に残る贈答品が多く贈られています。

となると、手土産にはお菓子などの食べ物が多く選ばれることになりますが、「切り分けられるもの」はNGです。「切り分ける」という行為が、あまり縁起がよくないとされています。その代表として羊羹を挙げています。

また、ロールケーキや焼き菓子なども、もともと切り分けられて個包装になっているものならばOKです。もちろん、羊羹も。個包装になっているものは、ある程度日持ちもするので、手土産にも向いています。一本まるごと売られているスイーツは見た目も華やかですし、豪勢な印象があるためついつい選びがちですが、結婚の挨拶に用いる手土産としてはあまり向いていません。その他の機会で遊びに行くことがあれば、何気ない手土産として選ぶといいでしょう。

手土産品の熨斗のマナーを把握しておこう

のしのマナーや手土産の選び方、NGな品物など、結婚の挨拶に持参する手土産には細かな気遣いが必要です。しかしはじめに紹介したように、結婚挨拶の手土産には「のしは必要ない」ので、自分の両親につけなさいと言われたなど、どうしてもつけなくてはいけないケース以外は、必要ないのではないでしょうか。

また、のしのマナーに関するハプニングも防止できますよ。悩んだ末に選び抜いた気持ちのこもった手土産が喜んでもらえることを祈っています。一世一代の大イベント、結婚の挨拶を素敵な時間にしてくださいね。