2022.7.8

お通夜や葬式で香典を出す時に知っておきたいコト、入れ方、相場、そして書き方はどうしたら良い?

結婚式のマナー
全国ウェディングプランナー協議会
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新札やボロボロのお札はNG

香典は、現金を香典袋に入れて持参することになりますが、注意しなければいけないことは、新札は入れてはいけないという点です。もし手元に新札しかない場合には、銀行などに行って古いお札に変えてもらうか、手で軽くシワクチャにした上で香典袋に入れると良いでしょう。一般的に、新札をそろえて香典袋に入れるということは、その人の死を予想していたと考えられ、マナー違反ということになります。注意してください。

ただし、ボロボロすぎて傷んでいるお札もまた、失礼に当たるので注意しましょう。もしもボロボロのお札しか手元にない場合には、やはり銀行などに行って説明し、適度に折り目などがついているお札と交換してもらうのが良いでしょう。

もしも急な訃報で銀行が開いている時間に間に合わず、ATMで香典分を下したところ新札が出てきてしまったという場合には、自分で軽く折り目を付けたうえで香典袋に入れれば問題ありません。

香典には相場があります

具体的にいくらぐらい入れるのが良いのかという点ですが、これは亡くなった人との関係性や、年齢、立場などによって異なります。最も相場が高いのは、自分の親が亡くなった場合で、5万円~10万円程度が目安となります。ただし、自分が喪主となる場合や、葬儀費用を子供同士で話し合って分担する場合などには、香典を包む必要はありません。香典は、喪主以外で葬儀費用を負担しない場合に必要になるものだと考えましょう。

もしも自分がすでに結婚して別に世帯を持っている場合には、親と言えば自分自身の両親に加え、配偶者の両親もいます。香典を包む際には、自分の親でも配偶者の親でも、金額の相場は同じで5万円~10万円となります。同居していた場合でも、別居していた場合でも、この相場は変わりません。

自分の兄弟や姉妹が亡くなった場合にも、香典が必要となります。この場合、相場は3万円~5万円程度となりますが、他にも兄弟や姉妹がいる場合には、相談して金額を決めるという方法もアリです。もしも自分が結婚している場合、配偶者に兄弟姉妹が亡くなった場合には、自分の兄弟や姉妹が亡くなった時と同じ相場となるので、香典の目安は3万円~5万円ということになります。

祖父母が亡くなった場合には、香典の金額の目安は少し低くなり、1万円~3万円が相場となります。これは配偶者の祖父母が亡くなった場合にも同じです。もしも自分がまだ学生で両親に扶養してもらっている立場の場合には、香典を包む必要はありませんが、社会人として収入を得ている場合には、たとえ亡くなった祖父母と同居していた場合でも、香典を包むのがマナーとなります。

自分や配偶者にとっての叔父や叔母が亡くなった場合、香典の相場は1万円となります。ただし、生前に親しい間柄だった場合には、香典は2万円を包むのがマナーです。叔父や叔母の場合には、香典は1万円~2万円が目安となるので、親しかった叔父や叔母の場合でも、2万円以上をお供えする必要はありません。また叔父や叔母よりも遠い親戚、例えばいとこの場合や、面識がない親戚が亡くなった場合、香典の相場は5,000円~1万円となります。

亡くなった人が家族や親戚ではない場合には、香典はどのぐらいが目安となるのでしょうか。例えば、友人や知人、その親が亡くなった場合、また近所の人が亡くなった場合などには、お通夜や葬式に参列することがあるでしょう。友人や知人、その親の場合には、香典の相場は3,000円~1万円が目安となりますが、とても親しい間柄の友人の場合には1万円、それ以外なら3,000円~5,000円が相場となります。

会社の上司やその家族が亡くなった場合には、どうでしょうか。会社で自分の直接の上司が亡くなった場合には、香典は5,000円~1万円が目安となりますが、会社関係者のお通夜や葬式で香典を包む場合には、会社の人と話し合って決めるのがおすすめです。会社関係者の場合だと、個人で香典を包むのではなく連名にすることもあるので注意しましょう。

同じ職場で働く人でも、亡くなった人が上司ではなく部下の場合には、香典の金額が異なり、5,000円が相場となります。亡くなった人と親しい間柄だった場合には、5,000円よりも少し多めに包みたくなるところですが、部下への香典については、上司よりも高い金額を包まないように注意しなければいけません。そのため、もしも相場が分からない場合には、上司に香典の額を相談するという方法もあります。

参列できない時は?

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