結婚式でお願いする役割にはどんな係がある?お車代など御礼の目安はいくら?
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結婚式にかかるお金は、挙式代金や衣装代など式場に支払うお金ありますが、挙式当日にかかるお金もあります。お車代や受付など係をお願いした方へお渡しする御礼です。式場に支払う金額は決められていますが、御礼などの金額に決まりはありません。
また挙式費用を後払いにしている場合、ご祝儀をもらってから清算することも多いでしょう。当日必要になる御礼金と受け取るご祝儀金額の目安はいくらか、私がブライダルの仕事をしていた時に見た中からご紹介します。
挙式のお手伝いをお願いする可能性のあるもの
まずは、御礼をする必要があるゲストにお願いする係についてです。
・受付
・スピーチ
・余興
・映像作成
・カメラマン
・2次会の司会
『受付』
家族のみの挙式など受付がない場合もありますが、ほとんどの挙式の場合、受付はお願いすることになるでしょう。受付は、招待していたゲストから、新郎新婦の代わりにご祝儀を受け取り、席次表のお渡しやご案内などを行う、まさに顔とも言える大切な役割です。
受付係は、無表情やつっけんどんな対応よりも丁寧で晴れやかな場に相応しい、笑顔で対応ができる方にお願いするのがいいでしょう。
また、受付開始時に、遅刻してしまうなど受付がいないと当日慌てることになります。ご祝儀もお預かりする係であるため、信頼のおける人に依頼すると安心です。
新郎新婦共通の友人夫婦へお願いしても良いです。翌月挙式を控えた友人カップルに受付をお願いしたという新郎新婦もいました。
ただ、目上の方や小さなお子様連れのゲストにお願いすることは、失礼になることがありますので避けましょう。受付をお願いする場合は、直前にお願いするのではなく、遅くとも1か月前には直接会って依頼すると良いでしょう。
直接会って依頼する前に、メールなどで引き受けてもらえるかどうかを確認しても良いかもしれません。実際に受付を引き受けてもらえたら、式の流れや時間なども軽くお話ししておくと親切です。
受付の方への御礼は、三千円~五千円程度が多いです。現金の場合は袋に入れて、当日人目につかないように両親から渡してもらいましょう。現金以外では、商品券や同等のプレゼント、親しい場合にはオシャレな食事への招待でも喜ばれるでしょう。
また、早くに会場入りしてもらう必要があるため、女性の場合はヘアセットやメイクを式場でできるよう手配し、その費用を負担することでも喜ばれます。
受付で預かったご祝儀は、式場によってそれぞれですが、専用の金庫で預かり、金庫の鍵を披露宴お開きまでは新郎新婦のご兄弟に預かってもらう場合もあります。
『スピーチ』
披露宴の中で友人や上司に、祝辞スピーチをお願いする場合です。受付とは違い御礼はなくても問題ないという場合もありますが、基本的には三千円~三万円程度の御礼を用意します。御車代という名目で、交通費分程度に気持ちを上乗せした金額を、その金額に応じたのし袋やポチ袋に入れて用意します。
会社の場合は、先例や決まりがある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。また上司や目上の方の場合は、現金をお渡しするのは失礼という考え方もあるため、趣向に沿って品物を選んで後日直接会ってお渡しするのも丁寧です。お酒やバームクーヘンなどもいいでしょう。
友人の場合は、現金を渡すことに抵抗がある場合、コスメや友人の好きな品物を渡すこともいいです。また、互いの結婚式でスピーチし合う場合は、御礼は特にしないなど取り決めがある場合はその取り決め通りにし、感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。
『余興』
披露宴の中で、余興をさせてほしいとお願いされる場合や、自分たちからお願いする場合とでまた違ってきますが、余興の場合御礼はなしでも問題ないことが多いようです。御礼する場合は三千円~一万円程度をお渡しする場合が多いようです。
余興になると人数も多いためそれぞれに小さなプレゼントを用意し、引き出物と一緒に入れておくのもスマートな渡し方です。
また新婚旅行が決まっている場合には、お土産を少し豪華にするなどでも喜ばれるでしょう。
『映像作成』
披露宴の中で映像を流すタイミングは多くあります。プロフィール紹介時、中座のタイミングでのプロフィールやサンクスムービー、送賓時のダイジェストなど。中には、サプライズでお祝いメッセージを作ってくれているゲストもいるかもしれません。
余興と同じような形の場合は、気持ちだけで問題ないですが、新郎新婦側から映像作成を依頼した場合は、御礼として現金を用意するのが良いでしょう。
映像作成はプロにお願いした場合、式場によりますが、数万円かかります。今は誰でも作成できるようになりましたが、作成には時間もかかります。
また内容について打ち合わせが必要な場合もありますので、作成費用を直接伺えるようであればその金額にプラスして、ちょっとした品物を御礼としてお渡しするのが良いでしょう。
気持ちでと言われた場合は、内容にもよりますが一万円~二万円を現金で用意し、のし袋に入れてお渡ししましょう。
『カメラマン』
カメラマンは、プロにお願いする新郎新婦がほとんどでしょう。たまに、親戚や友人にカメラが趣味の方がいてお願いするということがあります。式場によっては、専属のカメラマンのみ撮影できる会場や、撮影可能でも持ち込み料が必要になる場合もありますので、友人にお願いする場合は、注意しましょう。
カメラマンは、飲食の時間が少なく、席を立っている時間も多いため、式中は忙しくしています。現像費用もかかりますので、当然御礼もお渡しする必要がでてきます。
友人であるために撮影の希望を伝えることを遠慮してしまい、仕上がった写真を見てがっかりすることのないよう、プロにお願いした方が後悔することが少ないように感じます。
『二次会の司会(幹事)』
披露宴の後に、二次会を行う場合二次会運営や司会をお願いすることがあります。新郎新婦は披露宴後も写真撮影や着替え、ご祝儀の受け取りなどで慌ただしくしています。そのため、二次会は友人や会社の同僚が主体となって動いてもらえるようお願いしましょう。
二次会の幹事の仕事は、会場決め、会場予約、ゲーム景品用意、会場装飾、進行台本作成等準備をしてもらうことは多くあります。御礼は五千円~一万円程度を用意することが多いようです。
親しい友人の場合二次会打ち合わせ時や、挙式後に食事をご馳走することも喜ばれます。
また御礼を現金で渡すのに抵抗がある場合、商品券などで渡す方法もあります。また、基本的に二次会の飲食代は司会・幹事をしてくれた友人分は新郎新婦が負担してあげるとよいでしょう。今ご紹介したほかにも、御礼をお渡しする場合があるかもしれません。
どの場合にも、感謝の気持ちが相手にしっかり伝わるように対応するようにしましょう。自分たちから直接お礼をお渡しせず、当日両親などに頼む場合は渡し間違いのないよう、事前打ち合わせを行い、渡す封筒への名前の記入と感謝の一言を書いておきましょう。
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