2020.3.29

結婚準備で知っておきたい【結納金】意味や相場は?

結納・顔合わせ基礎知識
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結婚が決まって、結納を交わすときに贈られるのが結納金で、古くからある日本の習慣です。しかし、「結納や結納金という言葉は知っているけれど、具体的な意味はよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では結婚準備として重要な意味をもつ、結納や結納金について、その意味や金額の相場などをまとめました。

目次[]
  1. 結納金とは?
  2. 結納品とは?
  3. 結納品の金額は?
  4. 結納金の相場は?
  5. 結納金の金額の決め方

結納金とは?

結婚が決まって、その証しとして両家で結納品が交わされます。結納金は結納品の一つとして、新郎側から新婦側へ贈られるものです。では、そもそも結納とは何なのでしょうか。

結婚をすると、これまで他人だった新郎側の家と新婦側の家が新たな親族となります。結婚の主役は新郎と新婦です。しかし結婚に伴って親御さんを始めとする家族にも新たな関係が生まれ、末永くお付き合いをしていくことになります。
プロポーズは結婚する本人同士の約束ですが、その後、両家の家族が正式に、「今後は親類としてよろしくお願いします」という約束の儀式として、行われるのが結納なのです。

「嫁をもらう」、「嫁に行く」などという言葉があるように、一般的には新郎側の家へ女性が嫁ぐという形で結婚がなされてきました。このため、お嫁入りの準備をするための資金として、新郎側の家から結納金が贈られます。
口約束ではなく正式に婚約をして、「必ずあなたと結婚いたします」と約束した印として、結納金が贈られるわけなのです。これは、大切に育てられた娘さんに、こちらの戸籍に入っていただくことに対して、新郎側から新婦側への誠意のあかしでもあります。

現在は結納金というお金が贈られるケースが多くなりましたが、かつては帯や着物が贈られていました。しかしそれがだんだんと、お金という形に変化してきたのです。

結納の起源は古く、仁徳天皇の時代から行われていたと伝えられています。もともとは宮中の儀礼でしたが、室町時代になると宮中以外の公家や武家も結納の儀式を行うようになり、江戸時代末から明治の初め頃に庶民へと広がっていきました。

現在でも結納は、ただ単にお金を渡すのだけでなく、扇子や昆布などの結納品と共に贈られるのが一般的です。これらの結納品は1点ずつ白木の結納台に載せて贈られます。結納品の種類や贈り方などは地域によって違いがありますし、結納品も品物ではなく金封で贈られるケースもあります。

昔ながらの習慣に則って、結納の儀礼を行う家族はまだまだ多いものの、最近は結婚式が簡略化される傾向にあるため、正式な結納は行わないケースも増えてきました。昔は新郎側の親御さんが、結納金や結納品を用意することが多かったのですが、最近はそれぞれの家庭の事情に合わせて、さまざまな形で結納が行われています。

両家で食事会をして顔合わせをし、これを結納の代わりにするケースもあれば、結納金はなしにしてその代わりに婚約指輪を贈るというケースなど様々です。

結婚する当人同士にとっては、煩わしいと感じられるかもしれません。しかし自分たちだけで決めずに、ご両親やご両家がよく話し合って、どのような形で結納をするのかを決めることをおすすめします。

▽結納に関する記事はこちら

顔合わせとは違う、結納って何?関東式と関西式まとめ♡

結納品とは?

結納で贈られる結納品は、地域によって内容が異なりますが、関東では熨斗(のし)、寿恵廣(扇)、帯地料・小袖料(結納金)、柳樽(やなぎだる)、勝男節(かつおぶし)、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)、友白髪(白髪を表す麻ひも)の8品に加え、これらの品物の名前を記した「目録」を合わせた9品が贈られるのが一般的です。

関西では熨斗(のし)、寿恵廣(扇)、小袖料(結納金)、柳樽料(やなぎだる)、松魚料(かつおぶし)、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)、結美和(婚約指輪などのアクセサリー)、高砂(おじい
さんとおばあさんの人形)に、これらの品目を記した「目録」を合わせた9品が贈られるのが一般的です。
また、略式として7品や5品やするケースも多くみられます。

いずれも結納品は、お嫁入りに必要な帯や着物(またはそれを購入するためのお金=結納金)に加え、「末永く両家のご縁が続くように」との意味を込めたもの、「共に白髪が生えるような老人になるまで夫婦円満でいられますように」との願いを込めたものなど、縁起の良い品ばかりです。

熨斗(のし)は鮑熨斗とのことで、あわびを平たく延ばして干した食材です。とても貴重で高価な食品であり、不老長寿の象徴とされています。アワビは古来中国から、長寿、若返りの薬と尊ばれてきた食材です。このあわびを平たく延ばすことから、さらに「命を延ばす」という意味が強調され、これが現在のお祝い事の贈り物につける熨斗のルーツとなりました。

寿恵廣は、白い扇です。扇は要から八方へ広がる形をしているため「末へと広がりながら栄える」という意味があり、一族の繁栄を象徴しています。

帯地料または小袖料は、花嫁衣装のことです。昔は現物を贈っていましたが、次第に好きな衣装を選べるように現金が贈られるようになりました。現在の結納金は、この花嫁衣装代がルーツとなっています。

柳樽は、お酒の入った樽のことです。

勝男節または松魚は、鰹節です。鰹節は下ろした鰹の、背側の身で作る「雄節」と、腹側の身で作る「雌節」の二つの種類があり、雄節と雌節を重ねると、ぴったりと合わさって一対になります。このため、鰹節は夫婦を表すおめでたい品物とされているのです。

寿留女はスルメのことです。長く保存ができるので、「幸せが末永く続く」、「食べ物に困らない」という意味が込められています。また、スルメのように、噛めば噛むほど味が出る花嫁さんになってほしいとの願いが込められているともいわれています。このほか、お金のことを「お足」ともいいますから、足が10本もあるスルメはお金に困らないという意味もあるそうです。

子生婦は昆布のことですが、「よろこぶ」につながるので縁起がよい品物とされています。また、繁殖力が強いので、子宝に恵まれるようにとの意味もあります。

友白髪は、白髪を表す白い麻ひもです。夫婦共に白髪になるまで長寿で、仲良く暮らすという意味があります。関西では友白髪ではなく、高砂が贈られるのが一般的です。高砂は謡曲の「高砂」にも登場するおじいさんとおばあさんの人形です。長寿と夫婦円満の象徴とされています。

このようにどれもおめでたく、縁起の良い品物が選ばれており、品名も縁起の良い漢字が当てられています。

▽結納品に関してはこちら

結婚がきまったらいつ結納をする?送る品物の相場と当日の服装はどうしたらよいか

結納品の金額は?

こんなにたくさんの品物を用意しなければいけないの!?と思う方も多いと思います。ゼクシィ
が実施した調査(「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019」調べ)によると、結納を交わした人のうち「結納金と結納品をそろえた」人の割合は、全体の56%でした。過半数が結納金と結納品をそろえているものの、結納金だけで済ませるケースもあります。

また、結納品の品目数は「5品目」と「7品目」がやや多い結果となっていますが、「3品目」や「9品目」というケースも、決して少なくありませんでした。結納品の費用は平均で18万1000円が相場となっています。首都圏は11万6000円ですが、関西地方は41万9000円、北海道は3万1000円など、地域差が見られます。

結納金の相場は?

結納金の相場は、一般的には100万円とされています。末永く縁を結ぶための贈り物ですから、縁起が良い金額やキリのよい金額が好まれており、その中でも100万円を選ぶケースが多いようです。このほかにも70万円や50万円など、奇数の金額が好まれます。

偶数は2で割り切れる数字なので、別れをイメージさせて縁起が良くないとされているからです。ただし、偶数でも80万円は例外とされています。八は「末広がり」を意味するので、縁起の良い数字とされているからです。
ゼクシィのアンケート調査によると、結納金の平均金額は93万3000円でした。

結納金の金額の決め方

結納金の金額は、基本的には結納金を渡す新郎側が決めます。新郎側から新婦側に、結納金を幾らにすればよいかを尋ねるのはマナー違反とされています。しかし、新郎側にとっては、新婦側の希望よりも金額が少ないのではないか?など、不安に感じることもあるでしょう。
このような場合は、新郎側が家族で話し合って金額を決めたのち、本人がお相手の女性にさりげなく確認してみてはいかかでしょうか。

結納金の相場は100万円ですが、結納金の金額は自由に決めてよいのです。家と家の儀式であるため、新郎のご両親が用意することが多かったのですが、最近では新郎となる男性本人が用意するケースも少なくありません。このような場合は、自分の身の丈に合った金額にしましょう。判断材料としては、自分の月給の3か月分または、ボーナス1回分程度とされています。

結納金を受け取った新婦側は、結納返しとして現金や縁起のよい品物をお返しするのも習慣です。例えば、100万円の結納金を受け取ったら、その半額の50万円をお返しするのが一般的です。このため、お返しを受け取らないかわりに、結納金を50万円にするケースも多いようです。

かつては結婚式には仲人さんを立てて、両家の橋渡しをしてもらうのが一般的でした。このため、結納の日取りなど細々としたことも仲人さんが、両家と連絡を取り合って決めていました。しかし、最近では仲人を立てないことも増えており、結納も形式通りではなく、ケースバイケースで両家にとって都合の良い形にしようという流れになりつつあります。

もともとは花嫁衣裳を贈ることがルーツの結納金ですが、現在では、お嫁入りの支度のためのお金という意味合いが強くなりました。嫁入り支度は地域や家庭によって風習が異なります。
結納金の金額を新婦側に聞くのは失礼とされていますが、嫁入り支度についてなど、今後の新生活をスムーズに送るためにも、確認するべきことは本人同士で話し合うのはもちろんのこと、ご両親にも相談しながら両家で確認しておく方がいいでしょう。

結納は結婚する本人だけでなく、新郎側と新婦側の家同士が交わす儀式です。二人の気持ちだけで決めるのではなく、ご家族とも話し合ってみんなが納得のいく形で行えればいいですね。

▽結納金に関する記事はこちら

結納金の相場って?結納についての慣例や金額のマナーとは

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