
結婚式を欠席するときの招待状の書き方|返信マナー&メッセージ文例
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欠席はがきにイラストを描くのは失礼??
最近返信はがきにイラストを描いてお祝いすることが流行っています。このイラストについては、今のところ賛否が分かれています。
- 「自分のために時間を割いてくれたと思うと嬉しい」
- 「もらったら素直に嬉しい!」
- 「あってもなくてもどちらでもいい」
- 「イラストよりも寿消しや句読点をつけないような上級マナーのほうが素敵だと思う」
多くの人が時間をかけて描いてくれたことにうれしいと思う一方で、マナーに沿っているとはいえない状態。
返信はがきの送り先が、ご実家の場合新郎新婦のご両親の目にも触れる可能性があるので、イラストは控えたほうが無難です。
ただ、イラストは相手への思いやりや気持ちです。結婚式に参加できずに残念という気持ちをイラストで表現することは、新郎新婦にとってもうれしいはず。
イラストを描くか迷った場合は、相手が喜んでくれるかどうかを考えましょう!
連名で招待されたけれどひとりが欠席する場合は?
まずは出席に丸をしましょう。氏名の欄は、出席できる人の名前のみを記入します。
わかりやすくするために、メッセージ欄に「主人は出張のため 当日は〇〇のみ出席させていただきます 当日の晴れ姿を拝見できることを楽しみにしております」などと記入するとなおいいでしょう。
メッセージの欠席理由の書き方|ぼかして書く場合
招待状返信はがきの余白には欠席理由を書きましょう。とはいっても、弔事や病気、怪我などで欠席する場合は「ぼかして書く」のがマナーです。
仕事などが理由のときは「忙しい」などの言葉はせっかく招待をしてくれた新郎新婦に失礼にあたるため、使わないように注意!「出席したいけどどうしても都合がつかず、やむを得ず欠席する」という気持ちを、お祝いの気持ちと合わせて書き添えるとOKです 😮
招待状の欠席はがきのメッセージ文例(友達・親戚・職場)
弔事による欠席の場合
- 「ご結婚おめでとうございます せっかくお招きいただいたのですが やむをえない事情のため欠席させていただきます おふたりの幸せを心からお祈りしております」(親戚)
- 「ご結婚おめでとうございます 誠に残念ではございますがやむをえない事情により欠席させていただきます 素敵なお式になることを心よりお祈り申し上げます」(職場)
- 「〇〇、結婚おめでとう!〇〇のドレス姿を見られることを楽しみにしていましたが やむをえない事情により欠席させていただきます ふたりの末長い幸せを祈っています 素敵なお式になりますように」(友達)
ほかの結婚式と日程がかぶってしまった場合
- 「ご結婚おめでとうございます せっかくご招待いただきましたが 先約がありまして欠席させていただきます おふたりの幸せを心よりお祈りしております」(親戚・職場・友人共通)
ほかの人の結婚式とかぶってしまったら、そのことは直接は伝えず「先約があるため・・・・・・」という言い回しで濁すようにしましょう。
仕事については出張などの明確な予定が入っている場合は記入しても大丈夫ですが、「忙しいため」「時間がつくれないため」といったネガティブな表現は避けましょう。
メッセージに欠席理由を明確に書いていい場合(親戚・職場・友人共通)
おめでたい理由による欠席の場合
- 「ご結婚おめでとうございます せっかくのお招きですが出産を控えているため欠席させていただきます おふたりの幸せを心からお祈りしております」
もともと出張の予定が入っている場合
- 「ご結婚おめでとうございます せっかくご招待いただきましたが残念ながら長期出張の予定が入っているため欠席させていただきます 素敵なお式になるようお祈りしております」
💡 招待状の返信はがきに記載する際は筆ペンで!
招待状の返信はがきには筆ペンを使いましょう。これは正式な文書に記載する場合の基本的なマナー。最近では水性のボールペンでも良しとされているけれど、あまりオススメは出来ません 🙁 親しい間柄であればボールペンでも問題ないですが、かしこまった相手に出すときは筆ペンを用いましょう。グレーや薄墨、ブルーインク、鉛筆などはNGです!
💡 句読点「、」「。」はつけない!
主に慶事に関わる文書には句読点を使わないことがマナー。これには歴史的背景など諸説あるけれど、句読点の「切れる」や「終わる」という意味から、「幸せが途切れないように」と句読点をつけなくなったとも。日本人の相手を祝福する気持ちがこんなところにもあるんですね。
結婚式招待状を返信した後、欠席せざるを得なくなった場合
基本的に、結婚式招待状の返信はがきは早めに返送するのがマナー。だけど欠席の可能性がありギリギリまで日程を調整していたら、はがきの返送が遅れてしまった、ということもあるかもしれません。
届いてから1週間を過ぎたり、返信はがきに記載されている返信期日を過ぎてしまった場合は、電話やLINEで直接謝罪の言葉を伝え、招待状の返信はがきにも謝罪のメッセージを書き添えましょう!
「出席します」と結婚式の招待状を送った後、欠席せざるを得なくなったという場合もあるかもしれません。その場合は、式までの期間が迫っているためよりいっそう丁寧に欠席の連絡をしましょう。
ポイント①早急にお詫びの連絡を
結婚式招待状の返信はがきが新郎新婦の手元に届く頃には、結婚式の準備も最終段階に入っていることがほとんど。料理や引出物、席次表にテーブルセッティングなど、たとえ一人でも欠席となれば、大きく状況が変わってくるのが結婚式。
だからこそ、少しでも新郎新婦の負担を減らすためにも、急な欠席が決まった段階ですぐに新郎新婦へ連絡をいれよう!
💡 欠席理由別の伝え方
【不祝儀の場合】「どうしても都合がつかず・・・」など濁して伝えるのがマナー
【それ以外の場合】急な欠席理由が仕事などであれば、正直に伝えよう!
ポイント②ご祝儀を贈ろう
出席の返信をした後の急な欠席であっても、ご祝儀を送るのが一般的なマナー。
【1~2週間前】料理や引出物のキャンセルが間に合うであろう時期
「出席していたら包んでいたであろう金額」の半額程度を結婚式前日までに届くように贈ろう。
【結婚式直前】キャンセル料が発生してしまう時期
「出席していたら包んでいたであろう金額」の全額を結婚式前日までに届くように贈ろう。
💡 急な欠席が決まってから結婚式当日までに新郎新婦に会える場合は、お祝いの言葉を添えてご祝儀を直接渡すと◎
ポイント③結婚式当日に「電報」を送る
急な欠席でもあるため、謝罪の気持ちを込めて披露宴当日には結婚式場宛に電報を打とう!
心から祝福の気持ちも込めて、出来る限りオリジナルの文章を贈るとgood♪
「忌み言葉」にはくれぐれも気を付けましょう。
💡 「忌み言葉」とは
【夫婦の別離を連想させる言葉】別れる、切れる、離れる、帰る、終わる、破れる、消える など
【再婚を連想させる言葉】戻す、戻る、繰り返す、繰り返し、再度、再三、何回 など
【不幸・不吉・死を連想させる言葉】割れる、痛い、飽きる、捨てる、消える、冷える、無くす、枯れる など
【同じことを繰り返す重ね言葉】度々、くれぐれも、皆々様、重々、いろいろ、またまた、しばしば など
当日急遽欠席する場合の対処方法
①早急に結婚式場へ連絡を
結婚式当日の新郎新婦は朝から晩まで大忙し。そんな新郎新婦に、当日欠席の連絡を入れるのは失礼極まりないですし、何よりマナー違反。どうしても当日に急遽欠席することになった場合は、電話など確実に連絡の取れる方法で結婚式場のスタッフへ連絡を入れよう!そうすれば担当のスタッフから新郎新婦へ伝えてくれます。くれぐれも参列する予定の友人に言づけることのないように注意して 😯
②後日、お詫びの手紙とご祝儀を贈る
当日の欠席は料理や引出物などの準備が完了した後になります。当然「出席していたら包んでいたであろう金額」をご祝儀として渡しましょう。
💡 結婚式後も新郎新婦は何かと忙しい。ふたりの新生活が落ち着いたタイミングでお祝いとお詫びの言葉を添えて、ご祝儀を直接手渡そう。
スピーチや余興を頼まれていた場合
これが最も新郎新婦に迷惑をかけてしまうケース。しかし、どうしても出席できない理由で欠席となってしまっては致し方ありませんよね 😥 だからといって焦りは禁物です!
新郎新婦に迷惑をかけないようにと、欠席となった自分の代わりを友人に勝手にお願いしたりしては絶対にいけません!急に来れなくなったゲストの代わりを誰かに頼むかどうかの判断は、新郎新婦のふたりに委ねましょう。重要なのは、まず第一にお詫びの言葉を伝えることです!
急遽欠席する場合、代理人は必要?
万が一、結婚式を急遽欠席することになった場合でも、代理人をたてる必要はありません。新郎新婦から、代理人をたてて欲しいと依頼があった場合は可能な限り代理人を立てるようにしましょう。
欠席するときほど相手に失礼のないようにマナーを守って
これまで招待された結婚式はすべて出席してきた、という人にとって欠席するのははじめのこと。よりいっそうマナーに気を遣いますよね。相手に失礼のないように断るために、きちんとマナーを守って欠席の連絡をしましょう。せっかく招待してくれた新郎新婦の気を悪くしないように丁寧に連絡しましょう。