2022.7.8

結婚式のご祝儀に欠かせないふくさとマナー

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ふくさって何?

結婚式のご祝儀は、ふくさに包んで持って行くのがマナーです。ところでふくさって何?と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。ふくさとは、小ぶりな風呂敷のようなもので、贈答用の金品を包むための布です。形は正方形で、シルク素材のものが主流です。

ふくさの由来は、「ふくさめる」という言葉が語源と言われています。「やわらかい」「ふっくらした」という意味があり、貴重品が入った箱の上にホコリが被らないように掛けられていた風呂敷のような布のことを、ふくさと呼んでいました。
その後、贈答品や金品を持ち運ぶときに、汚れ防止のために使われるようになりました。ふくさには、贈り物を汚さないように丁寧に持って行くという気持ちから、相手への礼儀の意味もあるのです。

結婚式に参加する時には、金封をそのままの状態で持っていくことを防ぐために、ふくさで包むのがマナーです。もしもふくさを用意できなければ、ハンカチなどで代用しましょう。大人になったら、ふくさを1枚は用意しておくようにしたいものです。

ふくさの種類

ふくさには包むタイプのものと挟むタイプのものがあります。シルク素材で裏地が付いている正方形の布で、何も付いていないシンプルなふくさは、使う人の多い定番です。金封を包んでから包みが開かないように留めておくための爪付きのふくさや、金封をのせるための台付きのふくさもあります。台付きのふくさは、金封を固定するためのゴムや紐が生地についているものがあります。

挟むタイプのふくさは、金封を挟んで使える長財布状のものになります。包む手間がなく、使いやすいふくさになります。最近は、ケース型のものや洋風のものなど、バリエーションが豊富にあります。
便利なものとして、リバーシブルタイプの金封ふくさもあります。このタイプは、暖色と寒色が裏表になっていて慶事と弔事の両方に使うことができます。ただ、ご祝儀を包むときに表になる色を間違えないようにしましょう。

台付きのふくさの場合、バッグに入らないことのないようサイズを確認しましょう。逆に、のし袋が大きすぎてふくさで包めない場合もあるので注意が必要です。

ふくさの素材は、シルクやポリエステルがあります。よいものを長く使いたいと思ったら、シルク素材がおすすめです。特に、30代を過ぎたら大人として少しいい素材のふくさを用意しておいた方がいいかもしれません。

ふくさの色には、赤、オレンジ、エンジ、ピンク、ローズピンク、金、紫、青、緑などがあります。結婚式のようにおめでたい場、つまり慶事の際のふくさの色は、紫、赤、朱色、エンジなど明るい暖色系のものを使います。これに対して弔事の際は、青、緑、グレーなどの寒色系を使います。
ちなみに、紫は慶事と弔事のどちらにも使えますので、紫のふくさを1枚用意しておくといいでしょう。

また、ふくさには柄が入ったものもあります。一般的には柄の無いふくさを使う人が多いのですが、亀甲や松竹梅、扇などのおめでたい柄が入ったものであれば、結婚式に持って行ってもマナー違反にはなりません。

▽ふくさの使い分けに関する記事はこちら

大人として心得ておきたいマナーの一つ、金封を包む「袱紗」。慶事と弔事で使い分けよう

ふくさの使い方

ここで、ふくさを使ったご祝儀の包み方を紹介します。

<包むタイプのふくさ>
ふくさを開き、菱形になるように置きます。爪付きのふくさの場合は、向かって右側に爪がくるように置きます。ふくさの中央から左寄りにご祝儀を置きます。まず左側から折り、次に上、そして下という順にふくさをたたみます。最後に右側を左にたたみ、爪がある場合は爪を止め糸に引っかけます。

台付きふくさは、慶事用の暖色系の面を上にしてふくさの上に置き、あとは先ほどと同じ要領でたたんでいきます。

挟むタイプのふくさは、ふくさを右開きになるように持って、右側からご祝儀を差し込みます。弔事の場合は、左向きになるように持って、左側から差し込みます。反対にならないように気をつけましょう。

出席時のマナーって?

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