2017.7.14

顔合わせ食事会の段取り|事前準備やマナーを解説

結納・顔合わせ基礎知識
farny
261 views

改めて婚約の公認をいただく顔合わせ食事会。両家の親睦を深める結婚式前の重要なイベントです。その顔合わせの段取りやマナー、気をつけたいことなどをご存知でしょうか。食事や会話をより楽しむためには事前準備やマナーの確認が必要です。事前準備で行うことや服装、席順のマナーなどをここで確認しておきましょう。

顔合せ食事会の準備段取り

顔合わせ,食事会

顔合わせ食事会は「食事や会話を楽しみながら両家の親睦を深める」「結婚式に関しての意見をすり合わせる」「家族の紹介」など、様々な意味を持ちます。結納のように、記念品の交換や結納金の贈呈など、しきたりや進行が決まっていない分、流れや段取りが曖昧で、どうしたらいいの?と思う方も多いですよね。実はそんな顔合わせにも念入りな事前準備が必要であり、あらかじめ大体のプログラム構成を考えておく必要があります。では実際にどんな準備をすればいいのか、ご紹介しますね。

顔合せ食事会の準備

顔合わせ,食事会

食事会をどんな雰囲気で行うかを決める

顔合わせは自由にプログラム構成を作れる他、雰囲気も好きなように決められるというメリットがあります。決まったしきたりやルールがないため、両家の意向を汲み取り双方が楽しめるような雰囲気作りをするといいでしょう。顔合わせを行うことが決まったら、どのような雰囲気で会を開くか、両家で相談してみてくださいね。雰囲気に合わせて会場探しを行うと、さほどお店選びにも迷うことなく決められるかと思います。例えば、せっかくのおめでたい席なので楽しげな雰囲気でおしゃれな感じにしたい!という場合はロケーションの良いレストランやラグジュアリーなホテルで食事をするなど、雰囲気を決めることで、顔合わせの準備も進めやすいですよ!手土産などもシーンに合わせて選びやすいかと思います。

両家の都合の良い日程を決める

顔合わせの日程については、2~3ヶ月前くらいから相談をし始めるといいでしょう。参加者が主役のふたりと両親だけであれば日程も調整しやすいのですが、他にも祖父母や兄弟などが参加する場合は、全員の予定を合わせるには十分な時間の余裕が必要です。また、あまり日取りが遠すぎても日程の調整が難しいため、2~3ヶ月前をおすすめします。さらに遠方から訪れる家族の方がいれば、泊まりになるのかなどを考え、交通面でも混雑しやすい日程やシーズンは避けるなど、ちょっとした配慮が必要です。

顔合せの場所を決める

会の雰囲気や参加者の人数が決定したら、いよいよ会場を探します。一般的にはホテルやレストラン、料亭などが多く利用されています。宿泊が必要ならばホテルがおすすめです。ホテルのレストランを選べば、そのまま宿泊できる他、駅からのアクセスも良いためおもてなしをする側としては利便性の高い会場といえますし、もてなされる側も嬉しい配慮ですよね。また、両家の住まいが県をいくつも越えるほど離れている場合は、その中間地点に会場を探すなど、お料理の質やお店の格式以外にも考慮する点があります。あらゆる面での利便性なども踏まえ、食事を存分に楽しめるお店を探してみてくださいね。

どんな料理をだすのかを決める

会場選びと同時に考えたいのがお料理の内容ですが、会場を探す前に、両家で食べ物の好みや嫌いなもの、アレルギーの有無を確認しておきましょう。アレルギーや好き嫌いを踏まえお料理の詳細を決めていきます。まずは和食や洋食、中華など、食べたいものの大まかなジャンルをヒアリングするといいでしょう。ジャンルが決まれば、お店のメニューから品を選びます。ちなみに結納や顔合わせ用にコースを用意してくれているお店もありますよ。とくにレストランや料亭などは、顔合わせで利用する旨を伝えるとシーンに見合った食事を提案してくれるでしょう。縁起物の食材を使用してくれることもあります。

また、ふたりが式を挙げる結婚式場を会場に選んだ際は、実際に検討しているお料理を両親にも味わってもらえるいい機会となります。会場がどこであれ用意するお料理は、大皿を全員でつつくものではなく、ひとりひとり個別に作られたものを選ぶことがポイントです。選んだお料理の中に、アレルギーなどの関係で変更する食材があれば、お店に相談します。顔合わせは食事もメインイベントのひとつですので、お料理を決める際は全員がおいしくいただけるよう、慎重に選ぶことをおすすめします。

費用分担を決める

顔合わせの費用は主催した新郎新婦が負担するのが一般的ですが他にも以下のようなケースがあります。

  • 新郎が負担
  • ふたりで折半
  • 新婦が負担
  • 両家で折半
  • 一方の家族が負担

など、費用の分担方法はさまざま。顔合わせ当日に誰が支払うのかを決めるのではなく、事前にふたりで相談しておきましょう。必要であれば両家で相談します。結婚に関する費用は様々な部分で発生しますので、婚約指輪は新郎、顔合わせは新婦、結婚式費用はふたりで折半など、婚約・結婚に関する費用を全体的に見て分担するのもありですよね。新婦が負担するケースはごく稀だそうで、男性側を立てる意味でも、新婦が負担していたとしても支払いは新郎にお願いするというケースが多いようです。費用の分担はトラブルを回避するためにもクリアにしておくことをおすすめします。

服装を決める

顔合わせの服装は男性ならスーツ、女性はワンピースやスーツなど、きちんとした服装をするのがマナーです。格式でいうと、礼装の中では最もカジュアルな「略礼装」が適しているといえるでしょう。顔合わせでは新郎新婦ふたりの格を合わせる他、両家でも格を合わせる必要があります。会場の雰囲気に合わせてデザインや雰囲気を統一するのも素敵ですが、まずは同じ格式の服装に身を包みましょう。どちらか一方の格式が高すぎるということのないよう、事前にどんな服装で参加するか、相談をしておくことをおすすめします。両家でいろいろな決め事を共有・相談するのは難しいため、ふたりが連絡役となり、両家で情報が共有されるようにしてくださいね。服装に関してのマナーをポイントでまとめるとこのようになります。

【女性】

  • 膝丈、膝下丈のワンピース(淡く明るい色がおすすめ)
  • スーツ(スカートタイプがおすすめ、リクルートスーツNG)
  • ジャケットスタイル
  • 訪問着
  • 色留袖(紋の数で格式が変わるため要確認)
  • 振袖(格式の高い第一礼装のため、着る際は要相談)※新郎のみ

【男性】

  • ブラックスーツ、ダークスーツ(シャツは白、ネクタイやソックスは落ち着いたカラーを選ぶ)
  • 靴下や靴は綺麗なものを選ぶ
  • 紋付羽織袴(振袖同様、格式が高いため要相談)※新郎のみ

一般的にスーツやワンピースで参加する新郎新婦さんがほとんどで、両親の服装に関してのマナーも上記の通りです。両親は新郎新婦と同様の格、もしくはそれ以下の服装を着用します。兄弟などが参加する場合、学生なら制服でOK。成人していれば、上記のポイントに基づき服装を選びます。結納では振袖や紋付羽織袴を着用している方もいますが、顔合わせでは珍しいケースかもしれません。会の雰囲気に合わせて適切な服装を選んでみてくださいね。

手土産を決める

顔合わせの食事会に手土産は必須ではありませんが、持参する方は多いようです。手土産を用意する場合は時間を設けてくれたことへの感謝の気持ちを込めて、かさばらないものを贈るといいでしょう。

  • 地元や出身地の名産品
  • 老舗和菓子屋の品物
  • 縁起物の洋菓子
  • 相手側のご両親が好きなもの

などなど。おめでたい席にはお酒などの贈り物が選ばれることもありますが、顔合わせの際は持ち運びのことを考えると、菓子折りなどが無難ではないでしょうか。また、手土産を持参することに決まったら、両家ともに持参するようにし、予算も揃えます。顔合わせの手土産の予算は3,000円~5,000程。一方だけしか持って来ていない、または一方の手土産が高価すぎるということのないように注意が必要です。

当日の流れ

顔合わせ,食事会

1.ふたりの案内で会場へ

当日は現地集合ではなく、ふたりがそれぞれ家族をエスコートして会場に向かいましょう。他愛もない会話を楽しみながら会場に向かうことで、両親や自分自身の緊張を解く目的もありますよ。会場には5~10分前くらいに到着するようにしましょう。待ち合わせ時間に遅れないようにするためのエスコートでもあります。

また女性側が先に到着し、会場で男性側を待つというマナーもあるのですが、両家ともに平等にいきましょうということであれば、時間に遅刻しないよう余裕も持って向かえばOKです。

2.開始の挨拶(新郎)

顔合わせ食事会のはじまりの挨拶は、一般的に新郎が行います。中には新郎の父親が行うケースもありますので、相談するといいでしょう。

例「本日はふたりの婚約にあたりお集まりいただき、誠にありがとうございます。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。」

など、お礼の言葉を述べてはじまりの挨拶とします。このタイミングで新郎新婦の自己紹介を簡単に挟むのもいいかもしれません。

3.両家の家族紹介

両家の家族紹介は新郎新婦ふたりがそれぞれ行います。初めに男性側の家族を紹介し、続いて女性側の家族を紹介しましょう。家族全員の紹介を終えたら、新郎の父親、新婦の父親、新郎の母親、新婦の母親の順に一言述べ、しばし会話を楽しみます。

紹介:例「それでは私の家族を紹介します。私の父親である○○、隣におりますのが母親の○○…(家族が他にも出席していれば紹介を続けます)、本日はよろしくお願いいたします。」

新郎、新婦どちらも同じ様に紹介しましょう。名前の後に趣味や性格などを付け加えるのもおすすめですよ。

父母:例1「○○さんはいつも話に聞いているように、とても誠実で素敵な方だとお見受けしました。私どもの○○と婚約をしたと聞いたときは、心から喜んだものです。今後もご迷惑をおかけすることと思いますが、末永く○○のことをよろしくお願いいたします。」

父母:例2「○○さんは一度お会いしたときからとても印象が良く、○○の結婚相手になってはくれないかと密かに願っていたものです。そのため、今回婚約の話を聞いて心から嬉しく思いました。○○さんのようなパートナーを見つけた私どもの○○は本当に幸せものです。何卒、末永くよろしくお願いいたします。」

両親からの言葉は、我が子のパートナーを称賛する言葉や、婚約・結婚を嬉しく思っていることなど、場の雰囲気が良くなるような言葉を述べるとGOODです。あくまでも相手を褒めることに留め、我が子を謙遜しすぎる言葉は、相手側も困ってしまうので控えたほうがよさそうですね。

4.記念撮影

食事の前、おわりの挨拶の前に2回写真撮影を行うケースが多いようです。お酒が入る前に撮っておきたいという方が多く、撮影スタジオを完備しているホテルなどが会場の場合は、スタジオできちんと撮影してもらってもいいかもしれません。おわりの挨拶の前には、顔合わせ食事会の記念として楽しげなショットを撮影しておくといい思い出になりますよ。

5.乾杯、会食

乾杯の音頭は新郎の父親が行うことがほとんどです。中には新郎本人が行うことも。こちらも事前に打ち合わせをして、誰が乾杯の声かけをするか相談しておくといいでしょう。

乾杯:例「本日はこのようなおめでたい会を開くことができ、誠に嬉しく思っております。ふたりの幸せと、両家の深い繋がりを祝福し、乾杯!」

グラスを交し合ったらいよいよ会食のスタートです。昔話やふたりの今後についての話題に花を咲かせながら食事を楽しみましょう。お酒の飲みすぎには注意してくださいね。

6.締めの挨拶・お礼

締めに新郎新婦ふたりより、おわりの挨拶と御礼を述べます。その後に両家の父親からそれぞれ一言を述べましょう。

例「本日はふたりの婚約にあたり、お忙しい中時間を作ってくださり誠にありがとうございます。今後は結婚式の準備などでお世話になるかと思います。その際はどうぞよろしくお願いいたします。」

など、感謝の気持ちや先の予定などを簡単に織り交ぜるといいでしょう。お会計をスムーズに済ませ解散となります。

顔合せ食事会の当日マナー

顔合わせ,食事会

顔合わせ食事会で当日気をつけたいマナーはこちらです。

  • お酒の飲みすぎに気をつける
  • 自慢話ばかりをしないようにする
  • 謙遜は程ほどに
  • 宗教や政治ネタはタブー

顔合わせ食事会ではいくつかある注意点に気をつけながら、おいしい食事を堪能し楽しいひとときを過ごしましょう。ついついお酒が進んでしまう場ではありますが、ほろ酔い程度におさえるといいでしょう!顔合わせ食事会はカジュアルとはいえ、最低限のマナーは必要です。相手側が気持ちよく過ごせるような配慮をお互いに行えるといいでしょう。

顔合わせ食事会はふたりのルールで進行しよう

顔合わせ食事会は特に決まったルールがないため、マナーや段取りが曖昧な方も多いかと思います。そのため、必要なマナーや準備の段取りなど、基本的な情報を知ることはとても大切です。結婚式に向けていいスタートを切れるように、両家共に楽しめる顔合わせ食事会を作り上げましょう!