2023.6.27

結納セットとは?男性が用意する結納品と女性が用意する結納返し

結納・顔合わせ基礎知識
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男性側がそろえる結納セット

地域によって異なる結納品

結納品は男性側から女性側へと贈るものです。男性主導で決めていくことになりますが、打診なく結納金をなしにしたり、略式にしたりすることはマナー違反です。結納品は地域によって結納の様式や品が異なるだけでなく、お茶や線香を用意するところがあったり、現金ではなく酒樽の現物を贈ったりするというところもあります。

結納品を用意する際には、男性側と女性側のどちらの地域性に合わせるのかを決めた上で、地域に合った結納セットを選ぶようにしましょう。結納を正式で行うのか、略式で行うのかにもよりますが、結納品セットの価格帯は1万円台から9万円台くらいまで取り扱っている店が多いようです。

婚約指輪などの婚約記念品

婚約指輪などの婚約記念品を結納の場で贈ったりお披露目したりするケースが増えています。お互いの両親に婚約指輪を披露する正式なタイミングは他にありません。すでに女性に婚約指輪を贈っているという場合にも、お披露目の意味合いが強いので、ぜひ結納の場で披露しておきたいものです。婚約指輪を他の結納品と同様に水引や包みで飾ってもらえるケースもあるため、要望がある場合には遠慮なく相談してみましょう。

関東地方の結納品

関東地方の結納品の品数は正式には9品です。長熨斗(ながのし)、目録、金封、鰹節、するめ、こんぶ、末広(すえひろ)、ともしらが、やなぎだるの9つとなっています。略式になるにつれ、7品(正式から鰹節、やなぎだるを除く)、5品(正式から鰹節、やなぎだる、するめ、こんぶを除く)と品数が減っていきます。結納においては、偶数が割り切れてしまうことから、品数などで用いる数はふたつにわかれないように奇数がよいとされています。

関東地方の結納にならっている地域は、静岡を含む関東、甲信越、東北、北海道、沖縄です。北海道や中部・東海地方では関東式と関西式が混在しているようです。東北地方では酒樽を付けることが多く、北陸地方では、新潟は関東式ですが、その他は関西式、一部の地域では線香を持参する習慣もあるようです。沖縄地方は結納を重んじる地域で、やなぎだるは泡盛の現物を贈ることが主流であるようです。

関西地方の結納品

関西地方の結納は、一品ずつ白木台に載せて飾ります。飾りの基本は松・竹・梅・鶴・亀の5つで、水引で立体的に豪華に飾り付けられます。松飾りには小袖料(帯地料)、竹飾りには清酒料、梅飾りには松魚料、鶴飾りには熨斗、亀飾りには末広(すえひろ)が添えられます。

そのほかに高砂人形を台の上に飾った高砂、するめ、結美輪(ゆびわ)などもあります。関西地方では目録を品目に数えません。高砂人形とは、老夫婦の人形で長寿と夫婦円満の縁起物です。夫婦仲良く「お前百まで(はくまで)、わしゃ九十九まで(熊手)」にちなんで、老夫婦の手に熊手とほうきを持たせています。

💡

関西地方の結納は、関西や中国・四国地方に適しています。参考までに九州地方は九州式とも呼ばれ、酒と肴を現物で用意することが多く、お茶を結納品に加えることも特徴的な習慣です。お茶は、何度も出ないようにという意味を込めて、番茶が用意されます。

 

女性側が揃える結納セットは?♡

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