
正式な婚約となる結納はする?しない?最近の流れはどうか
アプリで記事を保存・購読
略式結納の流れ
略式といっても、決まった流れがあります。和室の場合は床の間かその前、洋室の場合はテーブルの上に結納品を並べます。結納品は正式結納で納められる品目(9品目)を並べるのですが、7品目あるいは5品目で問題はありません。最近ではもっと簡略化して3品目で行われる略式結納も多くなっています。(結納金、熨斗、末広の3品目のみ)
結納品については、結納品を扱うお店やホテル、結婚式場などで尋ねると良いでしょう。インターネットでも結納3品目セットを購入することができます。持参した結納品を並べるのは男性側が行います。
始めの挨拶は男性側の父親が進行するのが一般的とされています。そして男性から女性へ結納品を納め、女性から男性へ受書が渡されます。関西方式では、男性側が女性へ結納品を納めて終わりですが、関東方式では女性からも男性側に結納品を納めて終わりになります。
その後、婚約記念品(婚約指輪など)をお披露目し、男性側の父親が締めの挨拶をして結納の儀式は終了です。結納プランでは、この後写真撮影と食事会になります。結納品は、風呂敷に包んで持参し、持ち帰る側も風呂敷に包んで持ち帰ります。
略式結納の服装は?
略式とはいえ、改まった席になるので身だしなみは整えましょう。正式なものでは男性が紋付き袴やモーニング、女性が振り袖や黒留め袖となりますが、最近はセミフォーマルが一般的です。ただし、両家で服装の格が揃うよう、事前に打ち合わせしておくことが大切です。
女性ならワンピースがおすすめです。明るい色で華やかにしましょう。和室では立ったり座ったりするので、スカート丈は膝下くらいが良いです。お辞儀をする回数が多くなるので、髪が長い人はまとめておくとか、アクセサリーは短めの方が良いでしょう。
男性はスーツ着用で、ワイシャツは白にします。和室だと靴下が古いものだと目立つので、新品を用意しましょう。
▽結納時の服装についてはこちら
略式結納のメリットとは
略式結納が主流になってきていますが、略式結納にはメリットが3つあります。
1つ目は正式結納と比べるとそこまで気を張らなくて良いので、リラックスして臨めることです。服装もセミフォーマルで良いので、正式なものよりも気が楽です。
2つ目は略式であっても結納を行うことで、両家の絆が深くなります。両家で集まって食事をするという機会はなかなかなく、こういった場を設けることで話がしやすくなります。結婚は両家も結びつくことになりますので、両家が親しくなるのはうれしいことです。
3つ目は結婚へのけじめがつけやすくなります。昔から結納を交わすことで、正式に婚約したことになるとされています。これで正式に結婚するのだという気持ちになり、気が引き締まるといった声もあります。
最近は正式な結納を行う家はかなり少なくなっており、ほとんどが略式結納です。略式だけれども日本の伝統を感じることができ、正式な婚約としてけじめがつけられます。
結納なしはOKか、結納のメリット・デメリット