
結婚するカップルの数だけ、結婚式の形がある。
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伝統行事に参加してみる
全国には花嫁・花婿を募集し伝統行事を行われている場所がいくつかあります。その中の一つ、岐阜県の飛騨古川市は飛騨の小京都と呼ばれるような美しい街並みで、大ヒットのアニメ映画「君の名は。」の舞台になった場所でもあります。飛騨古川市では毎年9月の第4土曜日にきつね火まつりが開催されています。
民話であるきつねの嫁入りを現代風にアレンジしたもので、地元の人たちをメインにまつりときつねの嫁入り行列を行います。きつねのメイクを施し、和装で嫁入り行列をする人たちは数十名にもなり、観光客もたくさん訪れます。
祭りを見学する人たちも街中で、きつねのメイクを施してくれる場所がありますので、参加者、見学者ともに一体となって楽しめる祭りとなっています。昼、夜と2回の行列が行われ、特に夜の行列では松明を持った嫁入り行列が街を練り歩き、街中が幻想的な雰囲気に包まれます。残念ながら2020年は中止となりましたが、コロナが収束したらきっと復活されることと思います。
きつね火まつりの花嫁花婿は毎年全国から募集を募り、決定されています。アメリカ人の友人がこの祭りのことを知って、どうしても見学に行きたいと言っていたのでホームページを見ていると花嫁花婿を募集していました。応募資格がその年に結婚したカップルということだったので思い切って応募してみたらなんと2019年の花嫁花婿に選ばれたのでした。
夫はインド系イギリス人で私たちはきつね火まつり初の国際カップルとして参加してきました。美しい街並み、幻想的な松明の火に包まれた夜の行列などは今でも夢だったのではないかと思えるような素晴らしい体験でした。
飛騨市観光協会の皆さんはとても温かく、何ヶ月も前からきつね火まつりの準備をされ、心から楽しんでおられる様子でした。私たち夫婦のみならず、海外からの観光客も毎年多く訪れていたそうです。
選考に通り、選ばれるということが条件とはなりますが、結婚の記念に結婚するカップルを募集しているようなイベントを見つけたら、応募してみるのも良い思い出になるかと思います。コロナが収束した後は今まで自粛していた分、結婚式も旅行も心から楽しめることでしょう。
まとめ
結婚を決め、二人で新生活を始めるとなると、結婚式だけではない出費も重なってきます。結婚式にはお金をかけずに今後の新生活のために節約したいというカップルもあるかと思いますが、できるだけ両親や家族の希望も聞き入れながら進めていただければと思います。
結婚式は1日だけのことですが、両親や家族との付き合いは一生のものとなってきます。できるだけ自分たちだけでなく家族も納得のいく結婚式の形を取りたいものですよね。
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