
結婚式の見積もりはどう見る?相場を知ればリアルな費用が分かる!
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結婚式場は見積もりをこうやって計算している!
結婚式の見積もりは、項目ごとに計算方法が異なります。例えば、お料理やドリンクの場合には、式場が提案するコースの内容ごとに単価が決められていて、招待客の数と掛け合わせて料金を計算します。これはゲスト向けのお食事だけでなく、ウェディングケーキなども含まれます。
引き出物関連のアイテムもまた、招待客の数とかかる費用が比例する項目です。結婚式場ごとに、どんな引き菓子や引き出物を提供するかが異なりますし、プランごとに内容も違います。見積もりを出す際には、引き出物などを入れる紙袋についても費用がかかることを忘れてはいけません。
また、外部業者を利用すると持ち込み料がかかるケースが多いので、検討している人は具体的にいくらかかるのかをチェックすることをおすすめします。
結婚式の会場づくりにも、費用が掛かります。挙式においては、チャペルでのキリスト教式なのか、神前式なのかによってかかる費用は異なりますが、席料以外は招待客の数には比例しません。例えば挙式料や控室料、介添え料などは一律料金が多いです。ただし席料に関しては、単価に対して招待客の数をかけて計算します。
結婚式では、衣装や着付けにも費用が掛かります。式場から提案されるプランの中には、ドレスやタキシードのレンタル料が含まれていることが多いのですが、プランごとに選べる衣装のグレードが決められています。アップグレードしたい場合には、追加料金で対応してもらうことはもちろん可能です。
ただし、その分費用が高くなることは理解しておきましょう。
結婚式の見積もりが高い!どうすれば良い?
結婚式の見積もりはあくまでも目安です。実際にかかる費用は見積もりよりも高くなるケースが大半なので、新郎新婦はその点を念頭に入れておかなければいけません。
もしも出してもらった見積もりが、すでに高すぎて困っているというカップルは、どうしたら良いのでしょうか?
1つ目にできることは、挙式日を調整するという方法があります。結婚式は、土日祝日と平日とで料金が大きく変わりますし、オンシーズンとなる春や秋とオフシーズンと言われる夏や冬とでは、かかる挙式費用の単価が異なります。
さらに、挙式の時間帯によっても費用は変わり、最も割高なのは午後の時間帯、そしてお得になるのは夜の時間帯です。
もしも見積もりを少し安くしたいなら、挙式日や時間帯を見直すことをおすすめします。六輝などにこだわりがなければ、大安や友引ではない日を選んで挙式費用を安くすることも可能です。挙式の日程や時間を調整することによって、式場によっては数万円~数十万円とビッグな節約ができます。
2つ目にできることは、招待客を減らすという方法です。あの人も呼びたい、この人にも来てほしいと考えると、結婚式の招待客はどんどん増えてしまうことでしょう。金銭的に余裕があれば問題ありませんが、招待客の数が増えると結婚式場で使用するスペースも広くなければいけません。
また、お食事や引き出物などに関しては、ゲストの数が増えることでかかる費用が比例して高くなります。かかる費用を調整したいなら、ゲストの数を見直すという方法が最短です。ゲストを1人減らすだけでも数万円安くなるため、10人減らすだけでもかなり大きな節約となります。
3つ目にできることは、挙式に使うアイテムを工夫するという方法です。結婚式においては、素敵な演出がたくさんあり、オプションとして追加料金を支払うことで利用できます。ゴンドラに乗って登場するという演出で数十万円かかるとか、新婦のお色直し用ドレスをアップグレードすることでプラス数万円になる、ということは珍しくありません。
結婚式は一生に一度だけのイベントです。そのため、あれもこれも欲しいという気持ちはあるでしょう。しかし、見積もりを少しでも抑えることは、実際にかかる費用を低くすることにもつながります。何をグレードアップしたのか、本当にそのグレードアップは必要なのかという点を考え直してみましょう。
どのアイテムを調整するかという点ですが、新郎新婦が何にこだわりたいのかを最初に明確にした上で、削れるアイテムを探すのはいかがでしょうか。こうすることによって、結婚式の演出にメリハリをつけることができますし、スッキリと洗練された演出の中で新郎新婦のこだわりをゲストへ伝えることができます。
結婚式にかかる費用の平均は324万円
結婚式の見積もりよりも、実際にかかる費用が高くなるだろうということは、多くの新郎新婦がある程度覚悟していることかもしれません。実際に見積もりよりもかかった費用が高かったカップルは、全体の80%にも上ります。
それでは、実際の挙式には具体的にどのぐらいの費用がかかると考えておけばよいのでしょうか?相場を知ることによって、これから挙式を考えているカップルにとっては、おおよその目安をつけられるでしょう。
挙式や披露宴にかかる費用は、どの式場を利用したか、また招待客は何人ぐらいだったかなど、たくさんの要素によって異なります。統計を見ると、全体の平均では挙式に実際にかかった費用は324万円程度で、全体の30%が300万円台が相場となっています。
もちろん、ケースバイケースでこの324万円よりも高くなることもあれば、安くなるケースもあることは、理解しておきましょう。
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