
LGBT必見!気になる結婚式の挙式事情!海外と日本はどう違うの?法律や制度についても解説
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式場で挙式は可能?
法律上夫婦になる婚姻届けを提出する作業と、結婚式を挙げることは、
連動しているわけではありません。
つまり、結婚式を挙げたら自動的に法律上の夫婦になるわけではありませんし、
挙式しなくても入籍すれば夫婦になることは可能です。
LGBTの場合には、挙式の有無にかかわらず婚姻届の提出はできませんが、
結婚式を挙げることはもちろん可能です。
LGBTが結婚式場で挙式する際には、
まず最初にLGBTフレンドリーな式場を探す作業から始める必要があります。
式場によっては男性と女性との挙式でなければ受け付けていない所があり、
そういう式場に掛け合ってもなかなか受け入れてもらうことは難しいでしょう。
全国には、LGBTの挙式を積極的に受け入れる式場がたくさんあります。
式場にレインボーウェディングマークが表示されている所は、
積極的に受け入れているというサインです。式場を探す際には、
レインボーウェディングマークを目印に絞り込むと良いでしょう。
2020年現在、全国にレインボーウェディングマーク表示の結婚式場は全部で60ヶ所程度あります。
ちなみに、2015年にはウェディング業界が業界初のLGBTウェディング研修を開催し、
たくさんの式場関係者が参加しました。
ウェディング業界は全体的にLGBT受け入れに前向きな姿勢の式場が多く、
今後はさらに多くの式場でLGBTカップルの挙式ができるようになると予想されています。
LGBTならではの楽しみ方!衣装はどうする?
挙式では、一般的には女性はウェディングドレスを着用し、
男性ならタキシードを着用します。LGBTの場合には、
体の構造が女性でも心が男性ならタキシードを着てもOKですし、
女性だからということでウェディングドレスにしてももちろんOKです。
何を着用するかは本人たちが決めれば良いのです。
LGBTの挙式衣装として人気なのは、
双子コーディネートと色違いコーディネートです。
双子コーディネートというのは、女性同士、男性同士だからこそ
実現可能なLGBTならではのコーディネートで、
二人とも全く同じ双子のように衣装でそろえるというスタイルです。
ウェディングドレスを着るなら、ドレスだけではなく、
ヘッドドレスやブーケなども完全に同じにできますし、
タキシード着用のカップルなら、タキシードだけではなくて、
タイやポケットチーフ、靴、髪形なども同じにしてはいかがでしょうか?
完全にすべて同じというわけではなく、ブーケの色だけを変えるとか、
タイの色だけを変えるといった、ピンポイントで変化をつけるスタイルも人気があります。
色違いコーディネートもまた、LGBTに人気が高いコーディネートスタイルです。
ほぼ同じでピンポイントに部分的に色を変えるというのではなく、
デザインは完全に同じだけれど微妙に色を変えるというのが、
色違いコーディネートの醍醐味です。
ウェディングドレスなら、純白ではなく、
一人がイエローにしてもう一人がオレンジにするなど、
アレンジ方法は無限の可能性があります。
色違いにする際には、二つの色の相性が良くなるようにアレンジすると、
全体的なまとまりが良くなります。
▽ドレスの選び方に関する記事はこちら
会場の飾りつけはレインボーカラーが大人気
結婚式場の飾りつけでは、テーマや色を決めて、
全体的な雰囲気をまとめていくのが一般的です。LGBTの場合には、
レインボーカラーと呼ばれている赤・紫・青・緑・黄・オレンジの
6色を使うのが大人気です。たくさんの色を使うことによって、
式場全体の雰囲気を華やかにできますし、LGBTであることを
最大限に感じられる式場に仕上げることができます。
レインボーカラーは全部で6色ですが、それぞれ色のトーンは多種多様です。
鮮やかな原色を選ぶと都会的で華やかな雰囲気になりますが、
全体的にまとまりづらくなってしまいます。
そのため、パステル調や淡い色を選んだほうが良いでしょう。
そうすれば、式場全体を華やかで幸せな雰囲気にまとめやすくなります。
レインボーカラーの色をどんな風に配置するかは、
式場のコーディネーターに相談しながら決めましょう。
全ての色をバランスよく全体に散りばめるコーディネートもできますし、
エリアとかアイテムごとにレインボーカラーの中から1色を選ぶという方法もアリです。
また、式場のデコレーションをレインボーカラーにするのではなく、
食事の中で提供するデザートやドリンクだけレインボーカラーを
彷彿させるものにするなど、工夫を凝らすことも可能です。
もちろん、LGBTだからと言って式場のデコレーションをレインボーカラーに
しなければいけないというルールはありません。ドレスやタキシードの色に合わせて、
1色や2色をテーマにしてももちろんOKですし、
レインボーカラーとは全く関係ない色をテーマ色にするカップルもたくさんいます。
▽男性のタキシードについての記事はこちら
LGBTにおすすめの結婚式場