結婚後最初の挨拶。披露宴でのウェルカムスピーチ対策法
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人生の晴れ舞台とも言える結婚式で、主役である新郎新婦が参列者へ向けてもてなしの気持ちを持って挨拶するのがウェルカムスピーチです。これから始まる披露宴の前に、列席への感謝や報告などを1~2分ほどの時間で短くまとめて伝えます。そうした短いスピーチだからといって準備を怠ると、当日の緊張も相まってモゴモゴとした口ごもるようなスピーチになってしまう人も少なくありません。
結婚した二人が初めて行う挨拶だからこそ、可能ならば参列者側に「この二人なら大丈夫だ」と思わせるようなスマートさでこなしたい大事なスピーチです。
ウェルカムスピーチ、構成の流れ
ウェルカムスピーチの構成は大まかに決まっており、ウェルカムスピーチ 例文で検索すると様々なサイトで例文が紹介されています。忙しい人や文面を考えるのが苦手な人は、無理に悩まずにそうしたサイトから自分たちの結婚式に適した文面を探しても良いでしょう。ここでは折角だから自分たちで考えたい人に向けて、基本的な構成やスピーチ上の注意点等をご紹介します。
・列席したゲストへの感謝
まず、ウェルカムスピーチは参列者の方々へのお礼から始まります。会社の上司や親戚を招いた改まった席はもちろん、友人だけのカジュアルな席でも、時間を割いて祝いにきてくれた方々にきちんと感謝を伝えましょう。とはいえ、一般的には長々と修飾する所でもありません。ここでの時間は簡単に10~15秒ほど、1文章で十分です。謙遜しすぎず、晴れやかな気持ちを伝えられる言葉を選びましょう。
・挙式の報告とお礼、これからの抱負
次に、二人の門出を見守ってくれた方々に、挙式がつつがなく終わったことを報告します。ここでは緊張した、結婚した実感が湧いたなど結婚式での率直な感想やエピソードを交えたり、これから二人でどのような夫婦を目指すのか、といった抱負を少し語ってみても良いでしょう。盛り込む話にもよりますが、長くとも2分ほどのスピーチだと念頭において、20~60秒ほどを目安にしましょう。
▽心に響く人前式のスピーチについてはこちら
・披露宴に向けてスピーチの締めを
これから始まる披露宴やゲストの顔触れについて、ここで触れておきます。多くの場合、新郎側と新婦側それぞれの参列者の間に面識はありません。親戚一同なのか、会社の上司・同僚なのか、或いは古くからの友人・趣味の仲間であるのか、披露宴によって様々です。新郎新婦にとって具体的にどういった人々が参列しているのか軽く触れておくと、全く見知らぬ人々との同席という緊張がほぐれ、各々の間で会話のきっかけにもなります。
また、披露宴自体も落ち着いてくつろいでもらいたいか、気軽で賑やか過ごしてもらいたいのか、パーティの雰囲気を伝えることで参列者もそのように振る舞いやすくなります。風景や料理など、その披露宴会場を選んだ決め手の要素があれば、是非それも伝えて楽しんでもらいましょう。
最後に披露宴をお楽しみください、ご交流をお楽しみください等、披露宴を開始する為の締めの一言で終わらせます。ここもやはり、伝えたい内容によりますが40秒~、合計で2分程度になるように収めましょう。
ウェルカムスピーチの例文
「本日は私たちの為にお集まりいただきまして、ありがとうございます。皆様に見守られ、無事に式を挙げる事が出来ました。緊張もありましたが、祝福されながら二人の関係に新たな節目を迎えられた事がとても誇らしく、嬉しくもあります。今後は夫婦として仲睦まじく、末永く歩んで参ります。ここにいらっしゃる皆様は、新郎新婦の会社の上司や先輩、同僚の方、学生時代からの友人、趣味の仲間、そして家族や親族にお越しいただいています。皆様をおもてなしできればと、ささやかながら〇〇が楽しめる宴席を設けさせていただきました。どうぞ皆様、ごゆっくりとおくつろぎになってお楽しみください。」
上記が基本的な例文になります。大まかに流れを理解してから、その流れに沿って自分たちはどのような言葉で、どのように伝えたいのか、箇条書きでメモに整理しておくと文章が作りやすくなります。
作った文章の中身や言葉遣いが適切かどうか、ウェディングプランナーに相談するのも確実な方法です。
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