披露宴スタートの合図に使いたい、オープニングムービーをプロに頼まず自作するには
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最近の結婚式では、披露宴で新郎新婦が入場する前に二人を紹介するオープニングムービーが流れるのが定番となっています。
ムービーを流すメリットは、これから始まる披露宴に向けてゲストの気分を盛り上げられる事、そしてお互いのゲストに向けてより詳しい自己紹介が出来る点にあります。
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結婚式のオープニングムービーを自分で作るには?
同じ職場での結婚といったケース以外では、新郎のゲストは新婦の事を知らず、同じように新婦のゲストは新婦の事を知りません。
互いの伴侶がどういった人物か、人となりを互いのゲストへ紹介するムービーがあれば、祝う側も安心感や親密感を持ってより心からお祝いできるようになります。披露宴中のゲスト同士の話題のきっかけにもなります。
こうしたオープニングムービーの作成を請け負う映像会社もありますが、その価格はピンキリです。
ムービーに使う予算で他のプランを充実させたい、でもムービーはどうしても入れたい、そんな時に出てくるのがオープニングムービーを自作してしまう選択肢です。
前提として映像編集をする機材をあらかじめ持っている事が条件になりますが、自作さえ出来ればムービーにかかる金額は映像を式場に持ち込むためのDVD-R代だけに収める事が出来ます。
自作するには事前準備と作成時間の予定をしっかりと
当然ながら映像制作、特に初めての場合は簡単にできるものではありません。ムービー製作には大まかに以下の準備と工程が必要です。
■準備
・どんなムービーにしたいか、他の人のムービーなどを見て参考にする
・ムービーに使いたい画像、映像、つけたい音楽を用意する
・映像編集に使うソフトウェア、アプリなどをみつける
■工程
・どういったシーンでどのくらいの時間流すかで、全体の時間を導き出す
・シーンに応じた素材を、それぞれどれくらいの秒数で流すか羅列する
・動画として編集する(画像・映像に文字をつける、音楽をのせるなど)
・動画を出力して仕上がりをチェックする
・出来上がった映像をDVD-Rに焼く
箇条書きにすると一見簡単そうですが、1日に出来る作業時間が1~2時間で、これらを式の1~2週間前にやる目算を立ててしまうと、初めてのムービー製作の場合はまず間違いなく間に合いません。
特に動画としての編集作業は、これだけで1ヶ月の期間を見積もっておいた方が安全です。実際に作業を初めてみると、「まさかここでこんなに時間を取られるなんて!」という予期せぬアクシデントが映像編集にはよくあります。
例えば、3分以内で収まるオープニングムービーを作成するとします。初めの挨拶15秒、新郎新婦の紹介を1分ずつで2分、締めの挨拶で15秒、これで2分30秒です。
この時点で、膨大なBGMが登録されているフリーの音楽配布サイトから、作りたいムービーの雰囲気に合った15秒のジングルを2種類、1分または2分で終わるBGMを見つけてくる作業が必要になります。
また、長いBGMが突然始まって突然終わるのは通しで見てみると不自然さが生じてしまいます。その為ジングルはもちろん、新郎新婦それぞれで曲を変える場合も、それぞれの曲でフェードイン・フェードアウトの編集が入れる必要が出てきます。
ただ音楽をつけるだけでも、これだけ気を付ける点が生じてくるのです。
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最も時間がかかるのが動画編集の工程ですが、素材の用意も相応に時間がかかります。頻繁に写真を撮る人でなければ、まずムービー用の写真を撮る所からスタートになります。
ゲストへの自己紹介である事を念頭におくものですが、あまり深く悩む必要はありません。趣味にまつわるもの、各々が友人たちと過ごす様子、デートで食べた料理、二人で過ごしている様子など、自然体な写真があればそれで充分人となりが伝わります。
ただし、ペットの写真を乗せる時はその種類によっては注意しましょう。虫、爬虫類、両生類といった生物は、人によっては見るだけで心身が萎縮してしまう生物です。
新郎か新婦が元々そうした生き物が好きだと知っている側のゲストはともかく、伴侶側のゲストはそうした情報がありません。
スクリーンに大写しになる事を鑑みても、どれだけ可愛らしいと思っていてもオープニングムービーに使用するのは避けた方が無難でしょう。
情報量や盛り上がるBGMは?