2022.7.8

招待状返信にはマナーがある?正しい書き方や欠席するときの配慮について。招待しても返信が来ない時の新郎新婦の対処法も!

結婚式のマナー
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返信はがきの基本的なマナー

出欠共通での書き方のマナーがあります。まず、返信は黒の毛筆か筆ペン、もしくは万年筆で書きます。また、ボールペンの使用自体はマナー違反ではないため、毛筆などが書きなれていない場合は、ボールペンを使いましょう。ただし、鉛筆やシャーペン、消せるタイプのボールペンはNGです。

色も黒が原則です。お祝いだし、せっかくなら可愛い色味のものを使いたいと考える人もいますが、返信はがきで黒以外を使うのは基本的にマナー違反です。また、不祝儀を表すとされるグレーを使うのはもっと厳禁です。相手を不快にさせてしまう可能性が高いです。

ただ、最近では返信はがきをデコレーションする人もおり、SNSで話題になることもあります。会社関連の結婚式や、あまり面識のない親戚に対してそれを行うのはあまりよくありませんが、新郎新婦が親しい間柄の人であればあえてそのように飾るのもアリだ、というのが最近の考え方です。しかし、住所など文字の部分はしっかりと黒色で書くようにしましょう。

返信はがきには、メッセージを書く部分があります。そこを空欄のまま出すのはNGであるため、必ず、何か一言でもお祝いのメッセージを添えましょう。メッセージ欄がない場合でも、余白を使って一言書き入れます。欠席であっても、お祝いはきちんと述べるのがマナーです。

メッセージを書く際は「切る」「去る」など、別れを連想させる忌み言葉や、再婚を連想させるような「くれぐれも」「ますます」などの重ね言葉を使わないように注意しましょう。お祝い事には終止符を打たない、という意味で句読点を入れないのも一般的なマナーです。

どうしても普段からの癖で句読点を入れたくなる場合もありますが、メッセージの最後などに入れてしまわないよう、気を付けましょう。

出席の場合の書き方

表には、新郎新婦の名前の下に「行」と書かれています。まずはそれを二重線で消し、様にしておきましょう。バツをしたり、塗りつぶしたりするのはNGです。また、裏面でも使いますが二重線を使う際は定規で綺麗に引き、フリーハンドにならないようにします。二重線以外には、「寿」という文字を代わりに使って消す方法もあります。お祝いの気持ちがより伝わります。

裏面には、「御出席」のように「御」が使われることが多いです。全ての文字の上の「御」を二重線か寿で消し、「御出席」は「慶んで出席」という風に変えます。その下に「させていただきます」と付け足すことで、更に丁寧な表現となります。また、「御芳名」は「御芳」を消しましょう。そして、「御欠席」も二重線で消します。

家族など、複数人が招待された際、名前は連名で、出席者全員の名前を書きます。苗字は一番上だけで、あとは下に名前を書くだけでいいです。

お祝いメッセージは、シンプルに「ご結婚おめでとうございます 素敵な結婚式になりますように」など、楽しみにしている、ということを伝えるだけで十分です。長文はかえって失礼にあたるため、その言葉は当日に伝えましょう。

欠席の場合の書き方

出席に関してはそこまで難しく考えなくとも、欠席はより慎重な言葉選びや対応が必要です。まず、返信はがきを出す前に直接連絡をして欠席することを伝えます。招待状を送る前に確認した時は出席できると言ったのに、いざ返信はがきを見たら欠席になっていた、となるととてもガッカリさせてしまいます。そのため、まずは連絡を入れて事情を話しましょう。

返信はがきは、表面は出席の際と同じです。裏面は、「残念ながら欠席させていただきます」という風に書入れをして欠席に丸をします。欠席に丸だけするのがマナー違反ではありませんが、やはり欠席はせっかく招待してくれた新郎新婦にとっても残念なことであるため、追記を入れることでより丁寧になります。

連名での招待で片方は行けるが片方の都合がつかなくなった場合、出席に丸をし、欠席になった人はやむを得ない事情があるため欠席する、という事を追記で余白に書いておきましょう。その他は出席時と基本的に同じです。

ただ、欠席するにもかかわらずデコレーションするのは受け取った側の心理的にもあまりいい印象を与えないため、黒のみでシンプルにまとめるのが無難です。欠席理由は、伝えていい場合とぼかした方がいい場合があります。仕事の都合や、子供関連の事情、身内との結婚式の日程が被った場合、出産予定が近い、などはそのまま伝えても大丈夫です。

しかし、身内の不幸、自身のケガや病気、金銭的な負担がネック、結婚式に行きたくない、など、お祝い事に水を差す恐れのある理由はストレートに伝えません。こういった場合は、やむを得ない事情がある、と伝えるのが無難です。

身内に不幸があった、つまり喪中である場合、いつから結婚式などに参加していいかは一般的に忌明けの四十九日を過ぎていたらいいとされています。しかし、自身の心理的な問題からお祝いする気持ちになれないなど、例外もあるためそういった場合は家族と相談したり自分で心の整理をしてから決めましょう。

招待する側は招待状をいつ発送するのか?

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