2019.8.17

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顔合わせの服装はどう選ぶ?結納とは違うの?選び方と注意点をチェック

結納・顔合わせ基礎知識
farnyオフィシャルライター
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結婚の準備を進める中で、両家の顔合わせはなかなか緊張するイベントです。実際に顔合わせの予定が近付くと、どのような格好をすれば良いのか服装に悩んでしまいますよね。また、どちらも両家が揃う顔合わせと結納では、服装選びやマナーも変わるのでしょうか。様々な疑問がある顔合わせの服装選びについて解説します。

顔合わせの服装選びに必要な2つの「格」


高級ホテルのレストランでの顔合わせに、デニムとTシャツのようなカジュアルスタイルが相応しくないことは、なんとなく理解できるのではないでしょうか。フォーマルな場には服装のルールが存在します。両家の顔合わせの服装選び、まずは「格」について意識してみましょう。

服装の「格」を両家でそろえる

顔合わせの服装選びで大切なのは、両家の服装の格を揃えることです。フォーマルな装いと普段着といったちぐはぐな組み合わせだと、同じテーブルで食事をしていても違和感を覚えてしまうでしょう。顔合わせの場で、両家が同じレベルの服装になるように気を付ける必要があります。そのためには、結婚する当人同士で事前にしっかり調整しておきましょう。

冠婚葬祭で着用する正式な服装のことを礼装と言います。礼装はひとつではなく、「正礼装」「準礼装」「略礼装」という3種類があります。
最も格が高いのが正礼装です。結婚式においては、新婦新郎とその両親が正礼装となります。
準礼装は正礼装に次いで格の高い礼装で、結婚式に招待された場合などに着用します。一般的なフォーマルスタイルと思って良いでしょう。
略正装は、カジュアルスタイルでの結婚式や2次会に招待されたときに向いています。「平服でお越しください」は略礼装が基本の装いとなります。

両家の顔合わせでは、この礼装の格をしっかりと合わせるようにしましょう。

顔合わせを行う会場の「格」にあわせる

 
顔合わせの服装は会場の「格」にも合わせる必要があります。両家の服装の格があっていないと違和感を覚えるように、顔合わせの会場と服装の格が合っていないと悪目立ちしてしまうかもしれません。高級料亭にラフな服装、カジュアルレストランに振袖などは、会場と服装がミスマッチだと言えるでしょう。顔合わせの会場の雰囲気をイメージして服装を選ぶことが重要です。

昔からの知人で両家がすでに親しい場合や、距離があるため旅行を兼ねての顔合わせになる場合、カフェや居酒屋といった気軽な場所を会場とすることもあるでしょう。そういった場合は、フォーマルにこだわらずカジュアルな装いの方が会場にはマッチします。どのような雰囲気の会場なのか、どういった雰囲気の顔合わせにしたいのかを、両家でしっかり共有しておきましょう。

顔合わせにふさわしい女性の服装や色合いとは?

両家の顔合わせは、肩ひじを張らない食事会のつもりでも、程よいきちんと感とよそいき感が大切です。実際にどのような服装が顔合わせにふさわしいのか、具体的に見てみましょう。
 

洋装ならワンピースがベスト!スカートや袖丈に注意

 

顔合わせの服装、洋装ならばきれいめワンピースを選べば間違いないでしょう。ポイントは、グレーやネイビーといったダークカラーよりも、ピンクやイエローといった明るく優しいカラーを選ぶこと。お祝いの席なので、シックな落ち着きカラーよりも、パステルカラーのような女性らしく柔らかい色が適しています。
無地でなければならないというわけではありませんが、大柄デザインは派手な印象になりがちなので、無地か上品に見える細かな柄が良いでしょう。

ワンピースのデザインは清楚さを意識して選びましょう。膝丈、膝下丈のフレアデザインがおすすめです。裾の広がる長め丈のスカートなら、上品な印象で座敷に座るときにも安心ですよ。逆に、露出が多すぎるミニ丈、動きが制限されるタイトなデザインは避けた方が無難です。

上品な印象をキープするためには、露出少なめの清楚なデザインを選ぶのがポイントです。特に胸元の開き具合には気を付けましょう。顔合わせではお辞儀をする機会が多いので、無防備な胸元はだらしなく見えてしまうかもしれません。同様にノースリーブワンピースも避けた方が良いでしょう。袖のあるワンピースなら1枚で上品な印象を作れます。ノースリーブワンピースの場合は、ジャケットやカーディガン、ボレロで露出をコントロールしながら上品な印象を作りましょう。ジャケットはフォーマルなノーカラージャケットなど、ワンピースに合わせて選びます。

和装は格にあわせてセレクト


和装を選ぶ場合は、未婚女性の正礼装である振袖、準礼装に当たる訪問着、色留袖、色無地(紋付き)が候補となるでしょう。
顔合わせは、未婚者として振袖を着る最後のチャンスでもあります。場の雰囲気も華やかになるため、和装なら振袖を検討してみることをおすすめします。
その際に注意したいのは、礼装の格についてです。振袖は、1番格の高い正礼装です。周りと差が出ないように、振袖を着ることを前もって伝えるようにしましょう。

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顔合わせの服装はバッグや靴、アクセサリーなどにも配慮

顔合わせの際に気を付けたいのは、服装だけでなく合わせる小物も同様です。バッグや靴、アクセサリーなど、細かな部分にも配慮しましょう。

ブランド品や高価に見えるものは控える


小物を選ぶ際に重要なのは、一目でわかるブランド品や高価に見えるものは控えることです。ロゴが目立つブランドバッグや、ブランドロゴをかたどったアクセサリーなどは、どれだけお気に入りであっても控えるようにしましょう。
顔合わせの場で優先させたいのは、おしゃれさよりもマナーです。基本的に、目上の方よりも高級なものを身に付けたり、派手な装いで目立ったりするのはマナー違反です。ブランド品や高価なものを避けて、清楚な装いを心掛けましょう。

華美なものを避ける

フォーマルな場では、昼間にキラキラと輝くアクセサリーは相応しくないとされています。顔合わせの場でも、華美なものを避けて上品な印象のデザインを選びましょう。
おすすめは、上品なツヤを持つパールのアクセサリーです。パールはどのようなシーンでも使えるアクセサリーなので、顔合わせをきっかけにネックレスとイヤリング、ピアスのセットを購入するのも良いかもしれません。これからのフォーマルシーンで定番アクセサリーとして活躍してくれるでしょう。
 

ヒールのある靴、コンパクトなバッグで上品に見せる

 
顔合わせの際の靴は、ヒールのあるパンプスがベストです。サンダルやミュール、ブーツなどは、カジュアルすぎて顔合わせの場には合いません。おしゃれさでなくマナーが優先なので、シンプルなパンプスを合わせるのが1番良い選択です。
パンプスは、爪先とかかとが覆われたデザインを選びましょう。爪先の開いたオープントゥやかかとの開いたバックストラップだと、格が下がってしまいます。
ヒールの高さは高過ぎない3cm~5cmがおすすめです。歩くのが楽なフラットシューズはカジュアルな印象が強くなるため避けましょう。

靴は意外と見られることが多いため、顔合わせ当日までにしっかり磨いてきれいにしておきましょう。その際、かかとがすり減っていないかをチェックして、必要があれば顔合わせまでにメンテナンスしておきます。
また、高級料亭で顔合わせの場合、座席に上がる際に靴を脱ぐ機会があるかもしれません。そのときに視界に入ってしまうので、靴の外側だけでなく内側のケアも必要です。パンプスを履く際、素足ではマナー違反となるためストッキングを着用します。基本的には肌色ストッキングを選びますが、寒い冬などは落ち着いた色のタイツでも良いでしょう。
 

顔合わせにふさわしいほかの出席者の服装は?カジュアルでもいい?

続いて、自分以外の出席者の服装について紹介します。顔合わせの服装について聞かれた際には、適した服装を教えてあげましょう。

男性編

男性の場合は、フォーマルなスーツを選ぶのが一般的です。ブラックスーツかネイビー、チャコールグレーといったダークスーツに、白や薄い色のシャツを合わせます。合わせるネクタイは派手すぎないデザインにしましょう。
男性の場合、普段ビジネスで使っているスーツでも問題ないでしょう。手持ちのスーツやシャツ、ネクタイで対応できるため、女性ほど服装について悩まなくて良いかもしれません。

しかし、普段使っている分、手入れが行き届いていないとだらしない印象になってしまいます。スーツやシャツにしわや汚れがないか、しっかりチェックしておきましょう。気になるところがあった場合は、顔合わせ前にクリーニングに出して万全の状態に整えます。
しっかりチェックしなければならないのは小物類も同じです。靴もきれいに磨いておきましょう。靴を脱ぐ可能性がある場合は靴の内側のケアもお忘れなく。同様に、靴を脱いだ際の靴下にも気を配りましょう。靴下が悪目立ちしないように、スーツに合わせて色を選ぶのがおすすめです。もちろん、穴の開いた靴下なんてもってのほかです。

また、顔合わせが夏場の場合は、ノーネクタイでも良いかもしれません。その際、ノーネクタイで顔合わせに向かったら相手側はネクタイ着用だったというのは避けたいパターンです。事前にノーネクタイにする旨を伝えて、両家で共有するようにしましょう。

また、和装の場合、男性の礼装は紋付の羽織と着物、袴です。正礼装が黒羽二重五つ紋付、準礼装が色紋付きとなります。顔合わせの場で男性が和装というのはめずらしいパターンかもしれません。そのため、事前に相手側に和装を選ぶことを伝えて承認してもらうようにしましょう。顔合わせの服装は両家の格を揃えることが基本となるため、自分だけの希望で決めずに相手側に意見を伺うことも必要です。

両親編


両家の格を揃える、会場の格に合わせるという基本的な服装の選び方は、結婚するふたりと同じです。ただし、顔合わせの主役は結婚するふたりです。主役よりも格上の服装にならないように注意しましょう。

父親の場合は、男性と同じくブラックスーツかダークスーツとなります。ネクタイは派手過ぎないデザインを選びましょう。顔合わせはお祝い事なので、結婚式と同様に白やシルバーのネクタイを合わせるのも良いですね。

母親は、上品なワンピースかスカートスタイルのスーツを選びましょう。タイトなスタイル、露出を避けるというのも結婚する女性と共通です。抑えるべきポイントは同じなので、女性の服装選びを参考にしてみてください。
結婚する女性と異なるので注意したいのは選ぶカラーです。母親は結婚する女性と違って落ち着きのあるカラーを選びます。顔合わせの場では、主役より目立たないことが重要です。女性の服装はイエロー、ピンクといった淡いカラーが多くなります。母親は、そういったカラーを引き立てる、ベージュやグレー、黒、白といった合わせやすい定番カラーを選びましょう。
レッド、ブルーといった濃いカラーを選ぶと、結婚する女性とのバランスが取れないので、違和感を覚える顔合わせになってしまいます。

夫婦、親子、両家など、それぞれで服装の格を合わせることを意識しましょう。結婚するふたりが和服を選ぶのであれば、それに合わせて和装にするのも良いですね。

そのほかの親族

 
顔合わせに兄弟や親族が出席する場合、服装を選ぶ際に押さえるポイントは結婚するふたりと共通です。母親と同じく、主役である二人よりも控えめなカラーを選ぶようにしましょう。
兄弟や姉妹がまだ学生の場合は、学生の正装である制服で参加することができます。年齢や状況に応じて、何を着るかを選ぶようにしましょう。 

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顔合わせと結納で服装はどう変わるの?

顔合わせの食事会と結納品を交わす結納では、服装はどう変わるのでしょうか。
  

正礼装の場合


結納には仲人を立てる正式結納と、仲人を立てない略式結納があります。正式結納はしきたりに則って行うため、服装も正礼装となることが多いでしょう。
正礼装の結納の場合、男性は五つ紋付羽織袴で女性は振袖です。父親は男性と格を揃えた紋付羽織袴、母親は黒留袖か五つ紋の色留袖となります。

顔合わせ食事会の場合は、女性が正礼装である振袖を着ることはありますが、男性や両家両親が正礼装を着用することはほぼありません。正礼装は、顔合わせ食事会には格が高すぎる印象です。
女性の振袖は未婚時の正礼装のため、結婚したらもう着る機会がありません。そのため、顔合わせの場で最後に着用するために選ばれる傾向があります。両家の格を揃えるのが基本ですが、振袖は例外的な扱いとされるパターンも多いようです。
   

準礼装の場合


仲人を立てない略式結納の場合、正礼装ではなく準礼装や略礼装でも良いとされます。
略式結納の準礼装は、男性と父親はブラックスーツかダークスーツです。
女性は黒以外のワンピースやドレッシーなスーツ、母親は黒以外のワンピースやスーツが良いでしょう。和装であれば、女性は振袖や訪問着、母親は訪問着や付け下げ、色無地を着用します。

顔合わせで準礼装の場合、男性陣がブラックスーツかダークスーツかというのは結納と変わりません。女性はワンピース、和装であれば振袖か訪問着になります。母親はワンピースやスーツを着用しましょう。

正礼装でも挙がっている振袖ですが、実はそれぞれ袖の長さが異なります。振袖の袖の長さは3種類あり、そのうちのひとつが袖の長さが114~124smの大振袖です。大振袖は正礼装に分類されます。
次いで、袖の長さが100cm前後の中振袖。85cm前後が小振袖です。中振袖と小振袖は準礼装に分類されています。
振袖は袖の長さで格が変わりましたが、その他にも紋の数でも格が変わります。紋は家紋のことで、紋のない「無紋」「一つ紋」「三つ紋」「五つ紋」の4種類があり、紋の数が多いほどに格が上がります。
  

略礼装の場合

略礼装の服装は、結納も顔合わせも準礼装の場合とほぼ変わりません。

同じワンピースであっても、準礼装の場合はハリのあるかっちりした素材を選ぶなど、素材やデザインで差を付けましょう。男性のスーツも同様です。略礼装なら、トレンドを取り入れたスタイリッシュなスーツを選んでみるのもいいかもしれません。

結納と顔合わせ、どちらも装いの種類は似通っていますが、やはり結納の方が少しきっちりした印象です。

▽知っておきたい顔合わせまでの準備マニュアル

両家の顔合わせまでのご準備マニュアル

 

服装は第一印象の要!ベストな服装で顔合わせを成功させよう

結婚を控えた両家の顔合わせは第一印象が決まる大切な場です。結婚することでつながりができるので、第一印象で好感を持ってもらえるようにしたいですね。そのためには、服装のマナーをしっかり守る必要があります。
面積が大きい分、視覚から得る情報の中でも服装は大きな割合を占めます。服装の格が揃っていなかったり、会場の格に合わせた服装を選べていなかったりすると、少しがっかりされてしまうかもしれません。
女性はワンピース、男性はスーツというのが一般的な顔合わせの際の服装です。肩ひじ張らない気楽な顔合わせにしたいのか、かっちりとした形の顔合わせにしたいのか、希望の雰囲気に合わせた会場と服装を選びましょう。

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クリエイタープロフィール
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