【結婚式】両家顔合せの流れ|ご両親に好印象を与えるコツとは・・・?
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婚約してから結婚式を行うまでの間に設けられる一大イベントの「顔合わせ」!顔合わせの流れやマナーなどをご存知でしょうか?顔合わせは単に両家が顔を合わせて「はじめまして」の挨拶を交わすだけでなく、両家の親睦を深め家族のことを知ってもらい、今後のお付き合いを円滑にするためにとても大事な時間なのです。
また、相手の両親に好印象をもってもらうための絶好のチャンスでもあります。さらには、互いに気持ちの良い状態で結婚式を執り行えるようにするための下準備ともいえます。そこで、結婚するふたりや両家にとって、とても大事な顔合わせのマナーや流れ、相手方に好印象を与える会話のネタなどをご紹介します!
顔合せで相手の両親に好印象を与えよう
顔合わせまでに相手の両親とお会いする機会はどれくらいありますか?婚約の承認を得る際の挨拶を含め片手で数えられる程という方は多いのではないでしょうか。また、「婚約の承認を得た際がファーストコンタクトで、顔合わせが2回目なんです」という方も中にはいるかもしれません。顔合わせの段階ですでに相手側の両親や家族と仲が良いというのは、なかなか稀なケースではないでしょうか。中にはお付き合いをしていたときから何度も一緒に食事をしているという方もいるかもしれませんが、改めて結婚することになり、いざ顔合わせ!となると相手側のご家族に好印象を与えたいものですよね。
顔合わせで好印象を与えるには顔合わせを行う意味をきちんと理解し、段取りや流れひとつひとつを把握。さらには、顔合わせにおいて必要なマナーを持ち合わせることが重要なポイントとなります。相手の両親に好印象を持ってもらえるように、顔合わせに必要なマナーや知識を修得しましょう!
顔合せ当日の流れ
顔合わせ当日の流れを把握し、当日配慮したい点などを確認しておきましょう。当日の様子をイメージしながら確認することをおすすめします。
待ち合わせ(ふたりの案内で会場へ)
当日はふたりがそれぞれ家族をエスコートしながら会場へ向かいます。会場での現地集合は避けましょう。現地集合にした場合、もしもふたりより先に家族同士が会場で鉢合わせていたら、少々気まずいですよね。そのため、両親と自宅から一緒に行くのもよし、会場の最寄駅で待ち合わせるのも良し、顔合わせ前に家族だけの時間を設けるようにしましょう。家族や自分の緊張を解消し、顔合わせに向かう最中から雰囲気作りを行います。
会場には5分~10分前には到着するようにしましょう。顔合わせの際は女性側の家族が先に会場入りし、男性側の到着を待つというマナーもあるようですが、特に格式やマナーに厳しいお相手でなければ、結納などのしきたりを重視するような会ではないため、同時に会場入りしても問題ないでしょう。もしも可能であれば、マナーや礼儀に関してどのような意識をお持ちの両親なのか、ふたりで共有しておくといいかもしれませんね。
開始の挨拶(彼)
顔合わせでは、はじまりの挨拶を新郎が行います。
例「本日はふたりの婚約にあたりお忙しい中足を運んでいただき、誠にありがとうございます。楽しい会になりますよう企画しておりますので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。」
挨拶とお礼の言葉を簡潔に述べ、はじまりの挨拶とします。このとき新郎新婦は揃って両家に向かうような姿勢をとるといいでしょう。挨拶とともに、ふたりの自己紹介を入れてもOKです。趣味や職業、お互いに尊敬しているところや好きなところなどを盛り込むのもGOOD!お互いの両親が聞いていて嬉しくなるような挨拶や自己紹介としましょう。
両家の家族紹介
新郎新婦の進行のもと、両家の家族紹介を行います。家族紹介は顔合わせの主要プログラムです。これから両家は親戚という関係になりますので、相手側にはどんな方がいるのか、特に興味を示すシーンでもあります。まずは新郎側から家族を紹介し、続いて新婦側も紹介していきましょう。全員の紹介が済んだら、両家それぞれの父親・母親から一言お言葉をいただきます。その際、新郎は「では○○さんのお父様、お言葉をいただけますでしょうか」などと、リードしてあげると親切です。
家族紹介:例「では私の家族を紹介します。まずは父の○○です。趣味は○○~。隣におりますのが母の○○です。性格は○○~。(他にも家族が参加していれば、年長者から同じように名前と一言を添えて紹介していきます)、どうぞよろしくお願いいたします。」※新婦も同じように。
性格や趣味などは必須ではありませんが、何か一言添えると相手側の興味を惹くことができますし、名前のみを紹介されるよりかは好印象ではないでしょうか。
それぞれの両親が述べる言葉は以下のポイントをおさえましょう。
- お礼、挨拶
- 我が子のパートナーを褒める
- 婚約や結婚に関して嬉しい気持ちを述べる
両親挨拶:例「○○さんは、私どもの○○から聞いていた通りのお方で安心いたしました。○○はとても素敵な良縁を得たものだ。○○さんのような魅力的な方とこうしたご縁に結ばれたことに感謝申し上げます。今後、末長くどうぞよろしくお願いいたします。」
両家で言葉のキャッチボールを行う際は、「謙遜し過ぎないように」気をつけましょう。我が子を貶すような言葉もNGです。また、相手を困らせる発言ではなく、気持ちよく聞いていただけるようなポジティブなワードを使うといいですよ。
婚約指輪、お返しの品のお披露目
顔合わせは流れが決まっているわけではありませんが、一般的にだいたいの流れは一緒です。もし異なるとしたら、婚約指輪の交換やお披露目、記念品の贈呈などの演出を取り入れるかどうかではないでしょうか。もしもこういった演出を行うのであれば、食事の前に取り入れるようにしましょう。また、必須の演出ではないため省くことも可能です。
婚約指輪とお返しの品を交換しあう演出にする場合は、男性から女性へ、婚約指輪をはめる演出にすると場の雰囲気も盛り上がりますよ。その後女性から男性へお返しの記念品を贈りましょう。記念品は婚約指輪の半額程度が目安となっています。人気の品物はスーツや腕時計、財布や鞄など、比較的高価で長持ちできそうなものが多いですね。一番は相手が喜ぶもの選ぶといいでしょう。
女性の方はお返しの品を選ぶ際、高価すぎるものは避けたほうがよさそうです。婚約指輪の半額程度という数値も参考までに。高値過ぎるものを贈ると、浪費家なのでは?と相手のご両親を不安にさせてしまう可能性があります。一方品物が安すぎると男性の顔を立てることができません。程よい予算で上質なものを選んでみてくださいね。
このように顔合わせに何かセレモニーを取り入れるという場合は、食事前に計画しましょう。食事後はお酒も入っていることもあり、演出の大事さや感動が薄れてしまうことも。また、全体の雰囲気をバタバタさせないためにも食事前がおすすめです。
乾杯、会食
家族紹介や記念品の交換が済んだらいよいよ乾杯を交わし会食となります。乾杯の音頭は新郎の父親がとるのが一般的です。また、新郎本人が行うケースもあるため、事前にどちらが乾杯の音頭をとるか相談しておくといいでしょう。用意する食事のマナーを確認しておくことをおすすめします。
- 嫌いなもの、アレルギー食材は事前にリサーチして他のものに変更する
- 大皿料理ではなく、個別でひとりひとりに配膳されるお料理を選ぶ
- 縁起物の食材を入れてもOK
顔合わせは食事を楽しむことも目的のひとつです。楽しい時間となるよう、細かな点まで配慮が必要ですよ。飲み物もなくなっていたら、率先して次に飲むものを伺うなど、接待とまではいきませんが、心配りが必要です!
記念撮影
記念撮影は食事の前後に行うのが一般的です。家族紹介をして場の雰囲気が和んだところで1枚、おわりの挨拶をした後に記念の1枚など。どのタイミングで撮影しても問題はないのですが、あえて撮影時間をプログラムのひとつとして設けておくことで、顔合わせを行ったという記念写真をきちんと残すことができます。ホテルなどで撮影スタジオがある場合は、利用させてもらうのもいいかもしれませんね。後日写真を現像したらプレゼントとして両親に贈ると喜ばれるかもしれません。
締めの挨拶・お礼
楽しい歓談の時間も過ぎ締めの時間が迫ってきたら、新郎のリードの元、おわりの挨拶を述べましょう。顔合わせに参加してくれたことへの感謝の気持ちをお礼の言葉で伝えます。また、改めてこれからよろしくお願いしますという気持ちを込めて挨拶しましょう。
例:「本日はふたりの婚約にあたり、お集まりいただきありがとうございました。このような機会を設けられたことに大変嬉しく思い、心から感謝しております。今後は結婚式準備などでお世話になりますが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。」
新婦も合わせて感謝の気持ちを述べると印象もいいでしょう。会計をスムーズに済ませたら会場を後にします。
顔合わせ当日の話題は?