2022.7.7

結納金の意味と由来|相場・使い道・結納金をなしにしたときは?

結納・顔合わせ基礎知識
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結納金の相場について

結納金は男性の月収の2~3倍と言われていました。金額が多いほど格が高いとする地域もあります。包む金額については端数を避け、30万、50万、100万というようにキリがよく、頭の数字が奇数となるように用意するのがしきたりです。偶数は割り切れる数字であるため「別れ」を連想させるとして結納などでは敬遠されています。しかし、末広がりの意味がある80万円は、偶数でも縁起がよいと捉えられています。

結納金で最も一般的な金額は100万円です。「一本」、「一包み」とも呼ばれ、結納金としては定番の金額です。相場は地域によってばらつきがありますが、80~100万が多いようです。高額では200万、300万、それ以上包む人もいます。

多額の場合、結納金袋ではなく桐箱に入れます。結納金を包む際は新札を用意し、向きを揃えて入れましょう。婿養子を迎える場合には、嫁入りの場合より相場が高く100万以上からというところが多いようです。お見合い結婚でも恋愛結婚でも、結納金の相場に違いはありません。仲人を立てたお見合いの場合は、結納の仲介は仲人が行いますのでふたりの考えで結納の金額や品目を変えることは少ないようですが、恋愛結婚の場合はふたりの相談で金額を抑えることもできるという点に違いがある程度です。

男性からの結納に対して女性からは結納返しがあります。関東では男性からの結納金に対して「御袴料」として女性から結納金の半分の金額を包む習慣が見られました。一方、関西では結納は男性から女性へと一方的に贈られるもので、お返しはしないというのが一般的でした。関東の習慣である半返しを考慮して、中包に記入した金額の半額分だけを入れて贈り、女性側は御袴料として記念品を添えて贈るケースも増えてきています。

結納金の使い道は結婚式費用や新生活の準備に

結納金は花嫁衣裳代や花嫁の準備金として贈られるものであるため、挙式・披露宴の花嫁衣裳代に充てるという人も少なくありません。地域性もありますが、結納金は、その半額を結納返しに充てているケースもあります。実際のところ、結納金の用途に決まりはありません。

結納金は両家間のものではなく、本人同士が贈り合い、受け取り合うものという意味が定着してきています。そのため、結婚式の費用に充てたり、新生活の準備に充てたりすることがしやすくなりました。結納金の半額を婚約記念品に充て、時計やスーツなどを購入して男性へ贈るというケースも増えています。

結納金を断ることってできるの?

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