
ANAクラウンプラザホテル宇部・結婚式レポ|白無垢に文金高島田で綿帽子の和装姿
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挙式を決めるにあたり、チャペル式と迷いましたが、白無垢姿に強い憧れがあり、神前式を行うことに決めました!披露宴を行うANAクラウンプラザホテル宇部内の神殿で、厳かな雰囲気の中、夫婦の誓いを立てました。純和風にこだわって、文金高島田での綿帽子!披露宴前の迎賓も行い、ゲストからは和婚らしい白無垢姿とおもてなしが新鮮だと大好評でした。
純和風にこだわって文金高島田での白無垢
憧れの白無垢に綿帽子。髪型も昔ながらの文金高島田にし、とことん純和風にこだわって挙式しました。文金高島田は、和装の婚礼では基本となる伝統的なヘアスタイルで、高島田という種類の髷の中で最も格調が高い髪形なのだそうです。挙式で付ける角隠しや綿帽子。私は綿帽子を選びました。初めてのことばかりで緊張しますが、今ではとてもいい思い出です。
神前式のスタートはふたりの入場から
神前式が始まります。私たちふたりで入場しました。神殿内に入る前は緊張しましたが、中には家族が先に入っていて笑顔で迎えてくれたので、ホッとして緊張もほぐれました。扉を開けてくださっている巫女も写っています。ふたりの全身が入った、正面からの写真です。新郎は白い紋付の羽織を選びました。袴はストライプ柄です。
ホテル内の神殿での神前式を選びました
移動の時間などを考え、ホテル内の神殿で挙式することにしました。式場近くの神社から神主に来ていただき神事を執り行っていただきました。写真の修祓の儀(しゅばつのぎ)では、ふたりや参列者の穢れ(けがれ)を大幣(おおぬさ)で祓い(はらい)、清めてくださっています。私たちも頭を下げてお祓いを受けました。結婚の神事が進められていきます。
三三九度の盃と一対の長柄銚子と提子
三三九度の盃。三献の儀とも呼ばれています。大中小3つの盃があります。盃に御神酒を注ぐ一対の長柄銚子(ながえちょうし)と提子(ひさげ)には蝶飾りが付けられています。蝶飾りは雄蝶と雌蝶があり、子孫繁栄などの意味が込められているそうです。神事に使われる道具にはひとつひとつに意味があり、神前式の奥深さを感じさせてくれます。
神前式で三三九度の盃を交わしました
白無垢だと、腕をあげるだけの動きが重たく感じられます。三三九度の盃は小さい盃から新郎と新婦が交互に御神酒を飲み、夫婦の契りを結びます。最初の2口は口を付ける程度、3口目に御神酒を飲み干すようにします。盃には指を揃えて両手を添えて盃や御神酒をいただくと姿が美しく写ります♪ご存知、神前式を象徴するような儀式のひとつです。
神前式でも指輪の交換をしました
指輪の交換もしました。指輪の交換はキリスト教式でのセレモニーのひとつというイメージがありますが、神前式でも演出のひとつとして行ってくださることが一般的になりました。もしもともと進行になくてもリクエストすれば応じてくださることが多いようです。私たちも、神前式ではありますが、宗教的な意味合いではなく演出として左手の薬指に結婚指輪をお互いに贈りました。
結婚指輪は俄の姉妹ブランドのLUCIE
結婚指輪は「NIWAKA(ニワカ)」の姉妹ブランドの「LUCIE(ルシエ)」のものです。可愛らしいデザインのものが多いブランドで、お気に入りです。指輪がふたつ一緒に入っていたケースも気に入っていたので、リングピローは準備せず、このまま指輪の交換でも使いました。アカデミー賞でプリ―・ラーソンが、グラミー賞ではアリアナ・グランデやグウェン・ステファニーらがNIWAKAのジュエリーを身に付けていたことでハリウッドでも話題の日本のブランドです♪
神前式での夫婦の誓いは誓詞奏上
誓詞奏上。彼が文を読んで私は名前だけ読みました。夫婦の誓いのことです。和紙に読み上げる文章が書いてあり、それをふたりで一緒に持って読み上げる誓詞奏上。挙式では入場してから声を出していない状態なので、初めて、そして唯一私たちが声を出すシーンです。厳かな雰囲気なので咳払いをすることもはばかられるため、緊張する瞬間です。
玉串奉奠は神主にご指導いただきながら
玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。榊の枝に四手という紙垂などを結んだものです。榊は一年中青々とした葉が茂るため神様が宿るとされていたことから、神様に対する捧げもの意味などを持つようになったそうです。作法については、神主に教えていただきながら玉串奉奠をすることができたので、細かい所作は気にせずに出来ました。
神前式らしく親族杯の儀も行いました
親族杯の儀です。列席してくださった親族ひとりひとりにひとつずつ盃が配られます。起立してみんなで一斉に盃の御神酒を飲み、両家がひとつの家族となるという意味のある儀式です。神前式は新郎新婦が夫婦となるだけではなく、新郎家と新婦家との両家とが結びつくという意味合いを強く持っています。そのために両家の親族が一堂に会して盃を交わすという親族杯の儀が現在も神前式では基本的な進行として行われています。
新郎新婦と両家両親によるゲスト迎賓
迎賓です。やっぱり、みんなにも白無垢姿を見てもらいたいと思い、神前式後に披露宴会場の前でゲストのみんなをお出迎えしました。金屏風も立てていただき、また、両家の母がそろって留め袖姿で和装だったこともあり、より華やかな和婚の雰囲気になりました♪私たちの前を通ってゲストは披露宴会場へと入っていきます。開宴前にゲストにご挨拶できることで返って緊張が和らぐように思いました。
白無垢姿を生で見るのは珍しいと好評でした
友人たちはチャペル式が多く、白無垢姿は写真でしか見たことがないという人が多く、挙式姿での迎賓はとても喜ばれました!花嫁は挙式で着た白無垢からお色直しをして色打掛や洋装になり披露宴に入場することが多いため、親族中心の神前式の場合、ゲストが白無垢姿を目にする機会がありません。そのため、ゲストをお迎えしながら挙式での姿を見ていただこうという名残が白無垢姿での迎賓なのだそうです。おすすめです!
和の伝統ある神前式が今は新鮮!
神殿でのふたりの正面からの写真です。憧れだった白無垢に文金高島田での綿帽子姿。綿帽子はウェディングドレスで言うとベールのようなもの。婚礼が終わるまで新郎以外の男性の目に触れないようにという考えから、もともとは着物用の防寒具だった綿帽子が次第に婚礼に使われるようになったのだとか。衣裳の歴史ひとつ取っても興味深いですよ。神前式、とってもおすすめです。