2019.9.30

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結婚式のウエディングケーキ「トリセツ」

結婚式・基礎知識
結婚お役立ち情報
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結婚式に欠かせない食べ物と言えば、ウェディングケーキです。結婚式の象徴と言っても言い過ぎではありません。ですが、このところ結婚式の「ウェディングケーキ入刀」や「ファーストバイト」などの儀式がない結婚式やそもそもウェディングケーキ無しの結婚式もあるとのことなのです。

そもそもなぜ、結婚式をウェディングケーキでお祝いするようになったのか、その由来を探り、現在のウェディングケーキの取り扱いについて書いていきたいと思います。

ウェディングケーキで結婚式を祝う理由

ウェディングケーキとは、結婚式で新郎や新婦が入刀するケーキのことで、新郎新婦がケーキに入刀することを「ケーキ入刀」「ケーキカット」と言います。テレビで見る芸能人の結婚式では、何メートルあるのだろうと思しき背の高いウェディングに新郎新婦がケーキを入刀する際に、アナウンサーが「ケーキ入刀です!」と厳かに言い、ケーキに入刀した瞬間に音楽が流れ、拍手喝采という流れです。では、なぜウェディングケーキで結婚式をお祝いするようになったのでしょうか。

ウェディングケーキの由来は様々ですが、一番ポピュラーなのがギリシア神話説です。古代ギリシアでは愛し合った二人が将来を誓う時に、一つのパンを二人で分け合い、永遠の愛を誓ったという伝説が残っています。ヨーロッパにおいても、ウェディングケーキh魔除けの意味で行われていました。悪魔は甘いものが苦手なので、甘いケーキをみんなで食べて将来を誓い合った二人に悪魔が近寄らないようにしていたということです。また、アメリカでは新婦がゲストに甘いお菓子を振る舞う慣習があり、そこからみんなで甘いケーキを食べるようなったとも言われています。

このような由来を持って始まった結婚式のウェディングケーキですが、砂糖やバター、ぶどう、卵などが時代とともに少しずつ加わって今のような固く焼いたケーキと変わっていきました。18世紀後半にイギリスで作られたウェディングケーキは1段のシンプルなものでした。洋酒漬けのフルーツがたっぷり入ったバターケーキに、マジパンやシュガーペーストで装飾を施していました。それが「ブライドケーキ(花嫁のケーキ)」と呼ばれ、19世紀頃になると2段や3段のウェディングケーキが現れてきました。そして、結婚式のゲストに一番下の段のケーキが、当日欠席した人に真ん中のケーキが振る舞われるようになってきました。一番上の段のケーキは、新郎新婦の最初の子どものためにとっておいたと言われています。

時代とともに見た目や段数が変わってきましたが、現在では、新郎新婦の結婚生活に幸多かれ、子孫繁栄の願いが込められています。また、タワーのように高くケーキを積み上げるのは、願いが天の神様までしっかり届いて欲しいという願いも込められています。そのウエディングケーキをゲストに振舞うのは、幸せをみんなで分かち合うという意味があるということです。

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ウェディングケーキの種類

ウェディングケーキで結婚式をお祝いする理由がわかったところで、ウェディングケーキにはどんな種類があるのか、見ていきましょう。

1. イギリス式の3段ケーキ
伝統的なイギリスのウエディングケーキで、洋酒漬けしたドライフルーツがたっぷり入ったバターケーキをシュガーペーストでコーティングしているため、長期間保存するのに適しています。ただ、今の気候状態では長期間取っておくことが難しいため、どうしても取っておきたい人は、中身のスポンジ部分は食べてしまい、外側の砂糖部分だけを取っておくことができるということです。私が出席した中で3段のウェディングケーキを選んでいる結婚式が多かったですが、ドライフルーツが入ったケーキはありませんでした。どれもスポンジ生地がふわふわで生のイチゴなど果物がしっかり入った美味しいケーキでした。

2. アメリカ式の1段ケーキ
長方形の1段のウェディングケーキで、最近ではケーキの上にメッセージや絵が描かれたものもあります。ホールセールCostcoに行くと、ケーキコーナーに「誰が食べるの?」というような青や緑や黄色、赤など様々な色を使ってデザインされた長方形のケーキを見かけることがありますが、あれのウェディングケーキバージョンです。もちろんウェディングケーキなので、ふさわしいデザインですが。私が食べたアメリカ式の1段ケーキで印象的だったのが、某有名スイーツ店のとても美味しいケーキだったものです。「ゲストの皆さんに美味しいものを味わって欲しい」という新郎新婦の心遣いが感じられて嬉しくなりました。

3. フランス式のクロカンブッシュ
クロカンブッシュは、小さなシュークリームを円錐形に積み上げて、カラメルや飴でコーティングしたフランスの伝統的なケーキです。なぜシュークリームを積み上げるのでしょう。フランス語で「キャベツ」を意味する「シュー」という言葉。フランスでは、赤ちゃんはキャベツ畑から生まれてくるという言い伝えがありました。キャベツ畑から赤ちゃんという発想がとてもユニークですが、シューいっぱいのクロカンブッシュは、子孫繁栄を願ったものなのです。私が出席した多くの結婚式でクロカンブッシュのウェディングケーキを使った式は一つだけですが、ケーキ入刀のタイミングで司会の方がクロカンブッシュに込められた思いを説明してくださったので、より味わって食べることができました。

4. 個性豊かなウェデイングケーキ
ウェディングケーキのように前面に生クリームを塗らないで、一部スポンジが見えている「ネイキッドケーキ」や、スポンジやクリームがグラディエーションになっている「オンブルケーキ」など様々あります。

ウェディングケーキにも新郎新婦の思いを込めることができるので、自分たちのオリジナルウェディングケーキを作っても良いかもしれません。

▽ウェディングケーキをオーダーメイドできるカフェについてはこちら

ウェディングケーキがオーダーメイド出来るスイーツカフェ【O’CREPE(オークレープ)】

ウェディングケーキの相場

ウェディングケーキの種類がわかったところで、気になるのがそのお値段です。ウェディングケーキの相場を調べていきましょう。

ウェディングケーキは、ケーキの種類によって値段が変わってきます。
1. オーソドックスなフレッシュケーキ
生クリームをスポンジ全体に塗ったオーソドックスなウェディングケーキで、相場は5万円から7万円と言われています。

2. イミテーションケーキ
本物のケーキの上に飾りのケーキを乗せて豪華に見せるケーキで、見た目にこだわる人にはおすすめです。見た目豪華で、実は一番低コストのケーキです。相場は1万円から3万円と言われています。

3. クロカンブッシュ
小さいシュークリームを円錐形に積み上げたクロカンブッシュの相場は、基本的にはフレッシュケーキと同じくらいです。ただ、出席者の人数が多い場合には、積み上げていくシュークリームの数を増やす必要があり、その場合は10万円を超えることもあります。

4. シュガーケーキ
クリームを使用せず、シュガーコーティングのため装飾性が高いケーキで、段数を重ねるごとに値段も上がっていきます。2段だと5万円から7万円、3段だと8万円から10万円くらいです。

また、ウェディングケーキの形によっても相場は変わってきます。丸や四角のシンプルな形だと2万円から3万円くらいで済むけれども、ハート型など特殊な形になるとその分高くなり、5万円を超えることもあります。自分たちの思いと予算とをすり合わせて、決めたいものです。

ウェディングケーキを使った演出にはどのようなものがあるのでしょうか。

ウェディングケーキを使った演出

1. ケーキカット
いわゆる「ケーキ入刀」のことで、新郎新婦が二人で初めてウェディングケーキにナイフを入れる儀式のことです。二人の初めての共同作業という意味や、切ったケーキをゲストに振る舞い幸せのおすそ分けという意味もあります。

2. ファーストバイト
新婦が新郎に、新郎が新婦にウェディングケーキを一口食べさせる「ファーストバイト」。「一生食べ物で苦労はさせない」という新郎の意思、「美味しい料理を作るからね」という新婦の覚悟を表しているとも言われています。最近では、通常のフォークやスプーンではなく、ビッグサイズのスプーンで食べさせるなどの演出もあります。
さらに、お世話になった両親に子供である新郎新婦から食べさせてあげる「サンクスバイト」や、両親から新郎新婦が食べさせてもらう「ラストバイト」などの演出もあります。「サンクスバイト」も「ラストバイト」も感動的です。

3. ケーキサーブ
ウェディングケーキをゲストに振る舞う際に、新郎新婦自らが直接ゲストにケーキを渡していく演出です。新郎新婦がエプロン姿になると思わず会場が笑いに包まれます。

4. ラッキードラジェ
ケーキを振る舞う際に、ケーキの中に「当たりクジ」を仕込んでおいて、当たったらプレゼントがもらえるという演出です。当たった人は幸運になれるというジンクスがあります。

最近では、新郎新婦はもちろんゲストにも幸せを運んでくれるウェディングケーキですが、最近では、ウェディングケーキは食べるけれどケーキカットは無し、ウエディングケーキも無しもしくは、ウェディングケーキの代用を使うという結婚式が出てきています。
公衆の面前で大袈裟なケーキカットやファーストバイトは恥ずかしいという新郎新婦の場合、ウェディングケーキを用意して皆で食べるけれど演出はしないということもあります。また、食事の後、デザートビッフェで好きなものを食べて欲しいからウェディングケーキはイミテーションで代用、もしくは無しにするということもあります。ウェディングケーキが無い場合は、引き出物の中にケーキを連想させるようなものを入れるなどして、ゲストに「ウェディングケーキが食べられなかった」感を残さないように工夫しています。

終わりに

ウェディングケーキの由来や、種類、相場、演出などについて考えてきました。ウェディングケーキは、新郎新婦の思いを乗せることができる結婚式の大切なアイテムです。ご自分の思いを大切にしながら、予算も合わせて検討しつつ忘れられないウェディングケーキ、結婚式になればと願っています。

▽こだわりのウェディングケーキについてはこちら

【カップルレポ】こだわりのウェディングケーキ♡

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