結婚指輪を嵌める指は本人の自由って知ってた?左手の薬指に嵌める理由

2017.7.19

結婚指輪を嵌める指は本人の自由って知ってた?左手の薬指に嵌める理由

婚約指輪・結婚指輪
farny
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結婚式の指輪の交換でもお互いの左手薬指に指輪を贈り合うように、結婚指輪といえば左手の薬指に入れるのが一般的です。でも、どうして左手の薬指に入れるのでしょうか。他の指に入れてもいいのではないかと思ったことはありませんか。ここでは、結婚指輪を入れる指についての由来や意味、また、結婚指輪と婚約指輪に関するちょっとした疑問などをご紹介します。

結婚指輪はどの指に嵌めるもの?

結婚指輪はどの指に嵌めるもの?

結婚指輪が日本に定着したのはここ50年程です。それまで日本伝統の神前式や仏前式において、指輪を贈り合うという風習そのものがありませんでした。指輪が日本に広まったのは江戸時代後期といわれていますが、庶民に広まったのはもっと後で、戦後だと言われています。当時、西洋化の流れは結婚式にも見られるようになっていました。白無垢ではなくウェディングドレスを着ての結婚式が定着したのと同じ頃、宝飾品関連の会社の戦略効果もあって結婚には結婚指輪という意識が定着していったようです。

結婚指輪は左手の薬指に|その意味とは

結婚指輪は左手の薬指に|その意味とは

結婚指輪を左手の薬指に入れるようになった由来は古代ギリシャ時代にまでさかのぼります。当時、人の心臓は心と繋がっていて、特別な左手の薬指は心臓と1本の血管で繋がっているとされていました。そのため、結婚の際にはふたりの心をつなぐという意味を込めて左手の薬指に結婚指輪を入れるようになりました。結婚指輪はふたりの愛の証です。

その指輪を心に繋がっているとされる左手の薬指に入れるという考えはとてもロマンティックですね。また、日本においては結婚している印となっていますし、左手の薬指は使用頻度が比較的低く、指輪が抜けにくい場所でもあります。結婚指輪を日常的に付ける指として定着したことにも頷けます。

結婚指輪の意味と由来

結婚指輪の意味と由来

結婚指輪と婚約指輪では、婚約指輪の歴史が古いとされています。古代エジプトでは、婚約指輪は契約の意味を持ち、鉄製のものが一般的でした。次第に貴族を中心に金の指輪を使うことが広まります。結婚指輪は11世紀頃にキリスト教の普及とともに教会式において祝福を与えられるようになります。結婚指輪は切れ目のない円を描いています。これは、「永遠(エタニティ)」を表し、愛が決して途切れることのないようにとの意味が込められています。

婚約指輪が男性から女性に贈られるものであるのに対して、結婚指輪はお互いに贈り合い身に付けるペアリングです。結婚指輪はふたりの愛の証であり、結婚している印でもあります。愛情を象徴するとされる左手の薬指に指輪を入れることで、自分の愛情と誠実さ、貞操をもって互いに愛を誓うという意味を持つと言われています。

それぞれの指に込められた想い

それぞれの指に込められた想い

指輪を入れる指は、1本1本で異なる意味を持っています。国によっても意味が異なります。元来、指輪は1本の指に入れられていましたが、ファッション性なども伴って様々な指へ、それぞれに入れて華やかに手元を飾った時代もありました。指輪を入れる指によって象徴する物事が決まってきたのは、17~18世紀頃のヨーロッパにおいてだといわれています。ここでは、左右合わせて日本での10本の指、それぞれが持つ意味についてご紹介します。

親指

親指に入れる指輪は「サムリング」と呼ばれています。「サム」とは英語で親指。右手なら、目標達成のための力が得られ、リーダーシップを持つとされています。左手なら、信念や愛を貫いて自分の思いを実現させるという意味を持ちます。

人差し指

人差し指に入れる指輪は「インデックスリング」と呼ばれています。人差し指という名の通り、方向などを指し示す指に入れるリングであり、指針という意味を持っています。右手なら集中力や行動力を高めてくれると言われ、左手なら積極性を司るといわれていています。

中指

中指に入れる指輪は「ミドルフィンガーリング」と呼ばれています。右手なら邪気を払って身を守るとされていて、左手なら協調性や直感を高める意味を持つとされています。

薬指

薬指に入れる指輪は「アニバーサリーリング」と呼ばれています。右手なら直感力が高まり、左手なら愛の絆を深めるという意味を持っています。

小指

小指に入れる指輪は「ピンキーリング」と呼ばれています。右手なら自分自身を表現する力を高め、魅力アップにふさわしいとされ、左手ならチャンスを呼び込んで掴むという意味を持つとされています。

婚約指輪はどこに嵌めてもOK

婚約指輪はどこに嵌めてもOK

結婚してから付ける結婚指輪に対して、もらったらすぐ付けることのできる婚約指輪。婚約指輪といえば左手の薬指に入れるというイメージがありますが、実はどの指に入れるかについての決まりはありません。それぞれの指が持つ意味を考えてから、自分なりに婚約指輪を入れる指を決めたり、変えてみたりすると自分らしい主張ができそうですね。

エンゲージカバーセレモニーが人気

エンゲージカバーセレモニーが人気

結婚式で交換する指輪は結婚指輪ですが、結婚式や披露宴で婚約指輪も付けたいと思っている人が多いようです。婚約指輪は結婚指輪に比べると大勢の目に触れる機会が少ないという人が多いため、結婚式ではぜひ付けたいという気持ちがあるようです。結婚指輪も婚約指輪も左手の薬指に入れるのが一般的であり、指輪交換までは結婚指輪は付けません。そのため、結婚式では右手の薬指に入れておいて、披露宴で左手の薬指に入れ替えるというケースが多くありました。しかし慌ただしい時間の中での指輪の入れ替えは、面倒に感じたり、紛失が心配だったりするために、結婚式で婚約指輪を付けることを迷う人も多かったようです。

このような悩みを解決し、ドラマチックに婚約指輪を結婚式で登場させる演出としてエンゲージカバーセレモニーが人気です。これは、ふたりの愛の誓いを封印するという意味を込めて、結婚指輪の上から婚約指輪を入れるというセレモニーです。結婚指輪の交換が終わったら新郎が婚約指輪を取って新婦の左手薬指に入れるという流れが多いようです。結婚指輪と婚約指輪の重ね付けとなるため手元がとても華やかになります。結婚式後に披露宴を続けて行う場合には、結婚式で交換した指輪を付けたまま披露宴に出ます。エンゲージカバーセレモニー人気もあってか、重ね付けできる婚約指輪と結婚指輪のセットにも人気が高まっているようです。

結婚式当日の指輪交換の流れ

結婚式当日の指輪交換の流れ

結婚式当日、結婚指輪は挙式の指輪交換まで付けることはありません。婚約指輪も同様です。一般的には挙式で指輪の交換を行う瞬間まで、ふたりとも指輪は全く付けていない状態です。結婚指輪はリングピローなどに載せた状態で用意しておきます。演出によってはリングボーイやリングガールが挙式中にふたりの元へ結婚指輪を届けてくれることも♪

指輪交換のタイミングに合わせて新郎新婦はお互いに向かい合い、まずは新郎が新婦の結婚指輪を取って、新婦の左手薬指に指輪を入れます。次に、新婦が新郎の結婚指輪を取って、新郎の左手薬指に指輪を入れます。人前式では交換した指輪をゲストに披露する演出も行います。

結婚指輪を薬指に嵌めると既婚者の印として認識される

結婚指輪も婚約指輪も左手の薬指に入れることが定着しています。婚約指輪を贈るときや結婚式のセレモニーなどでいきなり左手の薬指以外の指に入れてしまうと、間違えたのかと思われてしまうことも。特に婚約指輪の場合には、左手の薬指に入れてもらうことを期待している場合もあります。定番の指とは異なる指に入れる場合には、ふたりの間での合意やゲストへ説明を入れる配慮が必要です。

日本では既婚者の印として認識されている左手の薬指の結婚指輪。婚約指輪は省略しても結婚の印として結婚指輪だけは贈るというケースもあります。結婚指輪は冠婚葬祭時にも付けることのできるアクセサリーのひとつですので、TPOを考えると、冠婚葬祭時には左手の薬指に入れておくのが無難です。