
つまみ細工のブーケや髪飾りは和装にも洋装にも合う?
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一時期、結婚式といえばウエディングドレスを着て教会で、というのが第一選択でした。和装での結婚式が減り、ほとんどの花嫁は洋装でした。しかし、最近ではまた和装での結婚式を行うカップルが増えてきています。
和装での結婚式に合うアイテムもいろいろありますが、注目されているのがつまみ細工というものです。
- 目次
つまみ細工とは?和装婚で使えるアイテム
つまみ細工というのは日本の伝統工芸で、江戸時代から伝わるものです。どんなものかというと布を小さな正方形に切って折り畳み、その組み合わせによっていろんな形(花びら)を作る技法です。
出来上がったものを見ると、かなり難しいのではないか、職人でないとできないものではないかと思いますが、実は思ったよりも簡単で手作り初心者にはぴったりのものなのです。
つまみ細工を始めるにあたり、そろえる道具、材料はいたってシンプルです。そして安価で用意できるのも魅力です。生地はちりめんを使うので高価なのではと心配になりますが、最近ではつまみ細工用にあらかじめ小さくカットされたものが販売されており、その値段はとてもリーズナブルです。
小さくカットするのが面倒だという人は、つまみ細工用の生地を購入すればいいでしょう。すぐにつまみ細工が始められるようなセット(カット済み生地、ピンセット、パール、ペップなど)もあるのでおすすめです。
最初は上手に形がとれないかもしれませんが、1つ1つ折り畳んでいくうちに上手になっていきます。
折り畳んでボンドで貼るだけなので縫い物をする必要もなく、「不器用だから無理」と諦めることはありません。誰でもできるので結婚式で使うアイテムを作ってしまう人はたくさんいます。いきなり大作を作るのではなく、髪飾りから始めてみると良いでしょう。
和装での結婚式では、髪飾りやボールブーケをつまみ細工で手作りする人が多いです。
▽つまみ細工を活かした和装フォトはこちら
基本のつまみを知っておこう
基本のつまみ細工とは、丸つまみと剣つまみがあります。丸つまみとは花びらの先が丸くなっているものです。
梅の花や桜の花は、丸つまみを5つ作るとリアルな花ができます。花弁は6枚~7枚くらいまでがきれいに収まる範囲です。花びらを多くしてもうまく花の形になりませんので注意してください。
もう一つが剣つまみです。剣つまみとは、花びらの先がとがっている形のものです。ダリアなどの花びらをイメージすると良いでしょう。剣つまみで1つの花を作るには、7~8枚の花びらが必要になります。つまんだ花びらの下端を切る角度によって、花びらの傾きが変わるので、それぞれ花の表情が違って見えます。
基本的に、この2つの方法で花を作っていきます。
花の中心部につける花芯は、ペップと言われるものや半球のパールなどがあります。全くの初心者がいきなり結婚式で使う髪飾りを作るとか、ボールブーケを作るのは大変なので、まずは丸つまみと剣つまみを確実にマスターするよう練習すると良いです。
小さな布を何度も折り畳む作業になるので、大変細かく、根気がいる作業になります。自分の結婚式で使う髪飾りやブーケをつまみ細工で作りたいのであれば、練習を重ねてきれいな花を作れるようにしておきましょう。
細かい作業ではありますが簡単なので、慣れると誰でもきれいな花が作れるようになれます。
次は応用編