結婚式の前撮りで後悔しないために！メリットや費用、準備のポイント

スタジオと屋外、どちらを選ぶべき？

前撮り写真はフォトスタジオでの撮影と屋外での撮影の、2つのシチュエーションから選ぶことが可能です。マイナビウエディングの調査によると、約54％がフォトスタジオ、約46％が屋外での撮影を選んでいます。フォトスタジオでの撮影がやや多いですが、どちらも人気が高いことがわかりますね。

フォトスタジオは撮影をするための設備が整っていますから、気候などの条件に左右されることなく、常にベストコンディションで撮影できます。真夏の和装、真冬に肌の露出が多いドレスを着て、屋外で撮影するのは負担がかかりますね。フォトスタジオなら、オールシーズン好きな衣装で撮影できますし、雨の心配も不要です。

一方、屋外での撮影は、選んだ場所の魅力をふんだんに取り入れることができます。和装なら神社仏閣で撮影すると、和の風情が際立ちます。森の中など緑の多い場所、海辺、レトロな洋館……。好きなロケーションを選べば、より自分たちらしい写真が仕上がることでしょう。
桜が満開の春、紅葉が美しい秋、イルミネーションが輝く冬の夜など、もっとも効果的なシチュエーションを選んで撮影すれば、一生の記念になることでしょう。

結婚式会場の庭園やゲストハウスなどで撮影するケースも多く、このような場合は結婚式のプランに組み込まれているのが一般的です。また初めてデートをした場所や、初めて二人で旅行に出かけた場所など、思い出の場所で撮影するカップルも少なくありません。

旅行を兼ねて沖縄やハワイ、北海道などのリゾート地や、京都などの人気の観光地も、人気の高いロケーションです。

衣装は何を選ぶべき？

撮影で重要なアイテムとなるのが、花嫁衣装です。ゼクシィの調査によると、最も人気なのが和装です。約58％が色打ち掛けを、約29％が白無垢と、多くの花嫁が和装を選んでいます。特に屋内のフォトスタジオでの撮影では汚すリスクが少ないので、白無垢の人気が高いとのことです。

和装は着付けに時間がかかりますし、レンタル費用も高め。結婚式ではウェディングドレスを着用するケースが多いこともあり、時間をたっぷり取れる前撮りでは、日本女性の憧れである和装を選ぶ花嫁が目立ちます。

では、撮影では何着の衣装を着るのが一般的なのでしょうか。ゼクシィの調査によると、フォトスタジオでの撮影は平均で2着、屋外での撮影は平均で1.7着でした。
屋外では着替える場所を確保するのが難しいですから、1着で撮影する人が57.2％と最多です。しかしフォトスタジオで撮影する場合は、着替え専用の部屋が設けられていますから、複数の衣装を着用する人が多く、1着のみの撮影は37.4％。60％以上の花嫁が2着以上を着用して撮影しています。

これに対して新郎の平均は約1.5着。1着のみが最も多く、花嫁衣装に合わせて和装の場合は紋付き袴、ウェディングドレスの場合はタキシードを選ぶケースがほとんどです。